ラマダン期間中のテロの注意及び、当館開館時間の変更等について

○当国は、5月17日(木)又は18日(金)から約1か月間、ラマダン(断食月)期間となる予定です。この期間中およびその前後は、多くのテロ事件が発生しています。

○最新情報の入手に努め、テロの標的となりやすい場所には出来るだけ近づかないようにして下さい。

ラマダン期間中には、当館開館時間が変更となります。

1 5月17日(木)又は18日(金)から約1ヶ月、当国はラマダン月(断食月)に入ります。(正確な開始日は直前に発表されます。)この期間中の領事窓口受付時間は、9:00から12:30、13:30〜15:00に変更となります。(査証受付・交付時間はこれとは異なるので当館ホームページを参照して下さい)また、ラマダン(断食月)期間が終了すると、イード(Eid−ul−Fitr)休暇となり、当館も休館します。

2 テロ等に関する注意事項

  パキスタン国内においては、テロ攻撃が発生しており、外国人等もテロ等のターゲットになる可能性は常に存在しております。また、多くの外国人が利用するホテルや商業施設における脅威情報も引き続き散見されています。

  また、ラマダン月は、イスラム教においては重要な行事の一つであり、過去にも多くのテロ事件が発生しているため、この期間中も引き続きテロ等の発生に警戒する必要があります。以下の注意点を参考に安全に配慮した行動をお願いいたします。

(1) 当地の各種報道等より最新の安全情報を入手するようにし、安全な行動を心掛ける。

(2) 攻撃の標的となりやすい場所(宗教関連施設、政府機関、軍・警察等治安当局施設(含む車両、検問所等)、報道機関)には出来るだけ近づかないようにし、その他の場所(外国資本等のホテルやファースト・フード店、欧米関連施設、国連関係機関、公共交通機関、レストランやマーケット等)での用事についても、短時間で効率的に行なうように心掛け、常に周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知した場合には、速やかにその場から離れるようにする。

(3)宗教行事や集会が行われている場所には、決して近づかない。

(4)移動途中等に集会やデモ等に遭遇した場合には、速やかにその場から離れる。

※【広域情報】ラマダン月のテロについての注意喚起:詳細は以下のリンク先をご確認ください。

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2018C069.html

3 自動車運転の際の注意

 ラマダン期間中、イスラム教徒は一部の人々(妊婦、疾病者、子供等)を除いて、日の出から日没までの間、一切の飲食を絶ちます。ラマダン期間中の夕方頃はイフタール(日没後にとる食事)のため、家路を急ぐあまり車のスピードの出し過ぎ、注意力の散漫等が相まって、交通事故が多発する傾向にあります。更に、交通事故が発生した場合、双方の運転手はもとより、野次馬までもが異常な興奮状態に陥り、過去には集団で交通事故の当事者に暴行を加えて死傷事件に発展したケースもありました。

そのため、自動車を運転する際は、車間距離を十分にとり、細心の注意を払い運転することはもちろん、普段以上に他車の動きにも気を配ることが大切です。また、運転手を雇用している方は、運転手の精神状態、仕草、様子をよく観察し、興奮している場合には諫める必要があります。

4 一般犯罪に対する注意

 ラマダン期間中は、テロ事件の他、一般犯罪も増加する傾向にあります。車両盗難、車上荒らし、押込強盗、路上強盗、窃盗等一般犯罪の増加が予測されることから、普段よりも防犯対策に意識を向け、一般犯罪被害に遭わないようご注意ください。

マーケットなどに車両を駐車する場合は、窓を閉めた上、必ず施錠するよう注意してください。運転手を雇用している方は、運転手に車両を監視するよう指導することをお勧めします。近年、市内においても、車両盗難や車上荒らしが発生していますので、車両を離れる際は貴重品を車内に置かず、施錠を徹底するよう心掛けてください。

また、旅行等で長期不在となる場合、現金や貴重品の管理には十分に注意し、玄関、窓ガラス、各部屋の施錠を確実に行うよう留意してください。使用人を雇用している方は、いかなる理由があっても、見知らぬ第三者を勝手に住居内に立ち入らせないよう指導することをお勧めします。

5 なお、上記注意点以外にも、当地で安全に滞在するための参考となる情報が以下のウェブサイトに掲載されておりますので、そちらもあわせてご確認下さい。

○ 当館ウェブサイト:

http://www.pk.emb-japan.go.jp/indexjp.htm

○ 外務省海外安全情報ウェブサイト(パキスタン):

http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo.asp?id=011#header

○ 在留届及び「たびレジ」への登録のお願い

 海外渡航前には、万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにし

てください。3か月以上滞在する方は、緊急事態に備え、必ず在留届を提出してください。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html

 また、3か月未満の旅行や出張などの際には、海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。(詳細はhttps://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/# 参照)

○ 緊急時の連絡先:051−9072500(在パキスタン日本国大使館)