シドニーにおけるテロ計画摘発(注意喚起)

ポイント

●7月29日(土)、シドニーで航空機に手製爆弾を持ち込もうとテロを計画していた4名がシドニー郊外で逮捕されました。

●オーストラリア政府のテロ警戒レベルは上から3番目の「Probable(起こりそうである)」のまま維持されており、連邦・各州当局は、大規模なスポーツイベント、コンサート等における警戒レベルを見直しています。混雑した場所はテロの標的となりやすいことを認識してください。

シドニー空港を始め、全豪各地の空港における警備は強化されています。空港ではセキュリティチェックに時間を要しているなど、時間の余裕をもった行動が必要です。

1.7月29日(土)、シドニー郊外のSurry Hills、Lakembra、Punchbowl、Wiley Parkにおいて、NSW州合同テロ対策部門により捜索が行われ、4名が逮捕されました。

 報道によれば、4人はレバノン系市民でオーストラリアとの二重国籍を有し、一部の者は血縁関係にあり、被疑者らは航空機に手製爆弾を精肉器材の中に隠して持ち込むことを企図していたとのことです。

2.オーストラリア政府のテロ警戒レベルは上から3番目の「Probable(起こりそうである)」のまま維持されていますが、連邦・各州当局は、世界各地のテロ発生状況を踏まえ、大規模なスポーツイベント、コンサート等における警戒レベルを見直しています。イスラム過激派組織ISIL (イラク・レバントのイスラム国)は過去にオーストラリア各地の観光名所を標的とするテロの呼びかけを行ったこともあり、人混みなどテロの標的となりやすい場所(※)を訪れる際は、周囲の状況に注意を払い、不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れる、できるだけ滞在時間を短くする等の注意に加え、その場の状況に応じた安全確保に十分注意を払ってください。

※ 以下の場所がテロの標的となりやすいことを十分認識してください。

観光施設、観光地周辺の道路、記念日・祝祭日等のイベント会場、レストラン、ホテル、ショッピングモール、スーパーマーケット、ナイトクラブ、映画館など人が多く集まる施設、教会・モスク等宗教関係施設、公共交通機関、政府関連施設(特に軍、警察、治安関係施設)など。

3.オーストラリアの主要空港で警備が強化されています。空港を利用される際はセキュリティチェックに時間を要すること等勘案し、ゆとりを持った旅行計画をたててください。

4.家族や友人、職場等とすぐ連絡が取れるよう、連絡体制の保持に努め、旅行に出かける際には可能であれば家族等に日程を共有したり「たびレジ」に登録するなど、不測の事態に備え、万が一テロに遭遇してしまった場合には、警察官等の指示をよく聞き冷静に行動するように努めてください。

【テロなどの犯罪事件に巻き込まれる可能性を下げるポイント】

(1)情報収集によって危険な場所や時間帯をなるべく避ける。

(2)直接の標的とならないよう目立たない。

(3)周囲に大きな荷物や不自然に厚着をしている人物がいないか注意を払う。

【爆弾、銃器を用いたテロに遭遇した場合の対処】

(1)銃撃・爆発事件に遭遇してもパニックに陥らず、その場に伏せる、または頑丈なものの陰に隠れる。

(2)周囲を確認し、可能であれば低い姿勢を保ちつつ、速やかに離れる。

(3)建物の下敷きになった場合、体力の温存を心掛け、パイプなどを叩いて居場所を伝える。

おことわり

このお知らせは、在ブリスベン日本国総領事館ケアンズ領事事務所へ提出していただいた在留届、または「たびレジ」に登録されたメールアドレスをもとにお送りしています。

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