マタツ(乗り合い小型バス)利用中のスリ被害が発生

7月下旬、日本人がマタツに乗車中にスリ被害に遭いました。その手口はこれまでにも度々報告されているものであることから、あらためて注意喚起するものです。

今回被害に遭った日本人は「ノーザンバイパス」の「マタツ乗り場」から乗車するやいなや、周囲の乗客から「最前列の助手席」に座るよう誘導されます。マタツの最前列は運転手を含めて3人が着席できますが、中央の席はすでに埋まっており、この日本人は背負っていたリュックを前に抱えた上で左側の席に座りました。

 するとしばらくして中央席の人物が新聞を大きく広げ、日本人の手元を覆い隠すような状態になりました。さらにその後、後席の乗客から「天井の内張が外れかかっているから、手で押し上げてくれ」と言われたことから、リュックを保持していない方の手で天井面を押さえるも、後席の人物は「押し上げる部分」を度々変えては、日本人にその部分を押し上げるように指示しました。

 しばらくすると、今度は運転手が「車が危険な状態になったので全員下車するよう」言うとともに、周囲の乗客がこの日本人の肩を押して車外に押し出し、そのまま残りの乗客と共にマタツは走り去ったとのことです。

日本人はこの段階でリュックの中から現金等が無くなっていることに気付くのですが、一連の流れの中で中央席の人物が窃取したものと考えられます。

 今回同様の事件はこれまでにも複数回報告されており、被害者の注意をそらす方法としては「助手席側のドアミラーの角度を調整して欲しい。」や、「ドアの閉まり具合を確認して欲しい。」等がありますが、いずれの被害者も「最前列の助手席」に着席したことで被害に遭っています。被害に遭わないためには「マタツを利用しない」ことが一番ですが、それでも利用せざるを得ない場合には、最低限「最前列の助手席には座らない」ことに留意してください。

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