●７月１４日、マーシャル保健・福祉省は、これまで５歳以上としていた新型コロナウィルスワクチンの初回接種対象を生後６ヶ月以上４歳以下までに拡大することとし、緊急使用許可の対象となるモデルナ社製及びファイザー・ビオンテック社製ワクチンの接種を７月１８日から開始するとの勧告を報道発表しました。
●本文は、以下ＵＲＬ（マーシャル保健・福祉省Facebook）からご確認ください。
https://www.facebook.com/photo?fbid=411108941046716&set=pcb.411110357713241
１ 今次勧告の経緯概要
（１）６月１７日、米食品医薬品局（ＦＤＡ）は、子供の新型コロナウイルスへの感染を防ぐため、モデルナ及びファイザー・ビオンテック社製ワクチンの緊急使用許可対象年齢の生後６ヶ月以上の子供への引き下げを承認した旨発表した。６月２０日、マーシャル政府新型コロナウイルスワクチンタスクフォースは、このＦＤＡ勧告をマーシャル国内に適用することを承認した。
（２）ＦＤＡは、モデルナ社製ワクチンの緊急使用許可年齢を生後６ヶ月以上１７歳以下とする改正を行った。これまで同ワクチンは、１８歳以上の者への使用が承認されていた。
（３）ＦＤＡは、ファイザー・ビオンテック社製ワクチンの緊急使用許可年齢を生後６ヶ月以上４歳以下とする改正を行った。これまで同ワクチンは、５歳以上の者への使用が承認されていた。
２ 具体的ワクチン接種の態様
（１）６ヶ月以上４歳以下の者に対するモデルナ社製ワクチン初回接種
４〜８週間の間隔での２回接種。
（２）６ヶ月以上４歳以下の者に対するファイザー・ビオンテック社製ワクチン初回接種
３回接種（２回目は１回目の３〜８週後に接種。３回目は２回目の８週後に接種。）。
（３）初回接種の最終接種日から２週間が経過した者は完全接種者となる。現時点では、６ヶ月以上４歳以下の者に対する追加接種（ブースター）は推奨されない。
（４）モデルナ社製とファイザー・ビオテック社製ワクチンの混合接種は、生後６ヶ月以上４歳以下の者への初回接種では推奨されない。
３ 保護者への重要事項
（１）ＦＤＡは、製造業者（製薬会社）から提供されたデータを検討し、製品の安全性及び有効性を積極的かつ詳細に評価した上でこれらの承認を行っている。
（２）さらに、マーシャル保健・福祉省の医療関係スタッフが、米国疾病予防管理センター（ＣＤＣ）から提供されたワクチンの安全性及び管理に関する研修を修了している。加えて、今回の対象者への接種を展開していくのに十分な在庫を国内保有している。
（３）マジュロでのワクチン接種は７月１８日（月）から開始され、最初はマジュロ病院予防接種クリニックでのみ接種可能となるが、コミュニティでの接種施設が間もなく開設される。イバイ島では、７月２５日から同様の接種が開始される。
（４）父母等保護者には、書面による同意が求められ、また子供が接種を受ける際に同席が求められる。
（５）マジュロ及びイバイ島には、ワクチンを安全に保管する為に必要なコールドチェーン機材を有しており、離島での展開はこれら機材が利用可能となった後で行われる予定。
（６）今回対象となった年齢層の子供を持つ全ての親は、子供にワクチンの初回接種を完了させることが強く推奨される。子供は新型コロナウイルスに感染し、（死に至らしめる可能性のある）重篤な症状及び長期的な合併症に苦しむ可能性がある。更に、子供はコミュニティ内に広く感染を起こす可能性がある。
（７）全ての者にＣＤＣ、ＦＤＡ、世界保健機関（ＷＨＯ）等の信用できる機関等からコロナウイルスワクチンに関する情報を得ることを推奨する。
（８）マーシャルでは、今や生後６ヶ月以上の者がワクチンを接種できる。
（９）ブースター接種が適格である全ての者については、ブースター接種を強く推奨する。
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在マーシャル日本国大使館
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