クロアチア国内初のサル痘ウイルス感染者の確認

クロアチア国内で、サル痘ウイルス感染者が初めて確認されました。

○報道によると、23日夕方、PCR検査を受診した男性がサル痘ウイルスに感染していることが判明しました。男性の症状は軽く、現在は入院せずに自宅隔離されています。男性は、これまでにイタリアとスペインに滞在していました。

○サル痘について

(1)概要

サル痘はリスなどのげっ歯類が自然宿主として考えられ、天然痘同様の症状を伴う急性発疹性疾患です。従来、アフリカに発生する風土病であり、2022年1月以降、カメルーン中央アフリカコンゴ共和国コンゴ民主共和国、ガーナ、ナイジェリアにおいて症例が報告されています。また、2022年5月以降、従前のサル痘流行国への海外渡航歴のないサル痘患者が欧州、米国、中南米等で報告されています。

(2)症状

潜伏期間は5〜21日(通常は6〜13日)、致死率は数%〜10%と報告されています。初期症状は、発熱、悪寒、背中の痛み、筋肉痛、リンパ節の腫れ等であり、発熱後1〜3日で特徴的な発疹が顔や四肢に現れ、口の中や性器、目にも発疹が現れることがあります。臨床的には天然痘と区別が困難です。

(3)予防法

サル痘の流行地では以下のような感染予防対策を心がけ、感染が疑われる場合には、直ちに医師の診察を受けてください。

●症状のある人の飛沫・体液等との接触を避ける。

●石けんと水、またはアルコールベースの消毒剤を使用した手指衛生を行う。有症状者が使用した服、寝具、タオル、食器等に触れる際は特に手指衛生に気をつける。

●サル痘を保有する可能性のあるげっ歯類等のほ乳類(死体を含む。)との接触を避け、野生の狩猟肉(ブッシュミート)を食べたり扱ったりすることを控える。

●イベント等、大勢の集まりに参加する場合は、人と適度な距離を取ること。

【参考】

厚生労働省ホームページ(サル痘について)

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/monkeypox_00001.html

●外務省ホームページ(サル痘の発生状況(サル痘を風土病としない複数国での発生)(その6))

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2022C054.html

●WHOホームページ(Disease Outbreak New)

https://www.who.int/emergencies/disease-outbreak-news

【問い合わせ先】

クロアチア日本国大使館 領事班

住所:Boskoviceva 2, 10000 Zagreb, Croatia

電話:+385-(0)1-4870-650

ファックス:+385-(0)1-4667-334

メール:consul@zr.mofa.go.jp

ホームページ:https://www.hr.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

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