ギリシャでのサル痘感染者の確認

1 ギリシャ保健機関は、6月10日、ギリシャで初めてサル痘の感染症例が確認されたと発表しました。

●サル痘が疑われていた男性1名について、テサロニキ大学医学部微生物研究所の分析により、感染が確定された。

●西アフリカ系(West African clade)のサル痘ウイルスが確認された。

●感染者は、59歳男性で、最近、ポルトガルへの渡航歴あり。

アテネアンドレアス・シングロス病院にて隔離・入院治療中で、様態は安定。

●濃厚接触者等のトラッキングが行われている。

2 ギリシャ保健機関によれば、サル痘に対する現在有効な予防法としては、石けんやアルコールベースの消毒剤を使用した手指衛生を行うこと、人と適度な距離を取ること、症状のある者やサル痘を有する可能性のあるげっ歯類等のほ乳類との接触を避けること、症状のある者と食器・タオル・洋服等を共有しないこと、死んだ動物を含む野生動物に近づかないこと、肉をよく調理すること、等が推奨されています。

3 なお、ギリシャ保健機関によれば、一般の人々へのリスクは低いとされていますが、もし感染した場合は、軽症の場合は自宅隔離もあり得るが、医師の判断が必要で、完治するまで医師の監視が必要であるとしています。また、濃厚接触者やその他接触者は、症状がない限り、最後の接触から21日間の間、自身の健康状態を注視し、特に濃厚接触者は他人の身体との濃厚接触を避けるよう推奨しています。

4 ギリシャに滞在されている皆様におかれては、最新の情報を入手するとともに、引き続き感染予防にご留意ください。また、日本の厚生労働省や外務省もサル痘に関する情報を発出していますので、こちらも参考になさってください。

厚生労働省サイト

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/monkeypox_00001.html

●外務省サイト

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2022C052.html

ギリシャ日本国大使館(領事部)

Embassy of Japan in Greece

46, Ethnikis Antistasseos St. , 152 31 Halandri

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