【注意喚起】バンコクやパタヤ等における日本人を狙った寸借・送金詐欺被害や抱きつきスリ被害の多発について

最近、バンコクの繁華街を中心に、女性(又は女装した男性)から、「所持金をなくしたのでお金を貸してほしい」などと声をかけられて現金をだまし取られる寸借・送金詐欺被害や、歩行中に女装した男性に抱き着かれ、その際に身に着けていたネックレスなどの貴重品を奪われる抱きつきスリ被害(いずれも夜間帯に日本人男性が被害)が多発しています。

見知らぬ人から通りで声をかけられた場合には、詐欺の可能性を疑って、安易に発言を信用しないよう、十分ご注意ください。

1 寸借・送金詐欺被害

・5月までに、首都バンコクのトンロー地区、スクンビット通り沿い、シーロム地区、サートーン地区において、シンガポールやマレーシア等からの旅行者を名乗る女性(又は女装した男性)が、日本人男性に英語や片言の日本語で声をかけ、お金をだまし取る詐欺事案が複数報告されています。

・具体的な手口の一例は、「○○からバンコクへの移動中、財布や旅券をなくして困っている、お金を貸して欲しい、旅券の再発行代等を含め、5万バーツ貸して欲しい、自分の銀行から、借用した現金をあなたの口座に振り込むので、口座番号を教えて欲しい」などと声をかけ、現金をATMで引き出させる、自身の口座へ振り込ませる等させ、お金をだまし取るものです。

・また、犯人は被害者を信用させるために、連絡先や通信アプリ「LINE」を交換する、自身の通帳を見せるなどしますが、現金を得た後も、「さらに現金が必要である」等と繰り返し送金を要求してくることもあります。

・この犯罪手口は数年前から発生していますが、新型コロナ関連規制の緩和に伴い、最近、大使館に被害相談が多く寄せられています。

2 抱きつきスリ被害

・5月に、アソーク地区において、日本人男性が夜間に歩いていたところ、女装した男性に抱き着かれ、身に着けていたネックレスや財布が奪われる窃盗被害も複数報告されています。

・4月に犯人が逮捕されたとの報道もあるものの、5月に入ってからも被害相談が複数寄せられています。また、パタヤなどの観光地でも同様の被害が発生しています。

(問い合わせ先)

○在タイ日本国大使館領事部

電話:(66-2)207-8500、696-3000

FAX:(66-2)207-8511

所在地: 177 Witthayu Road, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330

(ウィタユ通り、ルンピニー警察署とMRTルンピニー駅のほぼ中間)

◎在留届を提出されている方は、記載事項変更(転居等による住所変更・携帯電話番号やemailアドレスの追加・変更等)、または帰国・転出等があれば必ずお知らせください。

◎在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は、外務省海外旅行登録(「たびレジ」)を、ぜひ活用してください。登録者は、滞在先の最新の渡航情報や緊急事態発生時の連絡メール、また、いざという時の緊急連絡の受け取りが可能です。

・たびレジ:https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html

・たびレジ簡易登録をされた方でメールの配信を停止したい方は、以下のURLから停止手続きをお願いいたします。

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delete

◎緊急事態が発生した際、携帯電話のショートメッセージサービス(SMS)を利用し、在留届や「たびレジ」に登録のあった携帯電話番号に当館より関連情報を送信したり、返信を求める事により安否確認を行う場合があります。本システムでは、原則タイの国番号(+66)を使用し、メッセージは半角英数字(ローマ字)で送信します。

・運用開始について:http://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/pdf/sms_kh.pdf

・よくあるご質問:http://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/pdf/sms_qa.pdf