邦人被害(乗車中の強盗事件の発生)

以下のとおり、邦人が被害者となる強盗事件が発生しましたので、お知らせします。

1 発生日時

 5月12日(木)午前8時過ぎ

2 発生場所

 サンパウロ市アクリマサン地区バチスタ・カエタノ通り34付近(Rua Batista Caetano)の車道(アクリマサン公園近辺)

3 事件概要

 被害者(30代、男性駐在員)が上記地点で渋滞のため、一方通行二車線の右側に停車していたところ、突然助手席側の窓ガラスが破壊され、そこから身を乗り入れた賊により、エアコン部分に付けた車載ホルダー設置のiPhoneを強奪された。窓ガラスには防犯フィルムを使用していたものの、一発の衝撃で人が身を乗り入れられる程大きく破壊されており、数秒の犯行であった。

 なお、被害地点の5メートル程先の道路脇に男(20代、横にフードデリバリー用バッグの様なものを置いていた)が座っており、被害者が通り過ぎる際に男に目を向けたところ、「eu so estava ajudando(自分はただ手伝っていただけだ)」との発言があったとのことで、その男も賊の仲間であった可能性がある。

 被害者に人的被害はなし。

4 被害品

 車両の窓ガラス破損、スマートフォン(iPhone)

5 防犯対策

(1)スマートフォン、特にiPhoneは当地では高級品であるため、これらを標的とした強盗事件が多く発生しています。屋外では、スマートフォンを人目につく形で所持することや、使用することはできる限り避けてください。

(2)車内でスマートフォンをナビ代わりに使用する場合、なるべく目立たないよう、窓の外から見えにくい位置、窓から手の届きにくい位置に置く等、できるかぎり工夫してください。

(3)乗車中の強盗被害の多くは、信号や渋滞等で車両が停車している時に発生します。乗車時、特に停車中は、常に警戒心を維持し、時折周囲の状況を確認する等して、警戒している様子を顕示してください。

(4)異変を察知した際に身動きが取れるよう、停車する際には十分な車間距離をとってください。

(5)フードデリバリーの配達員を装った者が犯人像として目撃されることが多くありますので、周囲にいる場合には、十分にその動向に注意してください。

(6)万が一事件に巻き込まれた場合は、抵抗を試みると命の危険もあることから、逃走や抵抗、またはそれと誤解される素早い動きは絶対にしないでください。

【問い合わせ先】

 在サンパウロ日本国総領事館 領事部

  電 話  (55-11)3254-0100

  メール  cgjassist@sp.mofa.go.jp

※「たびレジ」簡易登録された方でメール配信を停止したい方は、以下のURLから停止手続きをお願い致します。

  https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delite

※ ご帰国、他国に転居等されておられ、帰国(転居)届がお済みでない場合は、誠に恐れ入りますが、以下のとおり手続きをお願いします。

<帰国>

 紙で在留届を提出された方は、当館にFAX・メール等で帰国届を提出して下さい。

 ORRnetを利用されている方は以下のURLから手続きをお願いします。

  https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html

<転居>

 最寄りの在外公館に紙で提出するかORRnetを利用して在留届の提出をお願いします。

 ※ 災害や騒乱等が発生した際、ご家族、ご友人、同僚を守るため、一人でも多くの方に安全対策に関する情報が届くよう、在留届(3ヶ月以上の滞在)の届出、又はたびレジ(3ヶ月未満の滞在)の登録を、お知り合いの方や出張者・旅行者にご案内いただけますようお願いいたします。