大使館からのお知らせ(燃料不足問題に絡む注意喚起)

【ポイント】

●ナイジェリア国内では、燃料不足の問題が深刻化しています。

●今後、停電やこれに起因する通信障害等が発生する可能性があるほか、物価の高騰、抗議活動や暴動の発生による治安の悪化なども懸念されます。

●既に各地の給油所では長蛇の列ができており、燃料が容易に手に入らない状況が続いているほか、粗悪品が高値で売買されている様子も見られています。

【本文】

1.先週、ナイジェリア国内で基準を超えるメタノールが混入されたガソリンが流通していること判明し政府がこれを回収すると発表したことなどに端を発して燃料不足の問題が浮上し、今週になっても問題は解決せずに深刻化しています。

2.燃料不足問題は、停電やこれに起因する通信障害、物価の高騰等を引き起こす可能性があります。また、こうした問題に起因してひとたび抗議活動や暴動が発生するとこれが全国的に広がり、治安機関との武力衝突に繋がることもあります。

3.アブジャラゴスなどでは、給油所に長蛇の列ができており、燃料が容易に手に入らない状況が続いているほか、給油所の直近などではポリタンクなどに入れられた粗悪なガソリンが高値で取引されている様子や、出入口付近での割り込み行為や口論なども見られています。

4.皆様には、報道等から最新情報の把握に努めていただくほか、以下の点に留意願います。

○混雑する給油所付近では、割り込み行為等に端を発したけんか口論が発生する危険があるので、こうした場所には近づかない。

○当面の間は、仲間内での車両を乗り合いにする、不要な外出は避けるなどして燃料の節約に努める。

○私用車の燃料補給は可能な限り自身では行わず、ドライバーや現地職員などに依頼する。

○路上で販売されている燃料は不純物が混入している可能性があるので購入しない。

○ポリタンクやペットボトルでガソリンを入れて持ち運ぶことは絶対に避け、必要があって持ち運びする際は、金属製の携行缶を使用する。 

5.万が一何らかのトラブルに巻き込まれた際には大使館までご連絡をお願いします。

このメールは、在留届にて届けられたメールアドレス及び「たびレジ」に登録されたメールアドレスに自動的に配信されております。

◯在ナイジェリア日本国大使館(領事班/警備班)

 電話:090-6000-9019 または 090-6000-9099

 ※国外からは(国番号234)90-6000-9019 または 90-6000-9099

 夜間緊急連絡用電話:080-3629-0293

 ※国外からは(国番号234)80-3629-0293

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