寒波「ELPIS」の影響について

ギリシャ気象庁によれば、寒波「ELPIS」により、本日24日から25日にかけて、全国で降雪、一部大雪が見込まれています。特に悪天候が見込まれているのは、北エーゲ海地域、エヴィア島、東テッサリア(特にマグ二シア郡)、中央ギリシャ東部、東ペロポネソス、キクラデス諸島、クレタ島とされています。また、ギリシャ本土(特に北西部)では、著しく低い気温が見込まれている他、アッティカアテネでは、24日午後から25日にかけて大雪と強風の可能性があるとされています。

2 この悪天候により、市民保護省は、以下の内容を呼びかけています。

・全国で、特に悪天候のピーク時は、不要不急の外出を一切控える。

・可能な限り、徒歩で移動するか、公共交通機関を利用する。衣服は十分な防寒対策をする。

・自動車はチェーンを準備し、給油を十分にしておく。

・運転の際は、可能な限り日中に移動し、幹線道路・中央道路を利用し、山道等を避ける。

・自動車が動かなくなった場合は、自動車内に留まり、ラジオのアンテナ等に目立つ色の旗を立て、1時間おきに10分間程エンジンを掛け、救出を待つ。

・最新情報の入手に務める。

3 なお、現時点での報道によると、アンドロス島における一部地域の外出が禁止、アッティカ県では、イミトス山、ペンデリ山やパル二サ山周辺の交通が禁止、アテネ国際空港―アテネ市内間のメトロ3号線、トラム・サバーバン鉄道等の一部路線が運休しています。

今後の積雪状況によっては、さらなる公共交通機関の運行や道路状況にも影響が出る可能性がありますので、引き続き最新情報にご留意ください。また、積雪による交通事故や転倒などにもくれぐれもご注意ください。

ギリシャ日本国大使館 領事部

Embassy of Japan in Greece

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