パンジャーブ州ラホール市内で発生した爆弾テロに関する注意喚起

【ポイント】

〇1月20日(木)午後2時40分頃、パンジャーブ州ラホール市内中心部のAnarkaliマーケットにおいて、設置されていた即製爆発物(IED)が爆発し、3名死亡30名以上が負傷する爆弾テロが発生しました。

〇ラホール市内では、昨年6月にも住宅街で爆弾テロが発生し、4名死亡20名以上が負傷しています。人通りの多い場所では、不審な車両等に注意し、極力徒歩での移動をさけるとともに、人通りの多い場所での滞在は極力短時間になるようご注意ください。

○当地の各種報道等より最新の安全情報を入手するようにし、安全な行動を心掛けてください。

【本 文】

1 1月20日(木)午後2時40分頃、ラホール市内中心部のAnarkaliマーケットにおいて、設置されていた即製爆発物(IED)が爆発し、3名死亡30名以上が負傷する爆弾テロが発生しました。報道によると、バロチスタン分離主義勢力のBNAが犯行声明を発出しているとされていますが、警察当局の発表によると、今のところ犯行主体は捜査中となっています。

2 報道によると、爆発物は人通りの多いマーケットの路側にあった露天の台車又は駐車されていたバイクに設置されていたとみられ、爆薬量は推定で25−30kgとされています。爆発の衝撃で深さ約1m、幅約1.5mの穴が舗装道路上に開き、爆発の破片が500m先まで飛んでいました。

3 ラホール市内では、昨年6月にも住宅街で爆弾テロが発生し、4名死亡20名以上が負傷しています。人通りの多い場所では、不審な車両等に注意し、極力徒歩での移動をさけるとともに、人通りの多い場所での滞在は極力短時間になるようご注意ください。

4 在留邦人の皆様におかれましては、引き続き、以下の注意事項を参考に、ご自身及びご家族の安全に十分配慮した行動を心掛けていただきますようお願いします。特に、銃器の発射音等を耳にした場合や、トラブル等不審な点を感じた場合には、身の安全を確保しながら直ちにその場から速やかに離れるようお願いします。

(1)当地の各種報道等より最新の安全情報を入手するようにし、安全な行動を心掛ける。

(2)攻撃の標的となりやすい場所(政府機関、軍・警察等治安当局施設(含む車両)、検問所、宗教関連施設、宗教行事開催場所、報道機関等)には出来るだけ近づかないようにし、その他の場所(有名ホテルやファースト・フード店を含む欧米関連施設、レストランやマーケット等)での用事についても、短時間で効率的に行なうように心掛け、常に周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知した場合には、速やかにその場から離れるようにする。

(3)抗議活動や集会が行われている場所には、決して近づかない。

(4)移動途中等に集会等に遭遇した場合には、速やかにその場から離れる。

(5)喧嘩やトラブルとなっている場所から速やかに離脱する。

(6)深夜・早朝の移動は極力避ける。

5 なお、上記注意点以外にも、外務省広域情報など当地で安全に滞在するための参考となる情報が以下のウェブサイトに掲載されておりますので、そちらもあわせてご確認下さい。

○当館ホームページ:

http://www.pk.emb-japan.go.jp/indexjp.htm

○外務省海外安全ホームページパキスタン):

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_011.html#ad-image-0 

○在留届及び「たびレジ」への登録のお願い

 海外渡航前には、万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにして下さい。3か月以上滞在する方は、緊急事態に備え、必ず在留届を提出してください。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html

 また、3か月未満の旅行や出張などの際には,海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。

(詳細はhttps://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/# 参照)

○緊急時の連絡先:051−9072500(在パキスタン日本国大使館代表)