ギリシャ政府の新型コロナウイルス感染症対策(感染または濃厚接触判明時の隔離期間に関する新たな指針)

 12月31日、ギリシャ保健機関が、新型コロナウイルス感染症対策の国内向け措置として、感染または濃厚接触が判明した際に必要となる隔離期間に関し、以下のとおり、新たな指針を発表しました。

1 一般市民

(1)感染した場合

・5日間の隔離により、他人との接触を避けること。

・無症状の場合、または熱が下がっていれば5日間で隔離は終了とするが、熱が続く場合については引き続き自宅隔離を継続すること。

・隔離後も更に5日間、高規格のマスク(FFP2、KN95、N95)、または二重マスクを使用すること。

(2)感染者と濃厚接触した場合(濃厚接触の目安:2メートル以内で合計15分以上の接触

ア 強化接種済者または接種完了後6か月以内の者が感染者と濃厚接触した場合

・10日間、高規格のマスク(FFP2、KN95、N95)、または二重マスクを使用すること。

接触日から5日目にPCRまたはラピットテストを受検すること。

イ 接種完了後6か月以上経過した者が感染者と濃厚接触した場合

・5日間の隔離により、他人との接触を避けること。

・5日目にPCRまたはラピットテストを受検すること。

・隔離後も更に5日間、高規格のマスク(FFP2、KN95、N95)、または二重マスクを使用すること。

2 医療関係者

(1)感染した場合

・5日間の隔離後、無症状又は軽症であれば職場に復帰することが可能。

・高規格のマスク(FFP2、KN95、N95)着用すること。

(2)感染者と濃厚接触した場合

ア ワクチン強化接種済の者が感染者と濃厚接触した場合

・通常勤務が可能。

接触日から3日目にテスト受検すること。

イ ワクチン接種完了者が感染者と濃厚接触した場合

・通常勤務が可能。

接触日から1、3、5、7日目に検査を受けること。

 また、感染した際の確認方法について、保健省副大臣が報道機関に対し、ワクチン接種完了者については、ラピッドテストで陽性反応だった場合、その後、改めてPCR検査を受ける必要はないと述べたとのことです。

 ただし、ワクチン未接種者で感染証明を得るためには、PCR検査の受験が必要とのことです。

 ギリシャでは、感染者に占めるオミクロン変異株の割合が急増し、ここ数日、毎日3〜4万人もの記録的な数の新規感染者が確認されており、かつてない勢いで感染拡大が進んでいます。皆様方におかれましては、引き続き感染防止に努めていただきまして、安全・安心な年末年始をお過ごしください。

ギリシャ日本国大使館

Embassy of Japan in Greece

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