【重要】新型コロナウイルス感染症(連邦施設への入構規制、ラゴス州における新たなガイドライン)

【ポイント】

●ナイジェリア政府は、12月1日から連邦政府職員に対し、出勤時のワクチン接種証明、又は、PCR検査陰性証明を提示する措置を講じていますが、報道によれば、連邦政府施設への訪問者に対しても、今週から、これらの証明の提示を求めている模様です。

ラゴス州政府は12月7日、第4波に備え、ワクチン接種の促進とともに、イベント・集会の参加に当たってはワクチン接種証明、又は、PCR検査陰性証明の提示を求める等の新たなガイドラインを発表しました。

●12月7日、ナイジェリアでは、新たに3例のオミクロン株検出が確認されており(同時点で計6例)、ナイジェリア国内でも種々の対策強化が進められていく可能性ありますところ、今後の関連情報にも御留意いただき、引き続き感染予防に万全を期してください。

【本文】

1.ナイジェリア連邦政府施設への入構規制

 ナイジェリア政府は、12月1日から連邦政府職員に対し、出勤時のワクチン接種証明、又は、72時間以内に受検したPCR検査陰性証明を提示する措置を講じていますが、報道によれば、連邦政府公官庁への訪問者に対しても、今週から、これらの証明の提示を求めている模様です。報道では、訪問者を偽って登庁する職員対策の由で、実際に契約業者やメディア関係者などの入国が制限された事例が出ている由。

2.ラゴス州政府による新たなガイドライン

 ラゴス州のサンウォ=オル知事は12月7日、第4波に備え、ワクチン接種の促進とともに、イベント・集会の参加に当たってはワクチン接種証明、又は、PCR検査陰性証明の提示を求める等の新たなガイドラインを発表しました。

発表の概要は以下のとおり。詳細は、次のURLを参照ください。

 https://www.facebook.com/followlasg/posts/271898604968200

(1)ラゴス州も他のアフリカ諸国と同様に、第4波の始まりを経験している。11月中旬時点では、ラゴス州における陽性率は、0.1%であったが、現在は6%となっている。第4波は、定められたプロトコルが遵守されなかったためにもたらされたものであり、この機会に、ワクチン接種をお願いするとともに、州政府と協力して、フェイスマスクの使用、集会、州内外への移動など、定められたガイドラインに従うことで、このホリデー・シーズンの感染拡大を軽減していきたい。

(2)まずは、改定された渡航プロトコルの遵守(12月4日の領事メールを参照ください)。ラゴス州政府は、この措置の実施のため、あらゆる手段を講じ、遵守していないことが判明した場合には、起訴することとなり、外国人については国外追放の対象となる。また、PCR検査結果やワクチン接種カードの偽造を発見した場合は、偽造を行った者だけでなく、違反に関与した者すべてが起訴され、非常に厳しい罰則を受けることとなる。

(3)ブースター接種については、新型コロナウイルス大統領運営委員会が、ナイジェリア一次医療促進局及び保健省との協力の下、以下の条件を満たす者へのブースター接種を承認したことをお知らせする。(ラゴス州の住民は、これらのワクチンを無料で受けられるが、民間施設で接種する場合は、1回当たり4,500ナイラの管理費がかかる。)

 ア 18歳以上のすべての者。

 イ アストラゼネカ製、モデルナ製、又は、ファイザー製のワクチンの2回目の接種を受けてから6か月以上経過している者、又は、ジョンソン&ジョンソン製ワクチンを接種してから2か月以上経過している者。

(4)新型コロナウイルス第4波の影響を軽減するために、以下のようなアプローチをとっていく。

 ア ラゴス州では、12月25日までに、400万人の住民に2回のワクチン接種を完了するキャンペーンを開始するとともに、現在1.6%のワクチン接種率を1年以内に30%に引き上げる。ワクチン接種を促進するため、民間施設の接種センターも活用するが、民間センターの場合は、管理費(1回4,500ナイラ、2回で6,000ナイラ)がかかる。更なるワクチン接種促進策を数日以内に発表する予定。

 ワクチン接種に当たっては、以下のウェブ・サイトから登録願いたい。

 https://nphcda.vaccination.gov.ng/

 イ ホリデー・シーズンにおけるイベント及び集会に関するガイドライン

 すべてのイベントは、開催前にラゴス州安全委員会のセーフティーリアランスを取得する必要があり、そのため同委員会のウェブ・サイト( www.lasgsafetyreg.com )を通じて登録し、以下のガイドラインを厳守しなければならない。

 (i)イベントは可能な限り屋外で開催すること。

 (ii)会場の設計上の最大収容人数の60%を超えないこと。

 (iii)参加者は全員、少なくとも1回のワクチン接種、できれば2回のワクチン接種を受け接種を完了したことを証明するワクチン接種カード、又は、デジタル・バーコードを提示しなければならない。

 (iv)ワクチン未接種の場合は、72時間以内に受検したPCR検査陰性の証明が必要。ワクチン接種の有無にかかわらず、全参加者はイベント会場、又は、イベント開始前24時間以内に指定の検査機関で実施される迅速診断検査(抗原)を受けなければならない。(会場での迅速検査を希望する場合は、安全委員会を通じた申請が必要。ワクチン接種を受けない18歳未満の者には本項が適用される。)

 (v)37.5度以上の高熱を発症した参加者及びイベント関係者は、参加を取りやめ、救急医療隊又は現場の緊急対応チームに連絡すること。

 (vi)すべての参加者及びイベント関係者は、マスク又はフェイスシールドを着用する必要がある。

 (vii)すべての参加者とイベント関係者は、会場に入る前に手を洗うか、手指消毒剤を使用し、体温チェックを行うこと。

 (viii)手指消毒剤は、入場口や会場内の様々な場所に設置すること。

3.このメールは、在留届にて届けられたメールアドレス及び「たびレジ」に登録されたメールアドレスに自動的に配信されております。

○在ナイジェリア日本国大使館(領事班/医務班)

 Consular Section, Embassy of Japan

 所在地:No.9, Bobo Street, Maitama, Abuja, NIGERIA.

 電話:(234)(0)90−6000−9019

   :(234)(0)90−6000−9099

(通常の電話受付時間:土日祝日を除く、08:00〜12:00、13:00〜17:30)

 メール:visanigeria@la.mofa.go.jp