外国人に対する犯罪に関する注意喚起

【ポイント】

○12月3日、パンジャーブ州シヤルコートにおいて、現地の工場でマネージャーとして勤務するスリランカ人マネージャーが、イスラム教を冒涜したとして、同工場で勤務する従業員等から暴行を受けた上、路上で火をつけられ殺害される事件が発生しました。事件の中心人物とみられる2名を逮捕、100名以上の容疑者が拘束され、引き続き、地元警察が捜査中です。

○報道によると、事件当時、多くの群衆が現場付近に集結しており、現場に駆けつけた警察官数名では、事態を収拾できなかったため、このような事態になったと報じられています。

【本 文】

1 12月3日、パンジャーブ州シヤルコートにおいて、現地の工場でマネージャーとして勤務するスリランカ人マネージャーが、イスラム教を冒涜したとして、同工場で勤務する従業員等から暴行を受けた上、路上で火をつけられ殺害される事件が発生しました。事件の中心人物とみられる2名を逮捕、100名以上の容疑者が拘束され、引き続き、地元警察が捜査中です。

2 報道によると、事件当時、多くの群衆が現場付近に集結しており、現場に駆けつけた警察間数名では、事態を収拾できなかったため、このような事態になったと報じられています。

3 つきましては、在留邦人の皆様におかれましては、以下の注意事項を参考に、ご自身及びご家族の安全に十分配慮した行動を心掛けていただきますようお願いいたします。特に、宗教施設及びデモ等で多数人が集まっている場所には近寄らないよう注意して下さい。

(1)ポスター等をむやみに剥がす行為等、地元の方々に誤解を与える行動は絶対に避ける。

(2)当地の各種報道等より最新の安全情報を入手するようにし、安全な行動を心掛ける。

(3)宗教行事や集会が行われている場所には、決して近づかない。

(4)移動途中等に集会等に遭遇した場合には、速やかにその場から離れる。

(5)宗教に関する言動には、十分に注意し、宗教施設付近を訪問する必要がある際は、敬意を持って細心の注意を払い行動するよう心がける。

4 なお、上記注意点以外にも、外務省広域情報など当地で安全に滞在するための参考となる情報が以下のウェブサイトに掲載されておりますので、そちらもあわせてご確認下さい。

○当館ホームページ:

http://www.pk.emb-japan.go.jp/indexjp.htm

○外務省海外安全ホームページパキスタン):

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_011.html#ad-image-0

○在留届及び「たびレジ」への登録のお願い

海外渡航前には、万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにして下さい。3か月以上滞在する方は、緊急事態に備え、必ず在留届を提出してください。

 http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html

また、3か月未満の旅行や出張などの際には、海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。

(詳細はhttps://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/# 参照)

○緊急時の連絡先:051−9072500(在パキスタン日本国大使館代表)