●例年当地においては，クリスマス時期から年末年始にかけて，空き巣，強盗，ひったくりが多発する傾向にあります。加えて，近隣国のウガンダにおけるテロ事件の続発などにも注意を払い，安全の確保に十分に意を用いてください。
●また，飲酒の機会が増え，飲酒運転や無謀運転による交通事故が増加する他，地方へ帰省する長距離バスの整備不良や積載超過等による交通事故も増加する傾向にありますので，ご留意ください。
同時期に一時帰国等でご自宅を長期間不在にされる方や，地方へ移動される方も多いかと思います。在留邦人の皆様におかれては，以下の事項及び当館ホームページ「タンザニアにおける安全の手引き」を参照いただき引き続き防犯対策にご留意ください。
１ 一般犯罪対策
（１）ひったくり被害の多くは，被害者が徒歩で移動している際に後方から車両やオートバイで接近して犯行に及ぶケースが時間帯，場所を問わず発生しています。やむをえず徒歩で移動する場合には夜間は避け，所持品は最小限に留め，車両側に所持品を持たない，鞄やポシェットをたすき掛けにしない，周囲や背後に気を配るなど，十分にご注意ください。
（２）空き巣や強盗の対策として，自宅ドアが頑丈なものであるかを確認ください（シリンダー式のドア錠が望ましい）。懸念される場合には，閂などの補助錠や監視カメラの設置をお勧めします。
（３）外出時の戸締まりは，玄関ドアだけではなく窓の施錠も全て行ってください。
（４）在宅時にも窓の開閉にはご注意をお願いします。昼食準備中や就寝時に侵入したケースもあります。
（５）貴重品は分散して保管することをお勧めします。一個所に貴重品を保管している場合，被害に遭った際の被害が大きくなります。比較的狙われにくい部屋として，子供部屋やキッチンが挙げられます。寝室やサロンは物色される確率が高いため貴重品の保管にはご注意ください。
（６）自宅付近に不審者が来ていないかご確認ください。犯人は狙いを定めた家屋の住人の行動パターンを事前に確認しているケースが殆どです。不在にしている時間帯や家主が不在となる時間帯を見定めている他，チャイムを鳴らして在宅を確認しているケースもあります。
（７）自身の日程については使用人になるべく口外しないようご注意ください。残念ながら，使用人が手引きをしているケースも散見されます。行動予定の管理については慎重に行ってください。
（８）行動を予知されにくい生活を心掛けてください。出勤時間や帰宅時間が決まっている，週末の余暇の過ごし方が決まっている等の規則正しい生活スタイルの方が狙われやすいと言われています。出勤や帰宅時間を変える，休憩時間に一度帰宅する等，行動を予知されにくい生活スタイルを心掛けてください。
（９）この他，外出時にテレビやラジオを付けておき在宅と思わせる方法もあります。また，日本では電池式など簡易防犯ブザー等の防犯用品が安価で購入できますので，一時帰国時に購入して取り付けることも一案です。
（10）万が一，空き巣等の被害に遭われた際には，直ぐに警備員や管理人に一報してください。帰宅した際，ドアが壊されている等，侵入された形跡がある場合，まだ室内に犯人がいることも想定されますので，警備員や管理人に至急駆けつけてもらい数人で室内を確認するようにしてください。
２ テロ事件への対応
近隣国のウガンダでは，ISとの関係が疑われるテロ事件が続発しています。またモザンビークとの国境地域では武装グループによる襲撃事件が越境して発生しています。タンザニアへの波及リスクを念頭に安全確保のため，情報収集に努め，適切な対応に心掛けてください。
３ 交通事故対策
（１）乗車時には全員が必ずシートベルトを着用し，無理な追い越しやスピードの出し過ぎに注意し安全運転に努めてください。
（２）自らが加害者とならぬよう，少量であっても飲酒運転は絶対に避けてください。
（３）当地の交通マナーは劣悪であり，運転未熟者が多く，前後左右を確認せずに車線変更や無理な追い越しをする無謀運転も多い他，ブレーキランプやヘッドライトが点灯しない車両も散見されるため，十分にご注意をお願いします。また，もらい事故を防ぐためにも車間距離を取る等の予防運転もお願いします。
（４）長距離バスは地方都市への一本道を猛スピードで走行することも多く，大規模な事故が後を絶ちません。また，整備不良による故障により車両泊となることも少なくありません。積載超過による転倒事故も発生しているため，乗車する際には十分にご注意をお願いします。
＜在タンザニア日本国大使館ホームページ＞
「タンザニアにおける安全の手引き」
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（問い合わせ先）
在タンザニア日本国大使館
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