新型コロナウイルス感染症（四川省成都市、重慶市の感染発生状況：１１月９日現在)

●１１月９日の四川省発表によれば、１１月８日に成都市において７例の市中感染者が確認され、１１月２日以降の成都市における感染者は累計２３人となりました。

●重慶市は、１１月２日以降、確定感染者６人、無症状感染者人

●成都市の７区１０地域が中リスク地域に指定されています。また、錦江区、成華区の一部地域で全住民への核酸検査が行われる等の動きがあります。引き続き最新の動向に注意してください。

●成都市、重慶市とも、中リスク地域に加え、「封控区」や「管控区」という地域が指定されており、また、これら地域を訪れた方の健康コードを「黄色」にし、３日間に２回のＰＣＲ検査や緑にった後に１４日の健康観察を要する等の措置が採られています。

１　成都市の感染状況

（１）感染状況

　１１月９日の四川省発表によれば、１１月８日に成都市において７例の市中感染者が確認されています。１１月２日以降の成都市における感染者は累計２３人となりました。

（２）中リスク地域の指定

　以下の７区１０地域において中リスク地域指定されています。（　）内は指定日

金牛区１（11/2）、錦江区2（11/3、11/4）、成華区2（11/3、11/6）、ヒ（卑におおざと）都区2（11/5、11/7）、高新区１（11/7）、東部新区１（11/7）、新都区1（11/8）

（３）錦江区、成華区の一部地域で全住民への核酸検査が行われています。

（４）１１月９日の成都市政府記者会見によれば、成都での感染例は中国西北地方と同源のデルタ株であり、全体的にコントロール可能ではあるものの、今後の新規増加も排除されないとしています。

（中国語原文）

２　重慶市の感染状況

　１１月２日以降、重慶市での累計感染者数は、確定感染者数６人、無症状感染者４人が確認されています（１１月９日の新規発表はありません）。中リスク地域は長寿区１、渝北区２地区です。

３　「封控区」、「管控区」について（成都市、重慶市共通）

　両市において、「中リスク地域」のほか、「封控区」、「管控区」の指定がなされています。

「封控区」では封鎖式管理、「管控区」では厳格な出入管理が採られています。また、これら地域を訪れた人の健康コードを「黄色」とし、３日間に２回のＰＣＲ検査や、「緑」になった後の１４日間の健康観察などが求められるようになっています。

　成都市、重慶市とも、都心部においても指定が為されていますので、最新の情報に十分注意してください。

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