大使館からのお知らせ(治安情勢を巡る注意喚起)

【ポイント】

○ イボ人分離主義者グループIPOB(Indigenous People of Biafra)指導者の公判が11月10日に予定されていますところ、同指導者の解放を求める同組織の支持者によって、11月6日に予定されているアナンブラ州知事選挙の妨害事案の発生やFCTを始めとする都市部での抗議活動の発生が懸念されています。

○ また、例年、年末年始に向かうこの時期から、強盗等の犯罪発生件数が増加する傾向にありますので、犯罪被害に遭わないための安全対策に十分ご注意ください。

【本文】

1.10月21日、拘束中のIPOB指導者ンナムディ・カヌ氏の公判が11月10日に延期されたことを受け、同組織は、「11月4日までに指導者を釈放しないと、アナンブラ州知事選挙前日の11月5日から1週間、南東部全体を封鎖する」と宣言するなど、同組織支持者による選挙妨害事案や南東部各州における都市封鎖、自宅待機命令に違反する者に対する制裁などの発生が懸念されています。

2.これまでにも同指導者の公判当日やその前後にはFCT中心部における支援者による抗議活動や、治安機関員による周辺道路の封鎖、交通渋滞の発生が見られましたので、これらに巻き込まれないよう、常に最新の情報を入手すると共に安全対策に十分ご注意ください。

3.また、例年、年末年始に向かうこの時期から、ひったくり、強盗事件、誘拐事件等の犯罪が増加する傾向にあります。

  ナイジェリア国内では、未だに「車両に卵や液体を投げつけ、停止した車両から金品を強奪したり乗車している者を誘拐する」といった古典的な手口の犯罪もあり、警察は、「こうした被害を受けても決して停車したり、ワイパーを作動させたりせず安全な場所まで走行を続けるように」と呼びかけています。

4.さらに、クリスマスから年末年始にかけては、テロ事件の発生も懸念されます。皆様におかれましては、今一度、これらの状況を深く認識していただき、

・夜間における不要不急の外出は控える

・不要な貴重品、多額の現金は持ち歩かない

・テロの標的となりやすい不特定多数の人が集まる場所には極力近づかない

・周囲の状況に十分注意を払い、不審な状況を察知したら直ちにその場を離れる

など犯罪に巻き込まれないために必要な安全対策に心がけてください。

また、万一、被害に遭った場合や周囲に異常を発見した場合には、速やかに大使館にご一報ください。

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○ 在ナイジェリア日本国大使館(領事/警備班)

  電話:090-6000-9019 または 090-6000-9099

  ※国外からは(国番号234)90-6000-9019 または 90-6000-9099

  夜間緊急連絡用電話:080-3629-0293

  ※国外からは(国番号234)80-3629-0293

  ホームページ: https://www.ng.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html