バレアレス州における各規制措置の修正・延長

●バレアレス州政府は、現在のバレアレス州内の新型コロナウイルス感染状況に鑑み、イビサ島に対し施行している夜間における会合・集会の規制措置を解除しました。これにより、バレアレス州内全ての島において、同規制措置が解除されることとなりました。

●また、同州政府は、現在実施している直近14日間における人口10万人あたりの新規感染者数が60名を超える州及びセウタ・メリリャ両自治都市からの渡航者に対する検疫措置の強化を延長しました。

●なお、以下3の措置に変更はありません。

●夜間における会合・集会の規制措置は、9月15日(水)から9月27日(月)まで、検疫措置の強化は、9月16日(木)から10月30日(土)まで有効です。

●現在、施行されている規制措置の概要は、以下のサイトからご確認いただけます。

http://www.caib.es/sites/covid-19/es/medidas_especiales/

●措置施行地域に居住又は滞在されている皆さまにおかれましては、現在の措置内容を良くご確認いただき、また、必要に応じマスクの着用、手洗いの励行、人との距離(フィジカル・ディスタンス)の確保など、新型コロナウイルス感染予防対策をお願いします。

1 夜間における会合・集会の規制措置

(1)施行期間

9月15日(水)午前0時から9月28日(火)午前0時まで

※注:感染状況に応じ、施行期間内であっても、期間や措置内容は変更される可能性があります。

(2)規制措置の概要(7月24日付官報第2条(8月3日付官報で修正))

夜間における人の集まりは、以下の条件に従わなければならない。

ア 直近14日間の人口10万人あたりの新規感染者数が350人を超え、新型コロナウイルスによる重症患者用病床使用率が5%を超えるまたは病床使用率が2%を超える場合、同居人の場合を除き、午前2時から午前6時の間の人の集まりを認めない。

イ 直近14日間の人口10万人あたりの新規感染者数が450人を超え、新型コロナウイルスによる重症患者用病床使用率が10%を超えるまたは病床使用率が5%を超える場合、同居人の場合を除き、午前1時から午前6時の間の人の集まりを認めない。

(3)各島に対する適用状況

マヨルカ島:適用なし

・メノルカ島:適用なし

イビサ島:適用なし

・フォルメンテラ島:適用なし

2 バレアレス州に入域する渡航者に対する検疫措置の強化

(1)施行期間

9月16日(木)から10月31日(日)午前0時まで

※注:感染状況に応じ、施行期間内であっても、期間や措置内容は変更される可能性があります。

(2)規制措置の概要

直近14日間における10万人あたりの新規感染者数が60名を超える州及び自治都市からの空路及び海路による渡航者に対して、検疫措置を強化する。

ア バレアレス州政府が指定する対象地域(※アストゥリアス以外の地域)

アンダルシア、アラゴンカナリアス、カンタブリアカスティーリャラマンチャカスティーリャイレオン、カタルーニャ、セウタ、バレンシアエストレマドゥーラガリシアマドリード、メリリャ、ムルシアナバラバスク、ラリオハ

※対象地域は15日ごとに見直され、以下サイトに掲載されます。なお、現在の指定されている対象地域は、9月22日まで有効です。

https://www.ibsalut.es/es/viajar-a-baleares/

イ 検疫時の必要手続き

(ア)申告書(Formulario de Control Sanitario)の提出。

申告書(FCS)は、以下のサイトから提出し、QRコードを取得する必要があります。

https://viajarabaleares.ibsalut.es/formulario/?locale=es

(イ)以下のいずれかを提出または実施。

・到着前72時間以内に、Reaccion en Cadena de la Polimerasa (PCR法)又はAmplificacion Mediada por Transcripcion (TMA法)により実施された陰性証明書の提示。

・到着前48時間以内に、抗原検査(PRAg)により実施された陰性証明書の提示。

・到着後48時間以内に、バレアレス州が指定する機関で抗原検査(PRAg)を受検し、結果(陰性)が判明するまで自主隔離を実施。

・10日間の自主隔離。

ウ PCR検査等の陰性証明書の免除対象者

(ア)バレアレス州外の滞在時間が72時間未満と証明できる場合

(イ)バレアレス州政府が指定する対象地域外からの渡航

(ウ)物流関係者及び搭乗員

(エ)12歳未満

(オ)以下のいずれかの証明書を所持している場合。

・EME(El Agencia Europea de Medicamentos)により承認されたワクチンの接種証明書を所持している場合(移動の15日前までに接種が完了している必要あり)。

新型コロナウイルスに感染した後に回復したことを示す6ヶ月以内の証明書。

エ PCR検査等の陰性証明書

(ア)PCR検査等の陰性証明書は、カタルーニャ語またはスペイン語で記載された原本を、紙媒体または電子媒体で提示する必要があります。

(イ)証明書には、少なくとも「氏名」、「旅券番号または身分証明書番号」、「検査実施日」、「検査実施機関の情報(連絡先等)」、「検査方法」、「(陰性の)検査結果」が網羅されている必要があります。

オ PCR検査の受検費用

バレアレス州居住者は、PCR検査等に掛かる費用は、バレアレス州政府の負担となります。対象の検査機関は、以下のサイトをご確認ください。

https://www.ibsalut.es/es/laboratorios-pcr

(3)参考

検疫措置の強化に関する詳細は以下のリンクからご確認いただけます。

https://viajarabaleares.ibsalut.es/viajar-a-baleares

3 各セクターの規制措置の主な概要

(1)施行期間

9月9日(木)午前0時から9月28日(火)午前0時まで

※注:感染状況に応じ、施行期間内であっても、期間や措置内容は変更される可能性があります。

(2)防疫に関する規制措置の主な概要(※官報附則(ANEXO)1(ローマ数字))

ア 注意及び防疫義務

・全ての住民は、新型コロナウイルス感染拡大させないために、必要な措置を講じなければならない。

・基本的な防疫措置は以下のとおり。

○手指の洗浄や消毒

○咳エチケットの実施

○会合・集会の制限(推奨)

○人との距離(フィジカル・ディスタンス)の確保

○マスクの着用

○屋外活動の優先

○屋内の換気及び消毒

イ 人との距離(フィジカル・ディスタンス)及びマスク着用義務

・(同居人ではない)人との距離を少なくとも1.5メートル確保する。

・公道や屋外においても屋内と同様、人との距離を少なくとも1.5メートル確保できない場合、6歳以上の常時マスク着用を義務付ける。

・マスクは、鼻から顎までを覆うように着用することを義務付ける。

・各種運動や水上スポーツを行う場合、吹奏楽器を演奏する場合はマスク着用を例外とするも、同居人ではない人との距離を少なくとも1.5メートル確保する。

・厳に飲食に必要な場合は例外とするも、食前や食後はマスク着用する。

・屋外で体を使う仕事で、人との距離が1.5メートル確保されている場合を除き、職場内でのマスク着用を義務付ける。

・病気及び呼吸困難を有し、マスクの使用によってこれが悪化する恐れのある場合、障害等によりマスクの着脱を自主的に判断出来ない場合、マスクの着用によって弊害が生まれる場合はマスク着用を求めない。

・以下の活動は、マスク着用がそぐわないことを理解する。

○海やプール等での水浴

○水上スポーツ

○上記活動前後の休憩時。海辺や川辺、屋外のプールで休憩する場合は、同居人以外とは1.5メートル以上の間隔を保ち、集まる人数の制限を超えないものとする。

・私有の空間で同居人以外の人と接触する場合は、人との距離が確保されている場合であってもマスクを着用することを推奨する。

ウ 喫煙

他者との間隔が2メートル確保できない場合、公道又は公共の場所(屋外)において、たばこを吸うことを禁止する。

エ 業務

・できる限りテレワークを導入する。

・出席をともなう会議の開催は避けることを推奨する。

(3)社会的活動に関する規制措置の主な概要(※官報附則(ANEXO)2(ローマ数字))

ア 公園等

公園等は、午前0時から午前6時までの時間帯以外、一般に開放することができる。

イ 海岸

・海岸の移動や水浴は、当局により定められた人との距離を確保する。他の同居人グループとの距離を1.5メートル確保する。

・海岸での飲食の提供サービスは、下記(6)アに準ずる。

・バレアレス州のスポーツ連盟が主催する大会を除き、午前0時から午前6時の間、海岸にとどまることはできない。

ウ 通夜・葬式・婚礼等のセレモニー

・人との距離を確保し、マスク着用を義務付ける。

・飲食の提供サービスは、下記(6)アに準ずる。

・通夜や葬式、婚礼等のセレモニーについては、公共及び私有の施設を問わず収容人数の50%を超えないように制限し、屋外の場合は200人まで、屋内の場合は100人までとする。

・いかなる施設も、収容人数の50%を超えることができない。

・12歳以上の参加者は、以下の条件のいずれかを満たすことを推奨する。

○コロナワクチンを2回接種した状態であること。

○72時間以内に、PCR法又はTMA法により実施された検査が陰性であること。または48時間以内に、抗原検査(PRAg)により実施された検査が陰性であること。

○6ヶ月以内に、新型コロナウイルスに感染し回復していること。

・イベントは、午前1時(最大午前2時まで)に終わらせる。

(4)スポーツ活動に関する規制措置の主な概要(※官報附則(ANEXO)7(ローマ数字))

スポーツイベントの実施条件は以下のとおり

・スポーツイベントの開催機関は、当局の定める防疫対策を実施する。

・屋外で実施するスポーツイベントは、3000人を超えないこととする。

・屋内外のスポーツ施設で実施するスポーツイベントや練習は、屋内の施設は、収容人数を50%に制限し、500人までとし、屋外施設は、収容人数を50%に制限し、2500人までとする。

・観客は、常に着席とし、マスクを着用する。全ての場合において、同居人の場合を除き1席の距離を保つ。水を飲むことを除き認められた場所以外での飲食は禁止する。

・参加者は、以下の条件のいずれかを満たすことを推奨する。

○コロナワクチンを2回接種した状態であること。

○6ヶ月以内に、新型コロナウイルスに感染し回復していること。

○72時間以内に、PCR法又はTMA法により実施された検査が陰性であること。または48時間以内に、抗原検査(PRAg)により実施された検査が陰性であること。

・施設内における飲食の提供サービスは、下記(6)アに準ずる。

(5)文化活動に関する規制措置の主な概要(※官報附則(ANEXO)11(ローマ数字))

ア 図書館、博物館等の活動条件

図書館や博物館島の施設については、収容制限を設けない。

イ 映画館、劇場、ホール等の活動条件

・屋内で開催する場合は、この官報に定められた換気を実施する。

・チケットの販売はオンラインを推奨する。窓口で販売する場合、カード払いを促し、直接的な接触を避ける。

・入場券や座席に番号を付すことを推奨する。

・来場者はマスク着用を義務とする。

・施設内における飲食の提供サービスは、下記(6)アに準ずる。

・音楽ライブを除く文化活動で、屋内での飲食は認めるも、飲食店の項目で定められている換気、収容人数、防疫対策を実施する。また、飲食時以外のマスクの着用は義務とする。

・来場者は、以下の条件のいずれかを満たすことを推奨する。

○コロナワクチンを2回接種した状態であること。

○6ヶ月以内に、新型コロナウイルスに感染し回復していること。

○72時間以内に、PCR法又はTMA法により実施された検査が陰性であること。または48時間以内に、抗原検査(PRAg)により実施された検査が陰性であること。

・劇場、コンサートホール等の施設は、収容人数を75%に制限する。この場合、必ずしも、人またはグループ間の距離を1座席分確保する必要はない。

・運営側が来場者の座席での飲食を認めない場合、映画館、サーカス等の施設は、収容人数を75%に制限することができる。この場合、必ずしも、人またはグループ間の距離を1座席分確保する必要はない。座席での飲食を認める場合、同居人の場合を除き、少なくとも半径1.5メートル確保する。

・その他の娯楽施設は、屋内施設の場合は500人まで、屋外施設の場合は2500人までとする。また、屋内外を問わず、収容人数は75%に制限する。なお、来場者が300人に満たない場合は、収容人数の制限を設けない。また、屋内施設の場合、同居人の場合を除き、人またはグループ間の距離を、座席が固定されている場合は少なくとも1座席分、座席が固定されていない場合は少なくとも1.5メートル確保する。屋外施設の場合、同居人の場合を除き、座席が固定されている場合は少なくとも1座席分、座席が固定されていない場合は少なくとも1メートル確保する。

(6)観光業に関する規制措置の主な概要(※官報附則(ANEXO)12(ローマ数字))

ア 飲食店

・営業時間は、午前2時までに制限する。

・店内での飲食は、収容人数の50%に制限する。

・テラス席での飲食は、収容人数の制限は設けない。

・バーカウンターの利用を認めるも、利用時間は午前0時までとし、1グループ2名までとする。また、人またはグループ間の距離を、少なくとも1.5メートル確保する。

・店内は、同居人の場合を除き、1テーブル(グループ)当たり8人までとする。

・テラス席は、同居人の場合を除き、1テーブル(グループ)当たり12人までとする。

・テーブル(グループ)間の距離を、少なくとも1.5メートル確保する。

イ ホテル等宿泊施設

・ホテルは、収容人数の75%に制限する。ホステル等の部屋を共有する宿泊施設は、収容人数の50%に制限し、1部屋12人までとする。。

・飲食の提供サービスは、上記アに準ずる。

(7)公共交通機関(陸上)に関する措置の主な概要(※官報附則(ANEXO)13(ローマ数字))

・乗客のマスク着用は義務とし、公共交通機関内での飲食は認めない。

・9人乗りまでの私有車両内は、全ての座席を使用することができるも、同居人以外が乗車する場合は、マスクの着用を義務とする。

(8)小売業、市場等に関する措置の主な概要(※官報附則(ANEXO)16(ローマ数字))

・ショッピングセンター等大きな施設は、入場制限を実施し人が密集することを避ける。

・施設内における飲食の提供サービスは、上記(6)アに準ずる。

・午後10時から翌午前8時の間のアルコールの販売を禁止する。

(9)屋外におけるアルコール摂取を伴う活動(※官報附則(ANEXO)23(ローマ数字))

公道、公園・広場・駐車場等の公共の場所においてアルコール摂取を伴う多人数の集まりを禁止する。

※注:各セクターの規制措置の詳細は、以下4(7)より官報附則(ANEXO)をご確認ください。

4 官報掲載

今回の規制措置の修正・延長に関する官報等は、以下のリンクからご確認いただけます。

(1)イビサ島の夜間における会合・集会の規制措置の解除(プレスリリース)

https://www.caib.es/pidip2front/jsp/es/ficha-convocatoria/9803250

(2)【参考】夜間における会合・集会の規制措置の施行(7月24日付)

https://www.caib.es/eboibfront/es/2021/11419/651817/acuerdo-del-consejo-de-gobierno-de-20-de-julio-de-

(3)【参考】夜間における会合・集会の規制措置の修正(8月3日付)

https://www.caib.es/eboibfront/es/2021/11423/652175/acuerdo-del-consejo-de-gobierno-de-2-de-agosto-de-

(4)【参考】夜間における会合・集会の規制措置の修正(8月23日付)

https://www.caib.es/eboibfront/es/2021/11433/652725/acuerdo-del-consejo-de-gobierno-de-16-de-agosto-de

(5)【参考】マヨルカ島の夜間における会合・集会の規制措置を含む各規制措置の修正(8月30日付)

https://www.caib.es/eboibfront/es/2021/11440/652925/resolucion-de-la-consejera-de-salud-y-consumo-de-3

(6)【参考】夜間における会合・集会の規制措置を含む各規制措置の修正(9月6日付)

https://www.caib.es/eboibfront/es/2021/11443/653085/resolucion-de-la-consejera-de-salud-y-consumo-de-6

(7)【参考】各セクターの規制措置の修正・延長(9月8日付)

https://www.caib.es/eboibfront/es/2021/11445/653174/acuerdo-del-consejo-de-gobierno-de-8-de-septiembre

5 参考サイト

(1)規制措置の概要

現在、施行されている規制措置の概要は、以下のサイトからご確認いただけます。

http://www.caib.es/sites/covid-19/es/medidas_especiales/

(2)新型コロナウイルスに関する各種情報

バレアレス州における新型コロナウイルスに関する各種情報は、以下のサイトからご確認いただけます。

http://www.caib.es/sites/covid-19/es/covid-19/?campa=yes

6 お願い

措置施行地域に居住または滞在されている皆さまにおかれましては、現在の措置内容を良くご確認ください。本措置に違反した場合、処罰の対象となる可能性があります。また、今後、各規制措置が変更されることも予想されますので、規制措置の施行状況等に十分注意願います。

また、必要に応じマスクの着用、手洗いの励行、人との距離(フィジカル・ディスタンス)の確保など、新型コロナウイルス感染予防対策をお願いします。

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FAX番号:+(34)93-280-4496/93-204-5439(領事班直通)

ホームページ:

http://www.barcelona.es.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

○在スペイン日本国大使館

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ホームページ:

https://www.es.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

○在ラスパルマス領事事務所

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https://www.es.emb-japan.go.jp/itpr_ja/00_000042.html

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