リトアニア国内における新型コロナウイルス感染者等の状況（９月15日）

１　リトアニア国内における感染者等（9月14日）

新規感染者：計1,298名（先週7日：845名）

累計感染者：計311,151名

14日付死亡者：計16名（先週7日：5名）

累計死亡者：計4,630名（先週比：+110名）

注意：感染者数等は政府公式HP等で発表されたものですが、後に変更されることもあります。

２　報道内容

・15日，国立社会保健センターは，1週間でクラスター数が130件から205件に大きく増加したと発表しました。200件以上のクラスター数を記録したのは，6月初旬以来13週間ぶりです。同センターは，新学期の開始に伴いクラスター数が増加することは予想できたこととしています。教育機関で発生したクラスターの平均感染者数は2〜3人と小規模なものが多く，抑え込みにも成功しており，対面式授業の継続に支障はないとしています。感染拡大を抑えるためには、ワクチン接種スピードを上げていくことが非常に重要だとしています。　

・13日，国立社会保健センターがBNSの取材に対し，9月に入ってから合計42件のクラスターが教育機関で登録されており，そのうち90％が学校，10％が幼稚園だと回答しました。これらのクラスターに関連する感染者数は126人，濃厚接触者は1021人とされ，1件のクラスター当たりの平均感染者数は2〜3人と大規模なものではないとしています。教職員の約8割はワクチン接種を受けており，現在発生している感染者の大半は児童生徒です。

・9日，リトアニア政府は下記のとおり，感染状況報告を行いました。

（１）新規感染者が急増し，高齢患者も増加している。これに伴い病床使用率が上がり，コロナ以外の疾病に対する計画的医療サービスの一部を制限せざるを得ない瀬戸際にきています。

（２）中でもクライペダとシャウレイの入院患者の増加が著しいです。

（３）ハイリスクグループの抗体保有率は約80％に達しているものの，同グループの約10％は入院，死亡しており，現在のワクチン接種率では，死亡者の増加と医療体制の逼迫を避けることは難しいと考えられます。

・9月14日付、過去2週間のリトアニアの10万人あたりの感染者数は415.6人(先週329.4人)です。

３　感染が疑われる場合のリトアニア国内の連絡先等について

【新型コロナ相談窓口】（1808）

在留邦人・旅行者の皆様に発熱と呼吸器系の症状が続くなど，新型コロナウイルスの感染が疑われる場合

ア　コロナ相談窓口（午前8時から午後8時，英語可能）「1808」に電話をして状況を説明する。

イ　指示により病院に行く必要がある場合には，バスやタクシーの使用は出来ず，自家用車で行く必要がありますが，自家用車が無い場合には，自治体が搬送することが義務づけられています。指示に従ってください。

ウ　検査後は，検査結果が出るまで自主隔離となります。陽性で，入院の必要があると判断される場合には，救急車が来ます。

上記のようなドライブスルー検査を行っております。