新型コロナウイルス(バハマ国内におけるデルタ株の確認)

8日、バハマ保健省は、ブラジルのオズワルドクルズ財団から、バハマにおいて感染力の高いデルタ株の存在を確認する結果を受領した旨発表しました。保健省のプレスリリース概要は以下のとおりです。

1 国家リファレンス研究所は、ゲノム配列解析のためにオズワルドクルス財団に98個の新型コロナウイルスの陽性検体を提出しました。検体は、本年5月6日から8月8日までの、ニュー・プロビデンス島、グランド・バハマ島、アバコ島、アンドロス島、エリューセラ島、エグズーマ島、ビミニ島の個人から採取されたものです。

2 変異株のゲノム解析結果は以下のとおりです。

アルファ株 B.1.1.7 39件

デルタ株 B.1.617.2(サブ系統AY *を含む)    41件

ガンマ株 P.1 1件

18検体が引き続き検査中。

この解析結果により、アルファ株、ガンマ株に続くデルタ株が、バハマにおいて優勢であることが確認できます。

3 アルファ株は元々の新型コロナウイルスよりも感染力があるとされており、デルタ株はアルファ株よりもさらに感染力が強いと知られていることは注目に値します。

 実際に、ニュー・プロビデンス島とグランド・バハマ島の主要な医療施設は全て、新型コロナウイルス関連の感染者数、入院数、死亡数が増加しています。

4 現在、公立・民間両方の医療体制は深刻な問題を抱えており、大きな負担を抱えています。そしてその結果、新型コロナ以外の医療を必要とするケースに、命を救う医療にアクセスできなくなるリスクが生じています。

 国内でこれらの感染性の高い変異株が優勢であることを踏まえると、早期に医療を求め、医療へのアクセスを遅らせる自宅療養を避けることが不可欠です。

 新型コロナウイルスの兆候や症状が出た場合は、医療機関への相談を遅らせず、詳細については、最寄りの医療機関または保健クリニックに連絡してください。

 

引き続き感染予防と最新の関連情報にご留意ください。

9月9日

在ジャマイカ日本大使館

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