イスラエル・パレスチナにおける注意喚起、安全対策 9/9

● 北部地区:脱獄囚の捜索

 9月6日(月)、イスラエル北部のギルボア刑務所からパレスチナ人の囚人6名が脱獄したため、イスラエル治安部隊による捜索活動が継続されています。同部隊は、イスラエル全土に臨時のチェックポイントを多数設置し、検問を実施しています。

 街中であっても、脱獄囚が発見された場合には、銃器を用いた拘束作戦が突如開始される可能性があることに留意してください。そのような場面に遭遇してしまった場合には、速やかにその場を離れる、警察官等の指示があればそれに従い、冷静に行動するように努めてください。

● ヨルダン川西岸地区

 ヨルダン川西岸地区においては、従来からイスラエル治安部隊やユダヤ人入植者とパレスチナ人との衝突事案がたびたび発生していますが、今般の脱獄囚の逃亡により、脱獄囚及び残る収監者への連帯を表明するパレスチナ人のデモ隊等とイスラエル治安部隊との間で衝突が発生しています。このようなデモ・衝突に遭遇した場合には、決して近づかず、速やかにその場を離れてください。

 また、従来から、ナイフ等を使用した襲撃事案が、主にイスラエルとの境界にあるチェックポイントやイスラエル人入植地付近で発生していますので、危険情報に従って慎重な行動を心がけてください。

 今後の当局の発表や動向等に係る報道を随時確認し、治安情勢等の急速な変化に十分御注意ください。

● 南部地区

 イスラエル南部のラモン刑務所及びクツィオト刑務所において、パレスチナ人収監者と看守との間で衝突が発生しました。今後の治安情勢の変化に御注意ください。

● ガザ地区及び同地区との境界周辺

 ガザ地区からイスラエル領内に向けて焼夷風船が放たれ、イスラエル領内で火災が発生する事案が散発しており、また、イスラエル軍は、その対抗措置としてガザ地区内のハマス拠点等を空爆しています(最近では9月6日(月))。情勢は不安定であり、今後もガザ地区周辺からの焼夷凧/風船、ロケット弾等が飛来する可能性が排除されません。

 また、ガザ地区の境界沿いにおいて、パレスチナ人によるデモが散発的に実施され、イスラエル軍との衝突で死傷者が出ています。

 ガザ地区及び同地区との境界周辺は危険レベル3(渡航中止勧告)に指定されていますので、これらの地区・地域への渡航は、どのような目的であれ止めてください。また、これらの地域以外のイスラエル南部及び中部にお住まいの方又は滞在される予定の方は、上記の状況を踏まえ、今後の治安情勢等の変化に十分御留意ください。

 ロケット弾等の飛来を知らせる空襲警報が発報された場合には、近隣のシェルター又は堅牢な建物に速やかに避難し、安全を確保してください。

(National Emergency Portal

https://www.oref.org.il/en

(National Emergency Portal, Rocket and Missile Attacks)

https://www.oref.org.il/12410-en/Pakar.aspx?tab=12487&parentCategory=12486

(National Emergency Portal, What Is the Time Available to Seek Shelter ?)

https://www.oref.org.il/12487-17292-en/Pakar.aspx

(National Emergency Portal, Alerts)

https://www.oref.org.il/12481-en/Pakar.aspx

(外務省海外安全ホームページイスラエルヨルダン川西岸地区及びガザ地区の危険情報)

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2021T065.html#ad-image-0

(外務省海外安全ホームページイスラエルでの各種安全情報)

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_044.html#ad-image-0

(安全対策基礎データ(イスラエル))

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_044.html

(主要イスラエルニュースサイト(英語))

https://www.jpost.com/Israel-News

https://www.haaretz.com/israel-news

https://www.ynetnews.com/category/3083

https://www.timesofisrael.com/

https://www.i24news.tv/en

1 海外安全情報の危険情報に従い、レベル3(渡航中止勧告)に指定されている地域への渡航は止めてください。レベル2に指定されている地域には不要不急の渡航は止めてください。レベル1に指定されている地域への渡航は十分注意してください。海外安全情報(外務省海外安全ホームページ)、当館ホームページ、当国報道等から最新の情報を入手してください。

2 当国ではガザ地区等からのロケット弾等の飛来の可能性があることを常に考慮し、ロケット弾等の飛来を知らせるサイレン等に接した場合には、近隣のシェルター又は堅牢な建物に避難できるよう日頃より心がけてください。

3 衝突や暴力事案が発生する可能性のあるエルサレム旧市街、東エルサレムヨルダン川西岸地区内各所に設置のイスラエル軍検問所付近、イスラエル人入植地付近等にはできるだけ近寄らない等、十分注意を払ってください。

4 以下の施設・機関に出入りしたり、接近したりする際は、テロ事案の発生に十分注意して行動してください。

 政府関連施設(特に軍、警察、治安関係施設)、教会・モスク等宗教関係施設、公共交通機関、観光施設、観光地周辺の道路、記念日・祝祭日等のイベント会場、レストラン、ホテル等の不特定多数の人が集まるところ。

5 抗議活動(デモ)や騒動の現場に遭遇した場合は決して近づかず、直ちに安全な場所に移動してください。

6 テルアビブ南部の旧バスステーション付近は、比較的犯罪発生件数が多い場所であることから、できるだけ近寄らないでください。また、当国においても、置き引き、スリ、車上狙い、空き巣等の一般犯罪により、旅券や貴重品の盗難被害が発生していますので、御注意ください。

7 イスラエル北部地域のガリラヤ湖近辺では、2018年7月にマグニチュード3程度の地震が複数回発生しました。最近発生した地震による人的被害の発生は確認されておりませんが、当地の建造物、特に1980年より前に建てられている建造物については、耐震構造上脆弱なものが多く、イスラエル北部地域では既にいくつかの建造物内にひび割れ等の症状が発生していると報じられていますので、ご注意ください。また、上記のイスラエル国民防衛軍サイトには、地震発生時の対処方法等の情報が掲載されておりますので、参考にしてください。

このメールは、在留届にて届けられたメールアドレス及び「たびレジ」に登録されたメールアドレスに自動的に配信されます。

【在イスラエル日本国大使館】

Tel: +972-(0)3-6957292

Fax: +972-(0)3-6960340

Eメール: ryouji@tl.mofa.go.jp

大使館HP: https://www.israel.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

在留届電子登録・変更(3か月以上の滞在):

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html

たびレジ登録・変更(3か月未満の渡航):

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html

※「たびレジ」簡易登録をされた方でメール配信を停止したい方は、以下のURLから停止手続してください。

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delete