ケララ州におけるニパウイルス感染症による死亡者発生に伴うカルナータカ州での警戒強化

●8日付の各種報道によれば、カルナータカ州政府は、ケララ州コジコーデ(Kozhikode)県においてニパウイルス感染症による死亡者が発生したことに伴い、ケララ州と国境に近いダクシナ・カンナダ、ウドゥピ、マイソール、コダグ、チャマラジャナガラ各県において警戒を強めている由です。

●ニパウイルス感染症は、コウモリを自然宿主するニパウイルスによる感染症で、ブタの分泌物および尿などとの濃厚な接触が主な感染経路と考えられていますが、厚生労働省によれば、オオコウモリからの直接感染、ヒト・ヒト感染も認められています。国立感染症研究所によれば、主な症状は、急激に現れる発熱、頭痛、めまい、嘔吐、急性脳炎症状などで、致死率は32%、神経障害などの後遺症を残した人が14%となっています。

●インドに渡航を予定している方、インドに滞在されている方におかれては、不要・不急のケララ州への渡航を控えていただくとともに、カルナータカ州政府のガイドラインや報道等によりこまめな情報収集に努めてください。

(お問い合わせ先)

ベンガルール日本国総領事館

email:cgjblr@ig.mofa.go.jp

電話:080-4064-9999

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