フィジー国内での新型コロナウイルスの市中感染例に関する続報128

 8月19日、フィジー保健・医療サービス省は新たに781件の新規感染例を確認したと発表しました。ポイントは以下のとおりです。邦人の皆様におかれましては、フィジー政府の推奨する感染予防策の実施を徹底すると共に、新たな制限等の発表にご注意ください。

 邦人が多く在留する西部地区で新規感染者が急増しており、フィジー国内の医療体制もひっ迫しております。在留邦人の皆様におかれましては、健康状態、年齢、基礎疾患の有無、海外旅行保険の保障内容、ワクチン接種、フィジーの医療体制、帰国便の状況等を勘案の上、帰国を含めた対応を検討願います。

 8月13日、外務省はフィジーに対する感染症危険情報をレベル3に引き上げました。フィジーへの渡航はどのような目的であれ止めてください。

保健省発表:

https://www.fiji.gov.fj/Media-Centre/Speeches/English/STATEMENT-BY-THE-PERMANENT-SECRETARY-FOR-HEAL-(31)

東部地区での初の感染例に関する保健次官声明:

https://www.health.gov.fj/covid-19-case-in-the-eastern-division/

フィジーに対する感染症危険情報のレベル3への引き上げ:

https://www.fj.emb-japan.go.jp/itpr_ja/infection_advisory3.html

COVID-19無料電話ヘルプライン:158

1 感染例は、西部地区で626件、中部地区で154件、東部地区で1件が確認されています。感染者が増加している地域の内訳は、保健省のCOVID-19ダッシュボード及びフィジー政府のFacebookにて公開されます。

COVID-19ダッシュボード:http://bit.ly/3vE2ZBb

2 新たに8件(中部地区:6件、西部地区:2件)の死亡が確認されました。死亡した感染者は54歳から89歳の男女であり、全員がワクチン未接種でした。

 東部地区での死亡した者の陽性が確認されました。同人はKadavuのRakiraki村出身の63歳の女性で、Vunisea病院に到着時の8月17日に医師によって死亡が確認されました。同人の家族によると、咳、発熱、息切れの症状がありました。規則に従い検査したところ、陽性と確認されました。同人はワクチン接種を受けていませんでした。この死亡例は現在、調査中に分類されています。

さらに3名のCOVID-19陽性患者が死亡しました(COVID-19以外による死亡例と分類)。

3 現在314名の患者が入院しています。その内、119名がラウトカ病院、37名がFEMAT野外病院、158名がCWM病院、セント・ジャイルズ及びマコイに収容されています。45名は重症、9名は危険な状態です。

4 フィジー国内感染者数等累計

 総感染者数:42,611件(内本年4月から:42,541件)

 現在の陽性者数:21,211件(中部地区:12,940件、西部地区:8,270件、北部地区:1件)

 回復者数:20,677件(前日比862件増)

 死者数:421件(内、本年4月から:419件)

 COVID-19以外による陽性者死者数:233件(前日比:3件増)

5 8月18日の時点で539,555人(接種対象の92%)が初回のワクチン接種を受け、223,987人(接種対象の38.2%)が2回目の接種を完了しています。

6 重度のCOVID-19症状を発症する可能性のある高リスク者のみを検査対象とする7月21日に発表されたスバ-ナウソリ地域での検査方針の変更から来る影響により、同地区での日々の新規感染例の件数が減少しています。この減少は、同地域における感染拡大が収束していることを意味しません。保健省は、スバ-ナウソリ地域での感染状況を監視するために、検査陽性率、入院者数、死亡者数などの他の指標を注意深く監視しています。

 西部地区では新規感染例が増加しており、コミュニティ感染が広範に広がっています。西部地区での死亡者数の7日間平均は中央地区を超えました。

 北部地区で1件、東部地区で0件の陽性患者が報告されています。

7 (北部地域の)Nabouwaluで報告された感染例の濃厚接触者2名を除く全員の4日目の検査結果は陰性でした。残りの2人の濃厚接触者の結果は保留となっています。ランバサ病院の医療チームは、封じ込め地域外のコミュニティに医療サービスを提供するため、毎日Bua Nursing StationとLekutuヘルスセンターに出向いています。また、Nabouwaluをはじめとする北部のすべての港でのボーダー管理が強化されました。

8 (東部地域の)KadavuのRakiraki村での死亡例ついては、その医学的な詳細及びスバとKadavuの間を不法に渡航したと知られている人物らとの関連性を考慮すると、Kadavu島でコミュニティ感染が起きていると考えざるを得ません。公衆衛生上の封じ込め対策のため、8月19日から26日の1週間、Kadavuへの船便が停止されます。

9 KadavuのGasele Nursing Zoneにて14日間の封じ込め地域が設定されます。封じ込めエリア内では次の措置が行われます。

(1)封じ込め地域内の7つの村の間の移動制限

(2)濃厚接触者の自宅隔離

(3)濃厚接触者及び二次接触者の追跡調査

(4)脆弱な人の特定とモニター

(5)弱者の保護に重点を置いた安全な行動を促進するための地域社会との連携プログラムの強化

(6)ワクチン教育の継続と弱者を対象とした接種の強化

10 本島との間の無許可の渡航を行わないよう再度要請します。

※過去の領事メールは以下より確認できます。

https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0679

※ このメールは、在留届にて届けられたメールアドレス、「たびレジ」に登録されたメールアドレス登録者に自動的に配信されております。周りの方で、本メールを受け取られていない日本人の方がいましたら、在留邦人(3ヶ月以上ご滞在)の方は「在留届」に、短期滞在の方は「たびレジ」にご登録いただくよう、ご紹介ください。

(在留届)

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html

(たびレジ(変更及び解除含む))

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html

※「在留届」の変更及び、「帰国届」の提出は以下のURLから手続きをお願いいたします。

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/residencereport/login

在フィジー日本国大使館(領事・警備班)

住 所:(G.P.O. Box 13045)Level 2, BSP Life Centre, Thomson Street, Suva, Fiji

電 話:(679)330-4633(開館時間(8:30〜16:30)以外は外部オペレータによる対応)

メール: ryoji.fiji@fj.mofa.go.jp

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