フィジー国内での新型コロナウイルスの市中感染例に関する続報125及び一時帰国時ワクチン接種事業(アストラゼネカ製ワクチンの接種開始)について

 8月16日、フィジー保健・医療サービス省は新たに350件の新規感染例を確認したと発表しました。ポイントは以下のとおりです。邦人の皆様におかれましては、フィジー政府の推奨する感染予防策の実施を徹底すると共に、新たな制限等の発表にご注意ください。

 邦人が多く在留する西部地区で新規感染者が急増しており、フィジー国内の医療体制もひっ迫しております。在留邦人の皆様におかれましては、健康状態、年齢、基礎疾患の有無、海外旅行保険の保障内容、ワクチン接種、フィジーの医療体制、帰国便の状況等を勘案の上、帰国を含めた対応を検討願います。

 また、アストラゼネカ(AZ)製ワクチンの日本国内使用が認められたことを受け、現在実施中の成田空港及び羽田空港における、一時帰国する海外在留邦人等向けワクチン接種事業においても、8月25日(水)から、条件を満たす希望者の方に対し、AZ製ワクチン接種を開始する旨発表しましたので、ご参考までにお知らせします。

保健省発表:

https://www.fiji.gov.fj/Media-Centre/Speeches/English/STATEMENT-BY-THE-PERMANENT-SECRETARY-FOR-HEAL-(28)

COVID-19無料電話ヘルプライン:158

1 保健省発表

(1)感染例は、西部地区で242件、中部地区で108件が確認されています。感染者が増加している地域の内訳は、保健省のCOVID-19ダッシュボード及びフィジー政府のFacebookにて公開されます。

 北部地域で確認された感染例に関して、33件の濃厚接触者と70件の2次的接触者が特定され、現在のところ全員の陰性が確認され隔離されています。予防的措置としてNabouwalu(バヌアレブ島西側)において8月16日深夜12時より14日間、移動制限区域を設定します。同封じ込め地域 はRaralevu-i-CakeからNabouwalu村沿いにWainisevuまで広がります。それぞれのボーダーにチェックポイントが設定され、同地域への出入りは制限されます。医療サービスとして、Solevu Immaculate Conception Junior Secondary School、Bua Nursing Station及びLekutu Health Centreに診療所を開設し、封じ込め地域外に居住する者の医療需要に応えます。Nabouwalu病院は緊急医療用の施設となります。

COVID-19ダッシュボード:http://bit.ly/3vE2ZBb

(2)新たに23件(西部地区:20件、中部地区:3件)の死亡が確認されました。死亡した感染者は43歳から86歳の男女であり、12名がワクチン未接種、11名が2度目のワクチンを未接種でした。

(3)現在309名の患者が入院しています。その内、118名がラウトカ病院、49名がFEMAT野外病院、142名がCWM病院、セント・ジャイルズ及びマコイに収容されています。38名は重症、15名は危険な状態です。

(4)フィジー国内感染者数等累計

 総感染者数:40,587件(内本年4月から:40,517件)

 現在の陽性者数:22,494件(中部地区:15,692件、西部地区:6,801件)

 回復者数:17,491件(前日比1,650件増)

 死者数:394件(内、本年4月から:392件)

 COVID-19以外による陽性者死者数:208件

(5)8月14日の時点で533,705人(接種対象の91%)が初回のワクチン接種を受け、211,496人(接種対象の36.1%)が2回目の接種を完了しています。

(6)重度のCOVID-19症状を発症する可能性のある高リスク者のみを検査対象とする7月21日に発表されたスバ-ナウソリ地域での検査方針の変更から来る影響により、同地区での日々の新規感染例の件数が減少しています。この減少は、同地域における感染拡大が収束していることを意味しません。同地域内での検査方針変更前の検査陽性率は40〜50%であり、現在でも全国平均を上回る高い値を示しています。これは同地域で高いレベルのコミュニティ感染が続いていることを示しています。

 西部地区では、7日間平均の千人あたりの検査数は一日3.8から4件と一貫して高い検査水準を維持しています。新規感染例が増加しており、コミュニティ感染が広範に広がっています。同様に重症例や死亡例も増加しています。

(7)重度のCOVID-19感染者が自宅で死亡したり、病状が進行してから医療施設を受診しています。重度のCOVID-19は医療上の緊急事態であり、適切な治療の遅れは、回復の機会を減少させることとなります。COVID-19の深刻な症状には次のものがあります。これらの症状のいずれかが見られた場合には、すぐに最寄りの医療施設に受診してください。医療施設に行けない場合は165に電話してください。

・呼吸困難

・胸部の持続的な痛み、または圧迫感

・数日続く激しい頭痛

意識障害(new confusion)、傾眠傾向(inability to wake or stay awake)

・チアノーゼ症状(皮膚、唇または爪床が、青白く、灰色にまたは青くなる)

(8)スバ-ナウソリ地域で重度のCOVID-19患者を受け入れる特別な施設を設置しています。同地域内の住人で上記の重度のCOVID-19の症状が見られた場合は、早急に指定の医療施設にて受診してください。西部地区において重度のCOVID-19の症状がある場合は最寄りの医療施設に受診してください。医療施設に行けない場合は165番に電話してください。

・CWM病院

・FEMAT病院、Vodafone Arena

 ナウソリ在住で重度の症状が見られる方は以下の施設にて受診してください。

・Nausori Health Centre

・Wainibokasi病院

2 一時帰国時ワクチン接種事業(アストラゼネカ製ワクチンの接種開始)

(1)アストラゼネカ(AZ)製ワクチンの日本国内使用が認められたことを受け、現在実施中の成田空港及び羽田空港における、一時帰国する海外在留邦人等向けワクチン接種事業においても、8月25日(水)から、条件を満たす希望者の方に対し、AZ製ワクチン接種を開始する旨発表しましたので、ご参考までにお知らせします。本事業の対象者のうち、以下の条件のいずれかを満たす方は、AZ製ワクチンの接種が可能となります。

・既に居住地でAZ製ワクチンを1回接種している方で、居住地で2回目の接種を受けることに懸念等がある方

・アレルギー等により、mRNAワクチン(ファイザー製ワクチン)を接種出来ない方で、居住地でワクチン接種を受けることに懸念等がある方

(2)本事業でAZ製ワクチンの接種を希望する方は、8月18日(水)正午(日本時間)以降、以下の特設サイトを通じて事前に接種予約をする必要があります。

https://mar.s-kantan.jp/mofa-v-u/reserve/offerList_initDisplay.action

(3)詳細は以下の外務省ホームページをご覧ください。

https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/vaccine.html

※過去の領事メールは以下より確認できます。

https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0679

※ このメールは、在留届にて届けられたメールアドレス、「たびレジ」に登録されたメールアドレス登録者に自動的に配信されております。周りの方で、本メールを受け取られていない日本人の方がいましたら、在留邦人(3ヶ月以上ご滞在)の方は「在留届」に、短期滞在の方は「たびレジ」にご登録いただくよう、ご紹介ください。

(在留届)

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html

(たびレジ(変更及び解除含む))

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html

※「在留届」の変更及び、「帰国届」の提出は以下のURLから手続きをお願いいたします。

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/residencereport/login

在フィジー日本国大使館(領事・警備班)

住 所:(G.P.O. Box 13045)Level 2, BSP Life Centre, Thomson Street, Suva, Fiji

電 話:(679)330-4633(開館時間(8:30〜16:30)以外は外部オペレータによる対応)

メール: ryoji.fiji@fj.mofa.go.jp

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