フィジー国内での新型コロナウイルスの市中感染例に関する続報116

 8月7日、フィジー保健・医療サービス省は新たに682件の新規感染例を確認したと発表しました。ポイントは以下のとおりです。邦人の皆様におかれましては、フィジー政府の推奨する感染予防策の実施を徹底すると共に、新たな制限等の発表にご注意ください。

 邦人が多く在留する西部地区で新規感染者が急増しており、フィジー国内の医療体制もひっ迫しております。在留邦人の皆様におかれましては、健康状態、年齢、基礎疾患の有無、海外旅行保険の保障内容、ワクチン接種、フィジーの医療体制、帰国便の状況等を勘案の上、対応を検討願います。

保健次官声明:

https://www.fiji.gov.fj/Media-Centre/Speeches/English/STATEMENT-BY-THE-PERMANENT-SECRETARY-FOR-HEAL-(22)

COVID-19無料電話ヘルプライン:158

1 感染例は、西部地区で193件、また中部地区で489件、確認されています。感染者が増加している地域の内訳は、保健省のCOVID-19ダッシュボード及びフィジー政府のFacebookにて公開されます。

COVID-19ダッシュボード:http://bit.ly/3vE2ZBb

2 新たに西部地区3件、中部地区3件の計6件の死亡が確認されました。死亡した感染者は18歳から85歳の男女であり、3名がワクチン未接種、2名が2度目のワクチン未接種でした(1名のワクチン接種状況は未発表)。

 さらに5名のCOVID-19陽性患者が死亡しました(COVID-19以外による死亡例と分類)。

3 現在292名の患者が入院しています。その内、58名がラウトカ病院、72名がFEMAT野外病院、162名がCWM病院、セント・ジャイルズ及びマコイに収容されています。66名は重症、10名は危険な状態です。

4 フィジー国内感染者数等累計

 総感染者数:36,322件(内本年4月から:36,252件)

 現在の陽性者数:24,070件(中部地区:19,154件、西部地区:4,916件)

 回復者数:11,798件(前日比297件増)

 死者数:296件(内、本年4月から:294件)

 COVID-19以外による陽性者死者数:158件

5 8月6日の時点で508,796人(接種対象の86.7%)が初回のワクチン接種を受け、175,570人(接種対象の29.9%)が2回目の接種を完了しています。

6 保健省は、西部地区でのCOVID-19の症例数が増加しているため、現在の医療サービス戦略を変更する必要があります。西部地区内の居住者は、保健・医療サービス省が進展するCOVIDの状況を反映して、今後数日でパブリックアドバイザリーとガイドラインが変更されるので注意してください。当初の変更点としては以下のとおりであり、西部地区の居住者に適用されます。

(1)COVID-19の症状(咳、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、疲労感・極度の疲労感、頭痛、のどの痛み、発熱、下痢、目の充血(結膜炎)、味覚や嗅覚の喪失、発疹)が見られる方は最寄りのスクリーニングクリニックにて検査してください。特に妊娠中の女性は直ちに検査してください。検査で陽性が確認された方にはスクリーニングクリニックの保健チームからアドバイスと治療が提供されます。COVID-19の陽性者は、認識している濃厚接触者に情報やアドバイスを共有してください。

(2)西部地区では今後、感染者の接触追跡を行いません。重症化リスクが高く、COVID-19の症状のある方の特定と綿密なモニタリングへと移行します。COVID-19陽性と確認された方には自宅での自己隔離を支援する助言とリソースが提供されます。

(3)濃厚接触者の隔離終了時の検査は不要になります。濃厚接触者は、感染者と接触した日から14日間または陽性と判定された日から14日間、自宅で自己隔離する必要があります。休職手続きが必要な労働者は、最寄りのスクリーニングクリニックまたは医療施設にて14日間の自己隔離のための証明書を取得することができます。

(4)高齢者を含む脆弱な方の家族や介護者は、こうした方々の健康状態をモニタリングするようにしてください。COVID-19の症状が現れた場合には最寄りのスクリーニングクリニックに連れて行ってください。障害がある場合、または、その他身体的理由でスクリーニングクリニックに移動することができない場合には、158に電話してください。

(5)マスクを着用し、頻繁に石けんと水で手を洗い、手指消毒を使用し、2メートルのソーシャルディスタンスを保ち、咳のくしゃみは口元を覆うようにしてください。頻繁に触れる表面や物を消毒してください。予防接種を受けて、家族にも勧めてください。家族以外との接触を避けてください。

(6)企業は施設の除染に関する責任が求められます。十分な換気を引き続き行ってください。頻繁に触れる表面を消毒剤で1日3回拭いてください。ソーシャルディスタンスを確保するため、シフト表を導入することを推奨します。従業員が症状を示した場合は、必ずスクリーニングクリニックにて受診させ、また自宅で隔離させるようにしてください。

(7)すべての主要な医療施設は、引き続き機能しており、COVID及び非COVID疾患への救急サービス及び入院治療を提供します。一般的な外来受診はヘルスセンターで継続されます。ラウトカ病院の外科外来サービスは現在停止されています。外科外来患者への処方箋はGirmit Centreにて入手できます。ラウトカでの産科クリニックは、Kings RoadとTavakubu Roadの交差点にあるGirmit Centreで利用できます。同クリニックの予約は、最寄りの保健センターの医師が行います。

(8)西部地区の夜間外出禁止令は引き続き午後6時から翌午前4時までです。

※過去の領事メールは以下より確認できます。

https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0679

※ このメールは、在留届にて届けられたメールアドレス、「たびレジ」に登録されたメールアドレス登録者に自動的に配信されております。周りの方で、本メールを受け取られていない日本人の方がいましたら、在留邦人(3ヶ月以上ご滞在)の方は「在留届」に、短期滞在の方は「たびレジ」にご登録いただくよう、ご紹介ください。

(在留届)

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html

(たびレジ(変更及び解除含む))

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html

※「在留届」の変更及び、「帰国届」の提出は以下のURLから手続きをお願いいたします。

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/residencereport/login

在フィジー日本国大使館(領事・警備班)

住 所:(G.P.O. Box 13045)Level 2, BSP Life Centre, Thomson Street, Suva, Fiji

電 話:(679)330-4633(開館時間(8:30〜16:30)以外は外部オペレータによる対応)

メール: ryoji.fiji@fj.mofa.go.jp

ホームページ: http://www.fj.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

公式フェイスブックhttps://www.facebook.com/JAPANembFIJI/

公式ツイッター: https://twitter.com/JAPANembFIJI