フィジー国内での新型コロナウイルスの市中感染例に関する続報103

 7月25日、フォン保健・医療サービス省次官は会見を行い新たな措置を発表すると共にと共に、フィジー保健・医療サービス省は、新たに626件の新規感染例を確認したと発表しました。ポイントは以下のとおりです。邦人の皆様におかれましては、フィジー政府の推奨する感染予防策の実施を徹底すると共に、新たな制限等の発表にご注意ください。

 現在、フィジー国内での新規感染者が急増しており、医療体制もひっ迫しております。在留邦人の皆様におかれましては、ご自身の健康状態、年齢、海外旅行保険の保障内容、ワクチン接種、フィジーの医療体制等を勘案の上、対応を検討願います。

保健次官声明:

https://www.fiji.gov.fj/Media-Centre/Speeches/English/STATEMENT-BY-THE-PERMANENT-SECRETARY-FOR-HEAL-(15)

保健省発表:

https://www.fiji.gov.fj/Media-Centre/Speeches/English/STATEMENT-BY-THE-PERMANENT-SECRETARY-FOR-HEAL-(16)

COVID-19無料電話ヘルプライン:158

1 保健次官声明(昨日の領事メール「フィジー国内での新型コロナウイルスの市中感染例に関する続報102」の内容を除く。)

(1) フィジーにおける7日間の100万人当たり新規感染者数は依然として最も高い状態で推移しています。つまり、フィジーの人口規模に比して世界で最も感染者数が多いことになります。

(2) 病院の治療スペース及び医療サービスの窓口を増強し、また165及び158COVIDヘルプラインを強化しました。リスクの高い感染者のモニターに重点を置き、電話や自宅訪問を通じ、すべての陽性者を監視する機能を段階的に拡充しました。コミュニティ内にいる脆弱なグループの陽性者及び重度の症状を有している陽性者を特定するための検査及びスクリーニングに再び注力しています。

(3) FEMAT病院では重度のCOVID-19の患者の内70%が治療を受けたのちに退院し、20%がCWM病院に搬送されました。残念ながら10%は病院への到着が遅すぎました。CWM病院では重度の症状を有する感染者の60%が回復し、死亡例のほとんどは重度の基礎疾患のある人に発生しています。重度のCOVID-19から回復した患者に共通することは、非常に脆弱な感染者を入院させモニターする、またはタイムリーな救済 を可能にする家庭モニタープログラムによって、早期に対応する機会があったことです。COVID-19の重症化のリスクが高い人に症状がある場合は、状態が安定している間に165ヘルプラインへ早期の連絡をお願いします。

2 保健省発表

(1)感染者が増加している地域の内訳は、保健省のCOVID-19ダッシュボード及びフィジー政府のFacebookにて公開されます。

COVID-19ダッシュボード:http://bit.ly/3vE2ZBb

(2)新たに9件のCOVID-19による死亡例が確認されました。死亡した感染者は、44歳から75歳の男女であり、その内8名はワクチン未接種、1名は2度目のワクチンを未接種でした。

 さらに7件のCOVID-19陽性患者が死亡しましたが、これらの死亡例は既存の病気が原因であると医師によって判断され、COVID-19以外による死亡例として分類されました。

(3)フィジー国内感染者数等総計

 総感染者数:23,139件(内本年4月から:23,069件)

 現在の陽性者数:16,931件

 回復者数:5,686件(前日比242件増)

 死者数:186件(内、本年4月から:184件)

 COVID-19以外による陽性者死者数:94件

(4)7月24日の時点で440,361人(接種対象の75.1%)が初回のワクチン接種を受け、96,357人(接種対象の16.4%)が2回目の接種を完了しています。

(5)スバ−ナウソリ地域にてCOVID-19の症状がある人は、今後は検査を受けずに自宅にて14日間の自己隔離を厳格に行う必要があります。COVID-19に感染した大部分の人は、咳、鼻水、のどの痛み、発熱、味覚や嗅覚の喪失、体の痛み、頭痛などの軽度の症状のみが見られ、自宅にて完全に回復できます。低リスクの人は、14日間自宅にて他の家族から自らを隔離し、重度の症状が現れないかモニターを続けてください。呼吸困難や胸部の痛みなどの重度のCOVID-19の症状が見られた場合は、早急に指定の医療施設にて受診してください。医療施設に行けない場合は165番に電話してください。

・CWM病院

・FEMAT病院、Vodafone Arena

 ナウソリ在住で重度の症状が見られる方は以下の施設にて受診してください。

・Nausori Health Centre

・Wainibokasi病院

(6)50歳以上である、糖尿病、心臓病、腎臓病、喘息などの持病がある、肥満、あるいは妊婦している等のCOVID重症化リスクの高い方は、直ちに医療機関に連絡をとり、スクリーニングクリニックにて受診してください。陽性と確認された場合は、即座に医療が提供されることを保証します。

(7)休職手続きが必要な症状のある労働者は、最寄りスクリーニングクリニックや一般開業医(GP)にて診断を受け、14日間の自宅隔離のための診断書を取得することができます。

※過去の領事メールは以下より確認できます。

https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0679

※ このメールは、在留届にて届けられたメールアドレス、「たびレジ」に登録されたメールアドレス登録者に自動的に配信されております。周りの方で、本メールを受け取られていない日本人の方がいましたら、在留邦人(3ヶ月以上ご滞在)の方は「在留届」に、短期滞在の方は「たびレジ」にご登録いただくよう、ご紹介ください。

(在留届)

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html

(たびレジ(変更及び解除含む))

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html

※「在留届」の変更及び、「帰国届」の提出は以下のURLから手続きをお願いいたします。

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/residencereport/login

在フィジー日本国大使館(領事・警備班)

住 所:(G.P.O. Box 13045)Level 2, BSP Life Centre, Thomson Street, Suva, Fiji

電 話:(679)330-4633(開館時間(8:30〜16:30)以外は外部オペレータによる対応)

メール: ryoji.fiji@fj.mofa.go.jp

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