新型コロナウイルス感染症関連情報(ヨルダン国内の規制措置及び感染者数等:6月11〜15日分)

●6月15日以降、1回目のワクチン接種から21日以上経過した者は、夜間外出禁止が適用されなくなりました。

●政府は、7月1日以降、ペトラの遺跡地区入域に少なくとも1回目のワクチン接種を終えていることが条件となると発表しました。

●政府は、海外渡航のための2回目のワクチン接種の期日を早める必要がある場合の手続につき発表しました。

●政府は、新規感染者数につき、6月11日は343名、12日は310名、13日は500名、14日は546名、15日は500名で、累計の感染者数は744,377名となったと発表しました。

1 規制関連

(1)6月15日以降、1回目のワクチン接種から21日以上経過した者には、外出禁止が適用されなくなりました。一方、これまで電子移動許可証を得ていた者で、ワクチン接種希望登録をしていない者については、同許可証の効力が停止されますので、御注意ください。

(2)14日、保健省は、海外でのワクチン接種証明につき以下のとおり発表しました。

 ア 海外での1回目又は2回目のワクチン接種の証明には、各国のワクチン接種証明書(原本又は電子データ)の提示が必要であり、同証明書に証明内容を示すQRコードが掲載され、かつ、接種期日とワクチンの種類が記載されている必要がある。

 イ ただし、米CDC発行の証明書であれば、QRコードは不要である。米CDC発行の証明書以外で、QRコードが掲載されていない場合には、接種国保健省によるスタンプが必要となる(注:保健省はこのように発表していますが、我が国を含む諸外国と調整されたものではなく、実際の運用では不明な点が多いのが現状です。更なる情報が得られた場合には、追ってお知らせします)。

(3)15日、ファラジャート・ペトラ開発・観光局理事長は、7月1日以降、ペトラの遺跡地区に入域するには、少なくとも1回目のワクチン接種を終えていることを条件とする旨発表しました。

2 ワクチン関連動向

 14日、保健省は、海外渡航予定者の2回目ワクチン接種期日等につき以下のとおり発表しました。

(1)18歳以上で1回目のワクチン接種を終えている者の中で、海外渡航の必要がある者は、プリンス・ハムザ病院において、ワクチンの2回目接種の期日を早めることができる。これには、ファイザー社製ワクチンの場合は1回目接種から21日以上、アストラゼネカ社製ワクチンの場合は1回目接種から42日以上経過していることが条件となる(注:その他のワクチンについては言及なし)。また、2回目接種にあたり、空路での渡航の場合はフライト・チケット及び支払証明、陸路・海路の場合にはビザや在留資格等の提示が必要となる。

(2)ヨルダン以外の国・地域で1回目のワクチン接種を受けた者は、ワクチン接種希望登録サイトへの登録を通じて、ヨルダンで2回目のワクチン接種を受けることができるようになる。

3 14日、ハワーリ保健相は、変異株の感染状況等につき、以下のとおり述べました。

(1)ヨルダンにおいては、これまでインド型変異株による死亡1件が確認されている。

(2)感染調査チームが検体採取業務にあたっていた際、暴力を振るわれたことがある。国民に対し、同チームが必要な業務を遂行できるよう協力を求める。

(3)各セクターの再開は、感染状況次第である。

(4)第3波における感染者数は、1日3,000件を超えることは想定されていないが、いずれにしても第3波が起こらず、引き続き感染状況がコントロール下にあることを期待する。

(5)ワクチンの3回目接種に関しては、現在のところ何の決定もない。なお、現在ヨルダンにあるアストラゼネカ社製ワクチンは、全て2回目接種用。

(6)ヨルダンは、これまで1,660万ドーズのワクチンの契約を行い、年末までに供給される。

4 ヨルダン国内感染者数等

 ヨルダン保健省は新規感染者数、陽性率等を次のとおり発表しました。

 6月11日:343名(うちアンマン155名)陽性率2.16% 死者7名 PCR検査数15,916件

   12日:310名(うちアンマン147名)陽性率1.90% 死者5名 PCR検査数16,346件

   13日:500名(うちアンマン238名)陽性率2.69% 死者10名 PCR検査数18,617件

   14日:546名(うちアンマン290名)陽性率2.78% 死者10名 PCR検査数19,664件

   15日:500名(うちアンマン236名)陽性率2.47% 死者12名 PCR検査数20,236件

 現在の夜間外出禁止時間は、午後11時(経済活動は一部を除き午後10時まで)から午前6時までとなります。これを遵守して頂くようお願い致します。なお、1回目のワクチン接種から21日以上経過した者については、夜間外出禁止は適用されませんが、現時点ではヨルダン国内においてワクチンを接種し、保健省(MOH)からSMSにて送付された証明を持っている者のみに当てはまると考えられますところ、御注意願います。

 なお、政府による段階的な規制緩和措置に伴い、ワクチン接種の状況により異なりますが、原則の夜間外出禁止時間は、7月1日以降は午前1時(経済活動は一部を除き午後12時まで)から午前6時までとなる予定です。

新型コロナウイルス感染症の予防法について−

 まずは、一般的な感染症対策や健康管理を心がけてください。

 具体的には、石けんによる手洗いや手指消毒用アルコールによる消毒などを行い、できる限り混雑した場所を避けてください。また、十分な睡眠をとっていただくことも重要です。

 さらに、人込みの多い場所は避けるとともに、屋内でお互いの距離が十分に確保できない状況で一定時間を過ごす際はご注意下さい。

外務省海外安全ホームページ

https://www.anzen.mofa.go.jp/

外務省海外安全ホームページ 新型コロナウイルス

(日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国・入域の行動制限)

https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html

外務省 海外安全ホームページ 医療・健康関連情報

https://www.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/index.html

厚生労働省ホームページ

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

ヨルダン保健省 Hotline 06-5004545 / Corona Virus Free Line 111

https://www.moh.gov.jo/

ヨルダン保健省 新型コロナウイルス関連ページ(アラビア語(英語での閲覧も可))

https://corona.moh.gov.jo/ar

在ヨルダン日本国大使館

領事・警備班:担当 入江 及び 武井

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