新型コロナウイルスに関する情報共有(6月9日)

●6月8日、新型コロナウイルス対策国家医療タスクフォースは、10日までとしていたショッピングモールや商業施設の営業停止、レストラン等の店内飲食の禁止(宅配やテイクアウトは可)等の措置を6月25日まで延長することを発表

1 新型コロナウイルス国家対策医療タスクフォースによる発表(8日)

(1)新型コロナウイルス国家対策医療タスクフォースは、5月27日から6月10日までとしていた以下の措置を、6月25日まで延長することを発表しました。

ア 閉鎖対象施設

・ショッピングモール、商業施設

・レストラン、カフェ(宅配もしくはテイクアウトのみ可)

・ジム、スポーツ施設、スイミングプール、ビーチ、娯楽施設

・映画館

・スポーツ観戦場

・サロン、理容室、美容室

イ 禁止事項

・自宅での集会

・学校、高等教育機関、幼稚園、保育園、リハビリセンター、訓練所等における対面学習(国際的な試験への参加は除く)

・各種イベントや会議の開催

ウ 制限事項

・政府機関職員の70%は在宅勤務

エ 営業継続施設、活動継続業務

ハイパーマーケット、スーパーマーケット、食料品店、パン屋、薬局、   ガソリンスタンド

・民間医療機関(国家保健規制委員会(NHRA)の通達による一部医療サービスを除く)

・銀行、外貨両替店

・団体や企業における直接消費者や顧客に接触しない事務業務

・輸出入業者

・自動車修理店

・製造、建設、保守業務

・工場

・通信分野事業者

オ バーレーンへの入国については現行の手続が継続される

2 保健省次官らによる記者会見(4日)

(1)ワリード保健省次官

(ア)先週、国内31か所の保健センターにて1日3万1000回分ワクチン投与ができるよう、キャパシティー引き上げの決定を行った。これにより、ワクチン接種までの待機期間が1〜5日間へと短縮された。

(イ)1日3万1000人に対してワクチン投与が可能となったが、予約時間を遵守しない者がいるため、実際の数字は2万6000人となっており、キャパシティーが最大限活用されるよう、予約時間の遵守を要請する。ワクチン接種希望者の90%が接種済みであり、その内96%が予定どおり第1回目の接種を受けた。

(ウ)十分な治療が迅速に提供できるよう、サルマーニーヤ病院、総合障害者センター、シェイク・ムハンマド循環器内科専門センター等を含む治療施設において中度から重度の事例に対応可能なキャパシティーを向上させた。

(2)カフターニ中佐(BDB病院感染症コンサルタント微生物学者)

(ア)6月2日までに300件に達した集中治療を必要とする感染症例の増加の原因については、高齢者、慢性疾患を有する者の症例が増加したことが挙げられる。6月1日には集中治療を必要とする症例数が326件に達したが、その内270件(83%)はワクチン未接種者であった。

(イ)バーレーンが採用している治療基準は現存感染者を治療する上での最高の国際医療水準に則っている。保健省が日々発表する回復者数は治療の方向性が正しいことを証明している。

(ウ)レッドリスト国6か国からの渡航者の入国は、バーレーン国民及び居住者に限るという厳格な措置の下、停止されている。6月1日の現存感染症例の統計によると、海外から持ち込まれる感染症例は全体の0.88%に満たないことが分かっている。

(エ)複数のインフルエンサーがSNSアカウント上に予防措置を講ずることなく集会を行っている写真を投稿しているが、タスクフォースの決定は全ての者に適用され、違反者には法的措置を採る。

(オ)バーレーンが採用する全てのワクチンは有効であり、6月1日時点の現存感染者数27,954人の内、19,604人(70%)がワクチン未接種者となっている。ワクチンは免疫力を向上させ、感染拡大の可能性を軽減し、また、ウイルスによる合併症を抑制する。

(カ)(病院へ行く必要がある症状如何との問いに対して、)呼吸困難、胸焼けといった急性症状が挙げられ、慢性疾患を有する者及び50歳以上の者については、ウイルス感染直後に入院を要する。

(キ)子供へのワクチン投与とその有効性に関して、12歳〜17歳の子供のワクチン接種は集団免疫の達成を加速する上で重要であり、子供達自身のみならず家族を守ることに繋がる。子供については、無症状のウイルス潜伏期間が4日間に及ぶこともあり、周囲の者へ移す可能性を高める。子供のワクチン接種への登録を両親が推奨することを要請する。

(3)ジャミーラ・サルマーニーヤ病院感染・内科担当コンサルタント

 2021年1月〜5月の期間における死者は665人に及び、その内ワクチン未接種者は90%に上った。その内79%が50歳以上の者で、21%が50歳以下の者であり、94%が慢性疾患を有する者であった。

3 ブースター(第3回目)接種に関する実施要領(7日付報道)

(1)保健省が採用する新型コロナウイルスワクチンのブースター(第3回目)接種に関する実施要領によると、シノファーム製ワクチンを2回接種して3か月が経過し、リスクを有する者に対して、ブースター接種を認める。50歳以上の者、肥満の者、AIDS患者、コロナ対策医療関係者の4つのグループがそれに該当する。その他のグループについては、シノファーム製ワクチンの接種後6か月経過すればブースター接種が認められる。

(2)また、同実施要領によると、ワクチン接種前か後かに関わらず、ウイルスに感染した者については、ブースター接種は不要である。ブースター接種者は、シノファーム製かファイザー・ビオンテック製かのいずれかを選択することができる。

【問い合わせ先】

バーレーン日本国大使館 領事部

メールアドレス: nippon@bh.mofa.go.jp

当館公式サイト(日本語) http://www.bh.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

電話:+973-1771-6565

FAX:+973-1771-5059

休館日はこちら  http://www.bh.emb-japan.go.jp/japan/aboutUs3.htm

※「たびレジ」簡易登録をされた方でメールの配信を停止したい方は、以下のURLから停止手続きをお願い致します。

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delete