パンク発生後の強盗事件(発生場所の拡大)

 プレトリアを中心に、道路上に突起物(Spike)を設置し、走行中の車のタイヤをパンクさせ、その後強盗に及ぶ事件が多数発生していますが、発生範囲がハウテン州全体に広がりつつある模様です。銃器を使用するなど手口の凶悪化も見られます。

 報道等によれば、N1、N4、R553、R21が発生多発地帯となっているとのことです。今後、他の道路にも発生が広がる可能性がありますので、道路を走行中にパンクした場合、その後強盗犯が襲撃してくる可能性を念頭に、その場で停車することなく安全が確保できる場所まで走行する等の慎重な対応をしてください。

1 プレトリアを中心に、道路上に突起物を設置し、走行中の車のタイヤをパンクさせ、運転手などが路肩に停車して点検やタイヤ交換を行っている際に強盗に及ぶ事件が多数発生していますが、発生範囲がハウテン州全体に広がりつつある模様です。報道等によればN1(Polokwane方面)、N4 Mpumalanga方面(BronkhorstspruitからBalmoralオフランプ(R545))、プレトリア内のインターチェンジ)、N4 プレトリア方面(Solomon Mahlangu(M10)からWatermeyerオフランプ(M14))、N4 Rustenburg方面(R80からBrits tall plaza)、Golden Highway(R553)、R21(ORタンボ空港からプレトリア方面)が多発地点となっているとのことです。

 

2 今後、他の道路にも発生が拡がる可能性がありますので、いずれの道路を走行する場合においても、以下の点に留意して安全対策を講じるようにしてください。

 (1)安全速度と車間距離を保持し、路上や周囲の状況に注意して運転する。ハイビームを活用する。

 (2)夜間の走行は出来るだけ避ける(特に発生が報告された路線や街灯のない幹線道路における不要不急の夜間の走行は避ける)。

 (3)路上に異物(突起物を黒色ビニール袋で覆うなどして見破られにくい工作が行われている場合があります)を発見した場合、その上を踏まないように走行する。

 (4)パンクした場合、

・強盗の襲撃を念頭に落ち着いて行動する。

・その場で停車せず安全が確保できる場所まで走行する。強盗が車で追尾している可能性もあるため、離れた場所であっても安全が確保されなければ停車しない。

・高速で走行するとホイールが完全に破損して早期に自走不能になる可能性があるため、減速して走行する。

・警察や契約警備会社に通報し、支援を求める。

 (5)万が一襲撃された場合、抵抗しない(強盗が銃器を所持している可能性あり)。

3 万一、被害に遭われた場合には、在南アフリカ日本国大使館に連絡してください。

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●在南アフリカ日本国大使館

 H P: http://www.za.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

 住 所: 259 Baines St, Cnr Frans Oerder St, Groenkloof, Pretoria

 電 話: +27 12 452 1500 領事・警備

 メール: consul@pr.mofa.go.jp

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