５月１４日、スロバキア政府は、５月１７日以降の営業規制の緩和を決定したところ、５月１４日付公衆衛生局布告の概要は以下のとおりです。
これに伴い、営業規制に関する５月７日付公衆衛生局布告は撤廃されます。
公衆衛生局布告原文（スロバキア語）
https://www.uvzsr.sk/docs/info/ut/vyhlaska_207.pdf
【ポイント】
●ウェルネスセンター、アクアパーク、温泉の営業が条件付きで許可される（警報レベル２〜３の郡は除く）。
●映画館の営業が条件付きで許可される（警報レベル３の郡は除く）。
●ホテル、ロープウェイ、コンサートでの陰性証明書提示義務が撤廃される。
●注意レベル１〜２の郡における飲食店の屋内飲食が条件付きで許可される。
５月１７日以降、以下の営業規制及びイベント開催規制が導入される。
１ 以下の施設の営業を禁止する。
（１）警報レベル２〜３の郡におけるウェルネスセンター（サウナ、スパ等）、アクアパーク、温泉（医師の指示に基づく湯治は除く）。
（２）警報レベル３の郡における劇場、コンサートホール、映画館。
（３）警報レベル３の郡におけるロープウェイ。
２ 営業が許可されている小売店及びサービス業は、客及び従業員に対して以下の衛生基準を遵守させなければならない。
（１）屋内・屋外に関わらず、店内では口と鼻をマスクで覆う。
（２）入店の際に手の消毒を行うか、使い捨て手袋を着用する。
（３）行列に並ぶ際、同世帯以外の他人との間隔を２メートル以上空ける。
（４）１５平方メートルあたり１名のみ入店が許可される。ただし、保護者同伴の１０歳未満の子供は対象外。
（５）店舗の全ての入り口で、の衛生基準遵守について周知する。
（６）頻繁に換気し、定期的な消毒を行う。
３ タクシーの営業については、以下の規則を遵守すること。
（１）乗車人数は１列あたり２名まで（モニタリングの郡を除く）。
４ プールの利用人数は、以下の通り制限される。
（１）警報レベル３の郡：６名以下。
（２）警報レベル１〜２の郡：１０名以下。
（３）注意レベル２の郡：収容人数の３０％以下。
（４）注意レベル１の郡：収容人数の５０％以下。
（５）モニタリングの郡：入場制限無し。
５ ロープウェイの乗車人数は、以下の通り制限される。
（１）警報レベル１〜２の郡：定員１０名までの場合、同一世帯のみ乗車可。定員１１名以上の場合、定員の２５％以下又は同一世帯のみ乗車可。
（２）注意レベル２の郡：定員１０名までの場合、同一世帯のみ乗車可。定員１１名以上の場合、定員の５０％以下又は同一世帯のみ乗車可。
６ 宿泊施設の営業については、以下の規則を遵守すること。
（１）宿泊施設内の飲食店及びウェルネスセンターの営業については、本布告の該当箇所を参照。
（２）警報レベル１〜３の郡においては、一つの客室に宿泊できるのは、大人２名まで、又は同一世帯のみ。
７ 飲食店の営業については、以下の規則を遵守すること。
（１）セルフサービスの飲食物の提供禁止（モニタリングの郡を除く）。
（２）警報レベル１〜３の郡：屋内飲食禁止。（テラス席の）席同士の間隔は以上２メートル確保する。立食禁止。
（３）注意レベル２の郡：屋内の１つのテーブルに着席できるのは４名まで、又は同一世帯のみ。席同士の間隔は２メートル以上確保する。
（４）注意レベル１の郡：屋内の１つのテーブルに着席できるのは６名まで、又は同一世帯のみ。席同士の間隔は２メートル以上確保する。
８ フィットネスセンターの利用人数は、以下の通り制限される。
（１）警報レベル２〜３の郡：１０名以下、又は２５平方メートルあたり１名まで。
（２）警報レベル１の郡：１５名以下、又は２５平方メートルあたり１名まで。
（３）注意レベル２の郡：２０名以下、又は１５平方メートルあたり１名まで。
（４）注意レベル１の郡：３０名以下、又は１５平方メートルあたり１名まで。
（５）モニタリングの郡：５０名以下、又は１５平方メートルあたり１名まで。
９ 博物館、美術館等におけるガイドツアーの人数は、以下の通り制限される。
（１）警報レベル２〜３の郡：ガイドツアーは禁止。個人による鑑賞のみ可。
（２）警報レベル１の郡：１０名以下。
（３）注意レベル２の郡：１５名以下。
（４）注意レベル１の郡：３０名以下。
（５）モニタリングの郡：人数制限無し。
１０ 劇場、コンサートホール、野外映画の上映、その他舞台芸術の観客人数は、以下の通り制限される。
（１）警報レベル２の郡：収容人数の５０％以下、かつ屋外の場合は２００名以下、屋内の場合は１５０名以下。立ち見禁止。
（２）警報レベル１の郡：収容人数の５０％以下、かつ屋外の場合は５００名以下、屋内の場合は２５０名以下。立ち見禁止。
（３）注意レベル２の郡：座席数の５０％以下、かつ屋外の場合は５００名以下、屋内の場合は２５０名以下。立ち見席では、屋外の場合は１００名以下、屋内の場合は５０名以下。
（４）注意レベル１の郡：屋外の場合、座席数の７５％以下、かつ５００名以下。屋内の場合、座席数の５０％以下、かつ２５０名以下。立ち見席では、屋外の場合は２５０名以下、屋内の場合は１００名以下。
（５）モニタリングの郡：屋外の場合は１０００名以下。屋内の場合は５００名以下。
１１ ウェルネスセンター、アクアパーク、温泉の入場人数は、以下の通り制限される。
（１）警報レベル１の郡：１５平方メートルあたり１名まで、かつ１０人以下。
（２）注意レベル２の郡：収容人数の３０％以下、又は５００名以下。
（３）注意レベル１の郡：収容人数の５０％以下、又は５００名以下。
（４）モニタリングの郡：収容人数の５０％以下、又は１０００名以下。
なお、アクアパークの屋内施設を利用する者は、７２時間以内に発行されたＰＣＲ検査若しくはＬＡＭＰ検査の陰性証明書、又は２４時間以内に発行された抗原検査の陰性証明書の提示が必要。
１２ 本布告内で陰性証明書の提示を条件としている場合、以下のいずれかに該当する者は、その証明書で代用可能とする。
（１）２回目のmRNAワクチン（注：ファイザー／ビオンテック製ワクチン及びモデルナ製ワクチン等）を接種してから１４日以上経過した者 。
（２）１回目のベクターワクチン（注：アストラゼネカ製ワクチン等）を接種してから４週間以上経過した者。
（３）新型コロナウイルス感染症が治癒してから１８０日以内に１回目のmRNAワクチン又はベクターワクチンを接種し、同接種から１４日以上経過した者。
（４）直近１８０日以内に新型コロナウイルス感染症を治癒した者。
（５）１０歳未満の者。
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