新型コロナウイルス感染症関連情報（ヨルダン国内の規制緩和及び感染者数等４月２７、２８日分）

●政府は、毎週金曜日の包括的外出禁止措置を４月３０日から撤廃することを発表しました。ただし、新型コロナの感染状況は楽観視できるものではありませんので、引き続き感染予防対策の徹底をお願いします。

●政府は、新規感染者数につき、４月２７日は１，８１５名、２８日は１，９１０名で、累計の感染者数は７０８，２６５名となったと発表しました。

１　２８日、ドゥディーン・メディア担当相等は記者会見を行い、以下のとおり新型コロナ関連規制の緩和等を発表しました。

（１）４月３０日（金）以降、毎週金曜日の包括的外出禁止措置を撤廃する。

（２）夜間外出禁止措置は、現在実施されているとおり（午後７時から午前６時まで、経済活動は一部を除き午後６時まで）、金曜を含め毎日継続される。

（３）４月３０日（金）以降、ラマダン期間中は、徒歩に限り夜の礼拝及び夜間礼拝（タラーウィーフ）のための外出を認める。具体的な外出可能時間は、ワクフ省が決定する。

（４）イード休暇は５月１１日（火）から１５日（土）までであるが、イード中の礼拝は、屋外で行われる。

（５）４月３０日（金）以降、公園及びその敷地内の売店営業を再開する。また、学校の対面授業の再開は９月開始の見込み。

（６）政府には各セクターを段階的に再開する計画があるが、これにはいくつかの条件があり、最も重要なものとしては、集中治療室の占有率が６５％を超えないことが上げられる。これを超えた場合には、再度、規制強化を強いられる。

（７）ワクチン接種を促すためのインセンティブ・プログラム（注：例えば、ワクチン接種を一定の行動の条件とすること）に関しては、危機管理センターからの提案であって政府として何ら決定したものではない。また、同プログラムのいくつかの点については不法又は非論理的であり、政府内で検討する必要もあり、いずれにせよ政府として決定次第発表する。

（８）規制緩和を行っていくが、現在の感染状況は、第一波後の規制緩和当時の感染状況よりも大幅に厳しい。第三波の発生も予想される。今後厳しいモニタリングを継続するが、引き続き感染予防対策の徹底を要請する。

（９）これまで、ヨルダン国内でインド型変異株への感染は確認されていない。

２　ヨルダン国内感染状況

　ヨルダン保健省は感染者数を次のとおり発表しました。

（１）新規感染者数・死者数

　４月２７日：１，８１５名（アンマン６８９名）、死者４７名

　　　２８日：１，９１０名（アンマン６７２名）、死者４７名

（２）ＰＣＲ検査件数は、４月２７日は１８，８５３件、２８日は１８，７５５件を実施。

（３）陽性率は、４月２７日は９．６３％、２８日は１０．１８％。

　本情報は、当局が公式に発表した最新情報等を中心に掲載しており、今後変更があり次第連絡いたします。

　現在の夜間外出禁止時間は、午後７時（経済活動は一部を除き午後６時まで）から午前６時までとなります。これを遵守して頂くようお願い致します。

−新型コロナウイルス感染症の予防法について−