新型コロナウイルス(ラオス国内の確定症例4月28日、サワンナケート県における罰則)

【ポイント】

○4月28日、ラオスCOVID19対策特別委員会は、外国人を含め、首都ビエンチャン75名、チャンパサック県11名、ルアンパバーン県4名、サワンナケート県3名の計93名のCOVID-19感染者が確認された旨発表しました。これで感染者数は計604名になりました。

○27日、サワンナケート県対策特別委員会は、以下2のとおり罰則に関する通知を発出しましたので、十分ご注意ください。

〇感染者が訪問したことのある場所を訪問され、発熱や咳などの症状がある方は、外出せず、大使館領事班までご連絡願います。

平日8:30-17:00

大使館電話番号 021-414400, 021-414401,021-414402, 021-414403

上記以外の時間帯

閉館時緊急連絡先: 020-5551-4891

○以下3のとおり、変異株への対応を含め引き続き感染予防に万全を期してください。

【本文】

1 4月28日、ラオスCOVID19対策特別委員会は、首都ビエンチャン75名、チャンパサック県11名、ルアンパバーン県4名、サワンナケート県3名の計93名のCOVID-19感染者が確認された旨発表しました。これで感染者数は計604名になりました。

(1)感染状況

ア 感染染者が確認されていないのはアッタプー、サイソンブン、フアパンの3県。

イ 新規感染者の首都ビエンチャンでの主な訪問場所

4月18日19:00-20:30、ナンプ広場のレストラン「モミジ」

4月19日、シームアン村のレストラン「トムエンドトム」、ナーサイトン村の飲酒提供店「ソンブアイ」

4月13日、ノンドゥアン通りの「インペットスッダーワン」

4月21・22日、クアディン市場、サーカス場付近

4月15-17日、三江市場近くのホテル併設のカラオケ店

ウ 新規感染者の多くは20歳から39歳の若者で3歳以下3名、60歳以上2名が含まれる。ラオス在住中国人3名及びベトナム人5名が感染。

(2)検査

ア 29日以降、首都ビエンチャンのブンカニョン運動場の検査場は撤収し、ミタパープ病院、セタティラート病院、シーコート中等教育学校、ラオ・ビエット中等教育学校、チャオアヌウォン競技場で午前9時から正午まで検査を実施。

イ 検査後、陰性であったとして他県への移動を認める許可証を求める者がいるが、許可証は発行しない。

ウ 国立疫学検査センター(NCLE)では出国予定者の検査のみ実施。

エ 濃厚接触の可能性がある場合、自主隔離を行い、検査を受けること。結果が判明するまでに2,3日を要する。陽性の場合、電話連絡があり、迎えが来るまで待つこと。電話がなければ陰性だが、14日間、自主隔離を行うこと。

2 サワンナケート県対策特別委員会通知

2021年4月27日

4月28日から5月9日まで以下の措置をとる。

1 20時から翌朝5時まで往来禁止。メコン川のボート運航禁止。

2 市場の営業時間は5時から18時30分まで。

3 小売店の営業時間は5時から18時30分まで。

4 工場の操業停止。ただし自社寮に住む従業員を使用する場合を除く。

5 18歳未満及び70歳以上の外出禁止。18歳未満の外出は保護者同伴に限る。

6 酒類の販売禁止。

7 店内飲食禁止。

8 伝統儀式、宗教行事、結婚式等の開催禁止。

罰則規定

1 外出時のマスク不着用

1回目 警告及び誓約書又は身分証明書の差押え

2回目 罰金5万キープ、車両の差押え

3回目 刑事処分

2 夜間外出

1回目 罰金20万キープ及び誓約書又は身分証明書の差押え

2回目 罰金50万キープ、車両の差押え

3回目 刑事処分

3 時間外営業

(1)小売店

1回目 警告、罰金50万キープ及び調書作成

2回目 商品差押え

3回目 刑事処分

(2)市場(市場内の店舗は上記(1)小売店の罰則に準ずる)

1回目 警告、罰金100万キープ、調書作成

2回目 罰金500-1000万キープ、調書作成

3回目 刑事処分

4 騒音・飲酒

1回目 警告、罰金10万キープ、調書作成

2回目 罰金50万キープ、機材・車両等の差押え

3回目 刑事処分

5 その他禁止行為

(1)個人

1回目 警告、罰金100万キープ、調書作成

2回目 刑事処分

(2)グループ

1回目 罰金200万キープ、調書作成

2回目 刑事処分

6 船の使用禁止

(1)時間外使用

1回目 罰金100万キープ、船の差押え

2回目 罰金200万キープ、船の差押え

3回目 罰金500万キープ、船の差押え

(2)禁止エリアへの進入

1回目 罰金100万キープ、調書作成、運送物資の差押え

2回目 罰金200万キープ、調書作成、船の差押え、刑事処分

3  従来と比較し感染・重症化しやすく、ワクチンが効きにくい可能性のある変異株がラオスを含む世界各地で報告され,急速に従来株からの置き換わりが起きつつある状況です。変異株に対する感染予防策は基本的に従来と同様ですが、引き続き関連情報に注意を払いながら,以下に従って一層の予防に努めてください。

(1)できる限り3密(密閉空間,密集場所,密接場面)を避け,家や職場などでは十分な換気を行う(30分に1回以上,数分間程度,2方向の窓を全開にする。窓が1つの場合にはドアを開ける。)

(2)流水で30秒以上かけた丁寧な手洗いを行い,また手洗いができない場合は擦式アルコール消薬(濃度60%以上95%以下のエタノール)を携行するなどの手指消毒を徹底する。

(3)人と会話等をする場合にはできる限り2m以上の距離をとる。距離がとれない場合にはマスクを着用する(マスク着用中は強い負荷の作業は避けて,こまめに水分補給をする。また,エアコンを使用するなど熱中症に注意する。)。

(4)マスクがない場合,咳やくしゃみをする際にティッシュやハンカチ,袖や肘の内側を使って口や鼻を押さえる(咳エチケット)。

(5)体調がすぐれない時には外出及び人との接触を控える。

厚生労働省HP

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html

引き続き,当館からのお知らせ及びラオスCOVID19対策特別委員会の発表にご留意願います。

【問い合わせ先】 在ラオス日本大使館領事班

開館時電話:021-414-400〜403

閉館時緊急電話:020-5551-4891

メール:consular@vt.mofa.go.jp

※大使館からのお知らせメールの配信停止は,以下のURLから手続きをお願いいたします。 https://www.ezairyu.mofa.go.jp/mailmz/delete?emb=lao

※「たびレジ」簡易登録をされた方でメールの配信を停止されたい方は,以下のURLから手続きをお願いいたします。 https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delete