新型コロナウイルス関連情報(4月22日現在:感染状況、国内制限)

○ポイント

●4月21日午前0時から4月22日午前0時における新たな感染者数は745名、累計感染者数は234,812名です。

●国内制限及び入国制限に変更があります。詳しくは本文をご確認ください。

●感染が続いており、新規感染者数や死亡者数が多くなっています。引き続き、最新情報を入手し、感染予防に努めて下さい。

○本文

1.感染者数関連情報

4月21日午前0時から22日午前0時における新規感染者数は合計745名、現在の入院者数620名、集中治療室収容者数154名です。関係当局によれば、これまで計3,073,739名を検査し、計234,812名の感染が確認されています。死亡者数は11名増加し、計4,494名です。

(地域別感染者数(21日から本日にかけての増加人数)

スロベニア中心部       : 56,947 (+161)

ドレンスカ・ベラクライナ地方 : 18,169  (+62)

サヴィンスカ地方       : 31,587 (+136)

ポドラウスカ地方       : 35,076  (+97)

ゴレンスカ地方        : 24,502  (+84)

ポムルスカ地方        : 14,986  (+41)

オバルノ・クラシュカ地方   : 10,557  (+29)

ゴリシュカ地方        : 11,537  (+33)

プリモルスコ・ノトランスカ地方:  5,409  (+23)

ポサウスカ地方        :  9,192  (+23)

コロシュカ地方        :  9,112   (+9)

ザサウスカ地方        :  6,279  (+36)

その他調査中         :  1,459  (+11)

※(地域別感染者数:出典)COVID-19トラッカーSledilnik

https://covid-19.sledilnik.org/sl/stats

2.国内制限の改訂と延長

(1)「人々の移動と集会・集まりの一時的な制限に関する政令」の改訂と延長

 本22日、スロベニア政府は集まり・集会の制限に関する政令を改訂し、以下の通り最大10人までの集まり・集会を認めることを発表しました。なお、同措置の有効期間は4月23日から5月2日までとなっております。

(ア)一般の集まり・集会は最大10名まで(近親者や同居人は除く)認められます。

(イ)公共の集まり・集会

(a)屋内では一人当たり30平米のスペースの確保が求められます。同居人の場合はその限りではないですが、最大人数は10名までです。また、マスクの使用が義務づけられています。

(b)屋外では一人当たり10平米のスペースの確保が求められます。同じ同居人の場合はその限りではないですが、最大人数は屋内同様に10名までです。

また、屋内と屋外とも、同居人を除き、それぞれが1.5メートル以上離れることが求められています。更に公共の集まり・集会の責任者は、求めがあった場合、同集まり・集会の登録証あるいは許可証を提出することが求められています。

(ウ)国内移動制限の撤廃 

 国内の移動制限を撤廃し、すべて地方間の移動を認めることとしました。

(2)レストランやバー、宿泊施設の制限の緩和

 昨21日、スロベニア政府は以下の通りレストランやバー、宿泊施設の制限の緩和を決定しました。同措置の有効期間は、レストラン等が4月24日から5月2日、宿泊施設が4月26日から5月2日までとなっております。

(ア)オレンジの地方(スロベニア中心部、ドレンスカ・ベラクライナ地方、サヴィンスカ地方、ポドラウスカ地方、ゴレンスカ地方、プリモルスコ・ノトランスカ地方、ポサウスカ地方、コロシュカ地方、サザウスカ地方)

(a)テラスや庭等屋外での食事等の提供の許可(7時から19時、テーブル当たりの人数等制限あり)

(b)1宿泊施設当たり最大30部屋までの営業許可。ただし、客側は利用に際し、陰性証明書(PCRもしくは簡易抗原検査、48時間以内の検査による)、ワクチン接種証明書、あるいは陽性証明書(10日以上6ヶ月以内)等が必要とされる。

(イ)イエローの地方(ポムルスカ地方、オバルノ・クラシュカ地方、ゴリシュカ地方)

(a)屋外・屋内問わずレストランやバーでの食事等の提供の許可(7時から19時、テーブル当たりの人数等制限あり)

(b)1宿泊施設当たり最大30部屋までの営業許可。ただし、客側は利用に際し、陰性証明書(PCRもしくは簡易抗原検査、48時間以内の検査による)、ワクチン接種証明書、あるいは陽性証明書(10日以上6ヶ月以内)等が必要とされる。

(3)すべての教育施設の再開

大学を含むすべての教育施設の再開が許可されます。

3.入国制限の改訂と延長

 本22日、政府はプレスリリースに於いて、入国制限の改訂と延長を発表しました。

(1)往来制限国(レッド)からの入国に際する自己隔離免除要件の改訂

 26日より、以下の条件に当てはまる場合はレッド国からの入国に際して、自主隔離が免除されます。

(ア)EUもしくはシェンゲン域、英国、米国で発行された、48時間以内に採取された検体によって行われたPCR検査による新型コロナウイルスの陰性証明を提示できる者

(イ)10日以上6ヶ月以内に、EUもしくはシェンゲン域、英国、米国で発行された、PCR検査による新型コロナウイルス陽性証明、もしくは、新型コロナウイルス感染症発症から6ヶ月以内であることを証明する医師の診断書を提示できる者

(ウ)以下の条件に当てはまるワクチン接種証明書を提示できる者(インド製と中国製のワクチンが追加されました)

●1回目の接種から少なくとも14日間が経過している

ジョンソン・アンド・ジョンソンヤンセン・シラグ製ワクチン

●1回目の接種から少なくとも21日が経過している

アストラゼネカ製ワクチン

アストラゼネカ/セラム・インスティチュート・オブ・インディア製ワクチン(インド)

●2回目の接種から少なくとも7日間が経過している

・ビオンテック/ファイザー製ワクチン

●2回目の接種から少なくとも14日間が経過している

・モデルナ製ワクチン

スプートニクV(国立ガマレヤ研究所(ロシア)製)

・シノバック・バイオテック製(中国)ワクチン

・シノファーム製(中国)ワクチン

(エ)これまで、外国での業務から帰国する警察、国家公務員及び外国出張から帰国する登録記者及び国家公務員について、10日間の自主隔離及び陰性証明の提出が免除されていましたが、26日以降、72時間以内に採取された検体によるPCR検査の陰性証明書の提出が必要になりました。

(オ)レッド国からの入国に際し3日以内のPCR検査または簡易抗原検査による陰性証明を提出することで自主隔離が免除される要件が変更されました。

(a)これまで、EUまたはシェンゲン圏の居住者で、EUまたはシェンゲン圏から入国し、ケアを必要とする者や家族の支援等を行う者については、入国に際し3日以内のPCR検査または簡易抗原検査による陰性証明を提出することで自主隔離が免除されるとされていましたが、26日より、陰性証明等の提出が免除されることになりました。

(b)民間施設等や私有地、賃貸する土地等の保守作業を行う者で、国境を越えて戻る者について、これまで48時間以内に戻ることが条件とされていましたが、72時間以内に戻ることが新たな条件となりました。

(2)往来制限国(レッド)リストの改訂

 26日より、レッド国リストが変更されます。主な変更点は、以下の通りです。レッドリストの詳細は、政府HPをご確認ください。

レッドリストに追加された国:フィンランド、マレーシア、セントビンセントおよびグレナディーン諸島

レッドリストから削除された国:マルタ、バルバドス

https://www.gov.si/novice/2021-04-22-dodana-nova-cepiva-za-vstop-v-drzavo-brez-napotitve-v-karanteno/

【参考情報】

1.新型コロナウイルス感染症に関連する各種問い合わせ先について

スロベニア政府はホームページで、以下の連絡先について紹介しておりますので、共有いたします。

(1)自主隔離(自己検疫)に関連する情報は、下記の保健省の連絡先から入手できます。

電話番号:+386 (0)1 478 68 48 (8時30分から15時30分まで)

メール:karantena.mz@gov.si

(2)スロベニア国立公衆衛生研究所は、国内状況や感染予防の方法等について公開しています。健康に関する推奨事項と指示については、国立公衆衛生研究所にご連絡ください。また、国立衛生研究所のウェブページ(主にスロベニア語)からも確認できます。

https://www.nijz.si/

電話番号:+386 (0)1 2441 729

(3)国境通過に関する質問については、下記の警察のコールセンター(新型コロナウイルス関連の情報提供)もしくは、メールでお問い合わせください。

電話番号:+386 (0)1 514 70 01

メール:info.koronavirus@policija.si

(4)領事に関連する質問については、スロベニア外務省にお問い合わせください。

電話番号:+386 (0)1 478 20 10

2.外務省海外安全ホームページ

本サイトでは、各国・地域での新型コロナウイルスの発生状況、新型コロナウイルス(日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国・入域後の行動制限)等の情報を掲載しています。

https://www.anzen.mofa.go.jp/

3.たびレジ簡易登録

本サービスは、メールアドレスとメール配信を希望する国・地域を選択するだけで、当該在外公館から領事メールを受信することが出来ます。ぜひご活用下さい。

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/register

4.新型コロナウイルス感染症に備えて 〜一人ひとりができる対策を知っておこう〜(首相官邸

https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html

5.新型コロナウイルス感染症に関する情報について(厚生労働省https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

6.リュブリャナ空港ホームページ

https://www.fraport-slovenija.si/en/Main

7.スロベニア政府の下記のツイッターアカウント等で、随時情報発信が行われておりますので、こちらもご確認ください。

●政府(英語):https://twitter.com/govslovenia

●政府(スロベニア語):https://twitter.com/vladars

(英語版と若干内容が異なります。)

●外務省:https://twitter.com/mzzrs

(主にスロベニア語)

●保健省:https://twitter.com/minzdravje

(主にスロベニア語)

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