・ラマダンの期間 4月13日〜5月12日
・過去には、信仰心が高揚するラマダンの時期にテロ組織がテロの実行を呼びかけ、他国においてテロ事件が発生しています。
・当国ではこれまでテロが発生したことはないものの、北部の国境管理はぜい弱であり、治安当局はテロリストの北部地域の通過を確認していることから、「ベナンでもテロは起こり得る」との認識をお持ちください。
・ラマダン期間中は、夕方頃に、家路を急ぐドライバーがスピードを出したり、運転が荒くなったりして、交通事故が発生しやすくなるといわれますので、注意が必要です。
1. ベナンでは、4月13日、イスラム教の断食月であるラマダンが始まります。
ラマダンや犠牲祭といったイスラム教関連行事においては、特にイスラム教徒の同胞意識が強まり、信仰心が高揚することとなります。過去にはISILのようなテロ組織がラマダン月のテロ実行を呼びかけることにより、実際に事件が発生しています。
2. 現在まで、当国ではテロの発生はありませんが、周辺国でテロ事件が多発している現状や北部の国境管理がぜい弱であることなどを鑑み、「ベナンでもテロは起こり得る」との意識付けをされますようお願いいたします。治安当局によれば、テロリストがベナンの北部地域を通過して他国に渡ったことを確認しているとのことです。
安全対策などについては、４月７日付海外安全情報（広域情報）をご参考ください。
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2021C057.html
また、外出時には過度の肌の露出を控えるほか、日頃からイスラム教徒の生活様式や慣習を尊重する（例．写真撮影をしない、面前であからさまに飲酒しない）など、トラブル防止に努めてください。
3. ラマダン期間中は、特に夕方頃に家路を急ぐドライバーがスピードを出し過ぎたり、運転が荒くなったりするといわれます。そのため、交通事故が発生しやすい傾向にありますので、車を運転する方は普段以上に安全運転に努め、歩行者は周囲の状況をよく確認して交通事故に巻き込まれないように注意をしてください。
参考
海外安全ホームページ：ベナン（テロ・誘拐情勢）
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_118.html
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