テネシー州における銃撃事件の発生について

●12日午後に、州東部ノックスビル市の高校で銃撃事件により生徒1人が死亡したほか、同日州都ナッシュビル市では1人死亡、3人が負傷し、州中部レバノン市では2人が射殺される銃撃事件が発生した。

●銃撃事件に遭遇した場合は、慌てず、逃げられれば早期に逃げ、逃げられなければ身を隠すという方針で対応願いたい。

1 12日午後3時台、テネシー州東部ノックスビル市内のオースティン・イースト・マグネット高校の校舎内で、銃を持った生徒が警察官に発砲したとのことで、その結果、生徒が死亡し、警察官1名が負傷しました。また、同日午後6時40分頃、州都ナッシュビル市北部、ナッシュビル警察のNorth Precinctから約300メートル東側に位置するCumberland View Apartmentにおいて、3歳の幼児が死亡、3人が負傷する銃撃事件が発生しました。さらに、同日午前7時30分頃、州中部レバノン市Whispering Oaks Driveの一軒家で、夫が自分の妻とその母を射殺した後、自殺するという銃撃事件が発生しました。

2 コロナ禍の中、昨年2020年のテネシー州の銃撃事件は増加しており、特に、無差別発砲事件は前年比12件増の19件発生しています。今後もこの傾向は続く恐れがあります。

3 邦人の皆様方におかれましては、銃撃事件の発生の予想は困難であるうえ,展開が早く、警察の現場臨場が間に合わないことが多いという事件の性格を踏まえた上で、以下の対応策を参考に引き続き警戒心を保持して頂くようお願いします。

【銃撃事件対応のポイント】

●慌てない。

●逃げられれば早期に逃げる。

●逃げられなければ身を隠す。

【銃撃事件対応要領】

1 銃声が聞こえたら身を低くし、可能な限り一番近いコンクリート製の柱、壁等の裏に姿勢を低くして移動する。

2 銃声の方向を確認し、可能な限り遠くへ避難する。周囲の人間、特に店の警備員や従業員の動きに注意する。

3 (店舗内にいた場合は)店側の指示に従う。(大型店舗の場合、対処訓練を実施しており、安全な非常口から避難誘導する手順も訓練している。)

4 逃げられない場合は、出来るだけ、建物(店)の従業員と共に建物(店舗)内で身を隠し救助を待つ。

5 逃げ遅れ、かつ、孤立した場合は、建物(店舗)奥の事務所内等に身を隠し、内側からドアを施錠し照明を消す。可能な限り911番通報して自分の居場所を外部に知らせる。