ラジョリナ大統領によるインタビュー形式での新型コロナウイルス対策に関する主要発言点(3月20日)

●3月20日夜、ラジョリナ大統領は国営テレビTVMに出演し、インタビュー形式で新型コロナウイルス対策について述べたところ、主要点を以下のとおりお知らせします。

●事態は刻々と変わりますので、最新情報の入手に努めてください。

1 新型コロナウイルスの流行状況、変異株の発見、ワクチン等

(1)2月18日から3月20日までの間に、マダガスカルでは2483件の新型コロナウイルスの新規感染が確認され、同じ期間での快復者は1409人、死亡者は45人であった。特に、首都アンタナナリボを含むアナラマンガ地域圏と、マダガスカル北部の地域圏を中心に、5つの地域圏で特に多くの感染が確認された。

(2)変異株についても検査を実施している。2月17日に60件の検体をパリのパスツール研究所に送って行った検査では、変異株は発見されなかった。2月26日に行った15件の献体に対する検査でも変異株は発見されなかった。しかし、3月11日にパリに送った18件の検体については、うち7件から南ア変異株が発見された。

(3)南ア変異株は既に世界の58カ国で発見されているが、南ア変異株に対抗できるワクチンはまだ開発されていない。また、マダガスカル新型コロナウイルスの第二波に見舞われている。このような状況を受け、来週から、CVOの配布をアンタナナリボ市内で実施する。

(4)自分は、抗新型コロナウイルワクチンに反対している、と述べたことはなく、マダガスカルは現在、他国の接種状況を観察しているところである。マダガスカルで使用するワクチンについては、マダガスカル医学アカデミーに諮問する。また、駐マダガスカルの外交使節は、在外公館職員のためにワクチン輸入する自由を認めるが、その輸入されたワクチンをマダガスカル人に対して強制的に接種することは認めない。

2 新型コロナウイルス予防のための措置等

(1)イベントや文化行事については、何より健康を最優先しなければならない。特に新型コロナの流行がひどい地域圏では、大人数の集会で人々を感染のリスクにさらすべきではない。イベントや文化行事の主催者、出演者らは、主幹官庁に相談し、対応を決める必要がある。

(2)ロックダウンは実施しないが、マダガスカル国民は各自で予防措置を徹底し、少しでも症状が出た場合には、医療機関で検査を受けなければならない。

(3)新型コロナ治療にあたる医療機関での診察、治療、薬の配布は無料で行われる。また、各地の拠点病院での検査や治療、診断も無料である。

(3)ノシベとマジュンガの国境は、今後15日間閉じられる。ノシベの国際線フライトも、27日(土)のフライトを最後に、停止される。

 事態は刻々と変わりますので、引き続き政府から最新情報の入手に努めるとともに、手洗い、うがい、マスク着用などの通常の感染症対策を行い、体調に異常がある方は早めの医療機関受診を心がけてください。

【参考:関連する日本のウェブサイト】

新型コロナウイルス感染症(外務省 安全海外ホームページ)

https://www.anzen.mofa.go.jp/

新型コロナウイルス感染症について(厚生労働省ウェブサイト)

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

日本国国立感染症研究所コロナウイルスに関して)

https://www.niid.go.jp/niid/ja/from-idsc/2482-2020-01-10-06-50-40/9303-coronavirus.html

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