新型コロナウイルス感染のルーマニアにおける現状等について(ワクチン接種及び3月19日の感染状況等)

ルーマニアにおけるワクチン接種については,3月15日から,長期滞在許可のある在留邦人の方も対象に含まれる第3段階が開始されています。現在までに判明した接種登録方法について,本文で御案内いたします。

●予防接種を受けるかの判断に当たっては,予防接種による感染者予防の効果と副反応のリスクの双方について十分ご理解頂いた上で,最終的には各国当局のホームページ等による最新情報を参考に,ご自身で判断・確認いただくようお願いします。

ルーマニアでは,再び感染者数が増大しております。また,これに伴い集中治療室の病床不足が,強く心配されています。

1.ルーマニアにおける第3段階のワクチン接種状況について

(1)ルーマニアにおけるワクチン接種については,3月15日から,長期滞在許可のある在留邦人の方も対象に含まれる第3段階が開始されています。

(2)ルーマニア政府が紹介している接種方法は次のとおりです。

希望者は,ワクチン接種に先立って,以下の専用のウェブサイトを通してアカントを作成します。次に,接種希望場所と日時を予約し,その結果作成される「ワクチン接種登録証明書」を,印刷して提示,または携帯電話などに保存した電子データを提示して,接種を受けます。

 本件ウェブサイトはルーマニア語のみとなっていますが,企業などにおかれては,企業毎に代表の方が取りまとめてアカウントを作成することもできる他,かかりつけ医師(ホームドクター)を通して登録・予約することも可能です。

●登録・予約(含むマニュアル)のリンク

個人の場合は,以下のリンク

https://vaccinare-covid.gov.ro/manual-de-utilizare-rovaccinare-cnp/

法人・会社の場合は,以下のリンク

https://vaccinare-covid.gov.ro/manual-de-utilizare-rovaccinare-email-pj/

かかりつけの医師(ホームドクター)の場合は,以下のリンク

https://vaccinare-covid.gov.ro/manual-de-utilizare-rovaccinare-email/

●サポートコールセンター(ルーマニア語のみ対応)の電話番号:021−414−4425

(3)予防接種を受けることの判断に当たっては,予防接種による感染者予防の効果と副反応のリスクの双方について十分にご理解頂いた上で,最終的には各国当局のホームページ等による最新情報を参考に,ご自身で判断・確認いただくようお願いします。

(4)ワクチン接種等証明書(通称ワクチンパスポート)について

 新型コロナウイルスのワクチンを接種済みの人,新型コロナウイルスに感染して治癒した人を対象に発行するワクチン接種等証明書(通称ワクチンパスポート)については,ヨーロッパの一部の国では導入されている旨報道されていますが,ルーマニアにおいては,現時点では導入されていません。

 当館では,引き続き情報収集を行い,皆様に御案内すべきものが判明した場合は,領事メールを発信する予定です。

2.ルーマニア国内の新型コロナウイルス感染状況

(1)3月19日13時時点での内務省傘下の戦略コミュニケーション・グループの発表によれば,ルーマニア国内での新型コロナウイルス感染者数は,累積886,752人,前日からの増加5,593人。死亡者数は,累積22,020人で,前日からの増加143人。引き続き増加傾向にあります。また,集中治療を受けている患者は,1,313人となり,連日1,000人以上が継続しているため,病床数が逼迫することが心配されており,ブカレスト市では満床との報道があります。

 また,英国型,南アフリカ型,ブラジル型の変異株が,多く発見されていることから,新たな感染拡大が心配されており,感染状況が悪化した場合には,新たな規制措置を検討することも想定されると報道されています。

以上の統計は,ルーマニア保健省国立公衆衛生研究所の以下のウェブサイトから最新情報が確認できます。

https://instnsp.maps.arcgis.com/apps/opsdashboard/index.html#/5eced796595b4ee585bcdba03e30c127

(2)本日の時点で,直近14日間の1,000人あたりの新規感染者数の割合が3人を超えている県は,イルフォブ県(6.37人),ティミシュ県(5.96人),ブカレスト市(4.64人),ブラショフ県(4.38人),クルージュ県(4.02人),フネドアラ県(3.80人),コンスタンツァ県(3.47人),アルバ県(3.23人),サラージュ県(3.04人)と増加しています。また,ルーマニア全土でも3.39人と3人を越える状態となっています。

引き続き,マスク着用,手洗い励行,人混みを避ける等の最大限の注意をしてください。

(3)検疫におかれている市町村について

本日現在,ルーマニアの以下リンク先の24市町村は,感染者数の多さから,夜間外出禁止などの検疫措置におかれています。

また,1,000人あたりの新規感染者数の割合が高いイルフォブ県では,既に8市町村(Bragadiru,Otopeni,Clinceni,Dobroesti,Chiajna,Cornetu,Berceni,Branesti)が検疫に置かれている他,新規感染者数の割合が7.40人のPopesti-Leordeni及び7.36人のTunariが,本日22時より,それそれ新たに検疫措置に置かれます。

なお,Otopeniが検疫に置かれていますが,空港へ向かう場合には,チケットの提示などで通行可能の由です。

検疫措置におかれている市町村リストのリンク先

https://igsu.ro/Resources/IU/Ordine/1616089264290.pdf

検疫についての法律(Quarantine orders)のリンク先

https://igsu.ro/InformatiiUtile/Ordine

【問い合わせ先】

ルーマニア日本国大使館領事部

電話:+40-21-319-1890(大使館が閉館している時間は,業務委託先へ転送されます)

メール:consular@bu.mofa.go.jp

領事メールの受信希望の方は,以下のリンク先から手続きをお願いします。

3か月以内の滞在の方は「たびレジ」,滞在されていない方は「たびレジ」簡易登録

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html

3か月以上滞在予定の方は,「在留届」登録

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html

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