新型コロナウイルス関連情報(ソフィアにおけるレストランや教育機関等再閉鎖の可能性、教育機関における対面式授業スケジュールの変更、及びブルガリア国内の感染状況等)

【ポイント】

●報道によると、近日中に、ソフィアにおけるレストランや教育機関等の再閉鎖の可能性があります。

●新たな保健大臣令により、教育機関における対面式授業スケジュールが変更されました。

●入院患者数が過去最多を記録しました(7,269名)。

●3月16日新規感染者数4,637名、新規死者数187名。

●累計死者数11,472名。人口当たりの累計死者数でブルガリアは世界第10位。

●直近7日間の死者数708名。人口当たりの直近7日間の平均死者数でブルガリアは世界第4位。

【本文】

○報道によると、地域における急激な感染状況悪化を背景に、ソフィア地域保健局長が、ソフィア市及びソフィア県におけるモールやレストラン、学校、幼稚園、ジム、及び全ての文化イベントの閉鎖を、近日中にソフィア市対策本部に対して提案すると発言しています。提案が受け入れられれば、今週中にも決定がなされ、措置の導入は14日間を予定しているとのことです。現時点で何ら正式に決まったことはありませんが、公式発表等があり次第、改めてお知らせします。

○3月15日、保健省は、国内規制に関する新たな保健大臣令を発出し、一部規制措置を変更しました。これにより、教育機関における対面式授業スケジュールが変更された他、一定の条件下でのサーカスの再開が許可されました。この規制は、地域独自の措置により対面式授業や大規模文化行事が停止されていない県に適用されます。

 現在有効な国内規制に関する保健大臣令の概要は以下のとおりです。

1 教育関係

(1)全ての学校及び自己啓発センターにおける対面式の教育活動(ここには実習、インターン、課外授業、試験、現場研修等が含まれる)は停止される。リモート授業への移行に関する決定は、教育科学大臣が関連規則に基づき行う。

ア 2021年1月4日より、例外として、1年生から4年生の対面授業及び自己啓発センターの利用は許可される。

イ また、以下の活動は、可能な場合には個別に、そして全ての感染予防措置が厳格に遵守された上で許可される。また、マスクの着用、最低1.5mの距離の確保、重篤な呼吸器系疾患の症状がある者の除外が義務づけられる。

(ア)生徒の転学に際するレベル分け試験を始めとする、一定の条件に当てはまる生徒の成績評価に必要とされる試験

(イ)専門的資格の取得に必要な国家試験

(ウ)電子的に遠隔で実施することが不可能な個別の活動

(エ)企業または学校における個別の実習

(オ)電子的に遠隔で開催するこが出来ないコンクール等

ウ 2021年3月18日から4月29日まで、例外として、5年生から12年生の対面授業を次のスケジュールに従い、許可する。

(ア)3月18日から3月31日:7・8・10年生が対面式授業出席

(イ)4月1日から4月7日:12年生が対面式授業出席

(ウ)4月1日から4月2日、及び4月12日から4月21日:5・9・11年生が対面式授業出席

(エ)4月22日から4月29日:6・7・12年生が対面式授業出席

エ 2021年2月4日より、上記(1)ウの学年を含む基礎教育課程における合同対面式授業、及び自己啓発支援センターにおける対面授業も許可される(但し1クラス6名以下)。

オ 上記ウのスケジュールに関わらず、措置を遵守した上で、3月18日から、特別教育支援センターにおける全ての児童の対面学習を許可する。また、1クラス35名以下の学級においては、全ての5−12年生の対面授業を許可する。

(2)特別支援学校における物理的出席を伴う授業は実施が許可される。

(3)高等教育における対面式授業は、各高等教育機関の長により感染予防措置の厳格な遵守のための体制が構築されることを条件に、以下の活動が許可される。

ア 学部、専門課程、博士課程の学生のための実習及び実技試験

イ 電子的には効果的な実施が不可能な学期末試験(但し、会場座席数の30%までの使用且つ試験実施は2時間以内とする)

ウ 国家試験及び卒業論文試験

(4)法人及び個人により組織される語学センター、学習センター及び他の教育関連センターやクラブにおけるグループ学習は、最低1.5mの距離の確保の確保、マスク着用、手の消毒、1時間毎の換気及び消毒を条件に実施が許可される。

(5)幼稚園、保育園の他、子供のための集団サービスを提供する児童施設、児童クラブ等の利用は停止される。但し、2021年1月4日より、幼稚園及び保育園への通園は再開される。

2 屋内外における大規模イベント

(1)会議関係

 物理的出席を伴う大会・会議系イベント、セミナー、コンクール、研修、チームビルディング、展示会、及びその他の公共イベントは会場収容人数の上限30%まで、最低1.5mの距離の確保、マスク着用、手の消毒、1時間毎の換気と消毒等を条件に許可される。

(2)4月1日から、屋内の場合には会場収容人数の上限30%まで、屋外の場合には50%まで、最低1.5mの距離の確保、マスク着用を条件として、サーカスの実施を許可する。

(3)文化行事

 全ての文化及び娯楽行事(映画、博物館、美術館、舞台公演、コンサート、舞踏・芸術・音楽活動等)は停止される。ただし、観劇については、観客の入場は、会場客席数の上限30%まで、1.5メートルの物理的距離の確保、マスク着用を条件として許可される。2021年1月4日より、博物館及び美術館の利用は、会場収容人数の上限30%まで、1.5メートルの物理的距離の確保、マスク着用を条件として許可される。

ア なお、2021年2月1日より、会場収容人数の上限30%まで、1.5メートルの物理的距離の確保、マスク着用を条件として、映画館の利用が許可される、

イ また、2021年2月1日より、会場収容人数の上限30%まで及び参加者間の1.5メートルの物理的距離の確保を条件として、ダンス、創作及び音楽芸術に関するグループ活動が許可される。

(4)イベント・私的祝賀行事

 15人以上が集まるイベントの運営・実施、私的な祝賀行事(結婚式、洗礼式、告別式等)は禁止される。

(5)スポーツ

ア 18歳未満の者を対象とした全ての団体スポーツのトレーニング的性質及び競技的性質を伴うスポーツ行事は停止する。但し、スポーツ連盟の登録選手のみは例外とする。全ての年齢層を対象としたスポーツ競技は、無観客で実施する。

イ フィットネス・クラブの利用及びグループでの練習を目的とするフィットネスに付属するホールの利用は、会場収容人数の上限50%まで、且つ2メートルの物理的距離の確保を条件として許可される。

保健大臣令の原文は、保健省HPでご覧いただけます → https://www.mh.government.bg/bg/novini/aktualno/grafik-za-prisstveno-obuchenie-na-uchenicite-ot-5-/

○3月16日(火)時点のブルガリア国内の感染状況(ブルガリア保健省発表)。

検査数 19,497件 ※過去最多

陽性率 23,78%

感染者累計 283,194名(前日比+4,637名 ※過去2番目の数値)

死者累計 11,472名(前日比+187名 過去5番目の数値)

治癒累計 227,059名(前日比+1,877名)

アクティブケース 44,663件

入院中 7,269名 ※過去最多(前日比+168名)

集中治療中 577名(前日比+44名)

感染医療従事者累計 10,867名(前日比+66名)

ワクチン接種累計 341,707回(前日比+2,828回)

ワクチン2回接種済み累計 59,994名(前日比+1,577名)

地域別の前日からの新規感染者数

ブラゴエフグラド  :220

ブルガス      :449

ヴァルナ      :343

ヴェリコ・タルノヴォ:126

ヴィディン     :17

ヴラツァ      :114

ガブロヴォ     :64

ドブリッチ     :73

カルジャリ     :47

キュステンディル  :84

ロベチ       :40

モンタナ      :47

パザルジク     :62

ペルニック     :50

プレーヴェン    :174 ※過去最多

プロブディフ    :362

ラズグラッド    :25

ルセ        :149

シリストラ     :130 ※過去最多

スリヴェン     :115

スモリャン     :64 ※過去最多

ソフィア県     :117

ソフィア市     :1,116

スタラ・ザゴラ   :240

タルゴヴィシテ   :15

ハスコヴォ     :125

シューメン     :175 ※過去最多

ヤンボル      :94

前日からの死者187名の内訳

30代:男性1名、女性1名

40代:男性3名、女性1名

50代:男性7名、女性5名

60代:男性28名、女性29名

70代:男性45名、女性27名

80代:男性19名、女性18名

90代:     女性3名

統計サイト「Our World in Data」によると、3月15日時点で、ブルガリアは、人口100万人当たりの過去7日間の平均死者数で世界4位、人口100万人当たりの累計死者数で世界10位です。出典はこちら→https://ourworldindata.org/grapher/covid-deaths-daily-vs-total-per-million?tab=table&time=2021-03-15

○当館フェイスブック「領事・安全情報ページ」では、毎日、新型コロナウイルス関連情報を掲載しています(基本的には領事メールと同じ内容)。これまでに当館が配信した領事メールを確認できますのでぜひご利用ください→ https://www.facebook.com/japanemb.bulgaria.anzen

○当館ツイッター(日本語)では、システム上の都合により領事メールでは掲載できない新規感染者推移グラフや詳細な地域別感染者統計表も毎日掲載しています。→ https://twitter.com/EmbassyBulgaria

○欧州域内の感染状況はこちら(欧州疾病予防センター(ECDC)HP)→ https://www.ecdc.europa.eu/en/cases-2019-ncov-eueea

○感染が疑われる場合の連絡先や、日本における各種水際対策、ブルガリアの入国規制等はこちら(当館HP)→ https://www.bg.emb-japan.go.jp/itpr_ja/covid-19_FAQ.html

○外務省の「たびレジ」に登録すると、現地の在外公館からの最新の安全情報を領事メールで受け取ることができます。他国への渡航を検討している方は、ぜひ「たびレジ」に登録して現地の最新情報を受信してください。登録はこちらから→ https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html

○海外に3ヶ月以上滞在するときは、在留届の提出が義務づけられています。また、帰国の際は、帰国届の提出をお願いします。登録、変更は、オンラインでもできます。こちらから→ https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html

○外務省海外安全HPでは、当館を含め、世界中の在外公館がこれまでに発信した領事メールを確認できます。各国の最新の入国規制を含む新型コロナウイルス関連情報の確認にご利用ください→ https://www.anzen.mofa.go.jp/riskmap/index.html

【参考】

ブルガリア政府運営新型コロナウイルスポータルサイト

https://coronavirus.bg/

ブルガリア保健省(ブルガリア語)

https://www.mh.government.bg/bg/

ブルガリア新型コロナウイルス・ホットライン(ブルガリア語)

電話 028078757(24時間)

■日本厚生労働省

新型コロナウイルス関連情報

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

新型コロナウイルスに関するQ&A

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html

■外務省海外安全ホームページブルガリア

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_171.html#ad-image-0

世界保健機関(WHO)

https://www.who.int/health-topics/coronavirus

ブルガリア日本国大使館領事警備班

電話:(国番号359)2-971-2708(代)(24h)

e-mail: consul.jpn-emb@sf.mofa.go.jp

HP: http://www.bg.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

Twitter(日本語): https://twitter.com/EmbassyBulgaria

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