○３月１１日、ポルトガル政府は、非常事態宣言を延長する大統領令に平仄を合わせ、閣議にて同宣言を３月１７日から３月３１日まで延長する政令を決定しました。
○同閣議では、段階的な制限緩和計画も決定されました。
１．３月１５日以降も広く適用される一般的ルール
○ステイホームの義務はイースター（４月４日）まで維持。
○市（Conselho）間の移動の禁止：３月２０日・２１日の両日および３月２６日から４月５日。
○在宅勤務（テレワーク）は、可能な限り引き続き必須。
○店舗の営業時間は、平日は２１時まで、週末・休日は１３時（食品小売の場合は１９時）まで。
２．３月１５日からの緩和・再開対象
○幼稚園／保育園、小学１年生から４年生（および同学齢の学童保育）の通学。
○教会のミサ（イースター各戸訪問や行進は禁止）。
○美容院／理容院、マニキュア店及び同類業。
○書店、図書館、史書館。
○自動車販売と不動産仲介。
３．４月５日からの緩和・再開対象
○小学５年及び６年生、中学生（および同じ年齢の学童保育）の通学。
○面積２００平方メートル未満の路面店の営業。
○美術館、モニュメント、アートギャラリー、宮殿など。
○障がい者関係の社会施設。
○食品以外を扱う屋外・屋内市場（ただし市の決定による）。
○テラス（ただし４人/席まで）。※店舗の露天部分
○低リスクのスポーツ種目。
○最大４人の屋外での運動。
○グループレッスン抜きのスポーツジム。
４．４月１９日からの緩和・再開対象
○高校生及び大学生以上の通学。
○全ての店舗とショッピングセンター。
○レストラン、カフェ、ペイストリーショップ（ただし店内最大４人/席、テラスで最大６人/席）は２２時（週末と休日は１３時）まで。
○映画館、劇場、講堂、観劇場。
○市民行政サービス窓口(Lojas de Cidadao)の対面業務、ただし予約制。
○中リスクのスポーツ種目。
○最大６人の屋外での運動。
○収容率を制限した屋外イベント。
○定員の２５％までの結婚式と洗礼式。
５．５月３日からの緩和・再開対象
○大規模な屋外イベント。
○収容率を制限した屋内イベント。
○定員の５０％までの結婚式と洗礼式。
なお、政府は、上記緩和は指標（下記注）に基づいて慎重に行うべきであり、迅速テストやワクチン接種を進めるとはいえ、感染拡大抑制の成否はあくまで市民各人の行動にかかっているとして、継続的な協力を呼びかけました。
注：段階的緩和は２つの数値を指標として用い、指標のどちらか一つが悪化すれば緩和は足踏み、指標が二つとも悪化すれば段階は後戻りする。
（指標は、（１）１４日間の人口１０万人当たりの感染者数が120人未満、（２）実効再生産数（Rt）が1.0未満。）（参考：３月１１日時点の数値は、（１）105人、（２）0.78）
ポルトガル政府発表内容はこちらのリンクを併せてご覧下さい（ポルトガル語）。
https://covid19estamoson.gov.pt/plano-desconfinamento-datas-regras/
【連絡先】
在ポルトガル日本国大使館 領事班
電話：+351-21-311-0560
FAX ：+351-21-353-7600
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