1月28日フレデリクセン首相記者会見要旨 現行の規制措置を2月28日まで延長 (新型コロナウイルス関連情報

1 フレデリクセン首相記者会見要旨

1月28日、フレデリクセン首相は記者会見を行い、2月7日(日)までとしていた現行の新型コロナウイルス対策の規制措置を2月28日(日)まで延長することを発表しました。首相の発言概要は以下のとおりです。

●現行の制限により感染者数が低下していることは前向きな進展であるが、このことにより、新しい変異型ウイルスの感染が拡大していることが見えにくくなっている。現在、従来の新型コロナウイルスの感染者数が低下傾向にある反面、感染力の高い新しい変異型ウイルスの感染者数は増加するという2つの傾向が同時に進行している。

●変異型ウイルスは非常に感染力が高く、制限にもかかわらず感染が拡大している。変異型ウイルスの感染を止めることは出来ないが、できる限り感染を抑制する必要がある。

●そのため残念ながら、2月28日まで3週間、現行の規制措置を延長する必要がある。

●ただし、0−4年生の生徒は、2月28日よりも前に、通学を開始することができる可能性がある。

●2月には、変異型ウイルスが支配的になることが想定されており、この重要な局面で社会活動を再開することは、感染の急速な拡大を招き、現在減少傾向にある入院者数が再び増加することが危惧される。

●現在、ワクチンの供給が遅延しワクチンが足りていない状況であることにも留意する必要がある。もし変異型ウイルスの感染拡大を抑制することができなければ、出口が見えなくなる。英国やアイルランドなどの他国では、変異型ウイルスが急速に拡大しコントロール不能になった。そうした事態を招かないためには、今社会を再開し、規制を緩和するべきではない。

●また、昨年の春のように速やかに社会が再開されることを期待すべきではない。制限は少しずつ解除することしかできない。政府はこれから、どのように社会を再開するかについての長期的計画を検討する。専門家は、両親が職場に戻れるようにするために、まずは0−4年生の低学年の生徒を最初に学校に戻すことを推奨している。反対に、ナイトライフは感染拡大の大きなリスクを伴うため規制解除の最後とすべきとしている。これらの間に中等教育、高等教育、スポーツ、文化活動、美容院等リベラルな職業、小売業など多くの規制があり、それらをどのような順番でどう解除していくかを専門家の意見を聞きながら検討していく。

●入国に際して、検査と隔離をこれまでの推奨から義務にするため、本日から国会の緊急審議が行われている。

●外務省による全ての渡航の中止勧告も2月28日まで延長される。デンマーク人は引き続き入国できるが、それ以外では、承認に値する目的がある場合等を除き、原則として引き続き国境は閉鎖されたままとなる。

●企業への救済パッケージの延長も検討している。

2 感染者数

1月28日(木)14時発表のデンマークの1日あたりの新規感染者数等の詳細は以下のとおりです。引き続き感染防止に十分ご注意ください。

(出典:デンマーク国立血清学研究所、フェロー諸島自治政府グリーンランド自治政府の最新発表)

https://covid19.ssi.dk/overvagningsdata  

感染者数 合計 197,892名(前日比+668)

死亡者数 合計 2,072名(前日比+21)

治癒者数 合計 185,528名(前日比+1206)

デンマーク 197,208名(前日比+668)(死亡者2071名、入院者611人、治癒者数184,853名)

フェロー諸島 654名(前日比+0)(死亡者1名、治癒者数645名)

グリーンランド 30名(前日比+0)(死亡者0名、治癒者数30名)

<日本政府の水際対策に関する新たな措置(12月26日決定)>

デンマークから日本に帰国する際は、出国前72時間以内の検査証明が求められるとともに、帰国後の検疫や2週間の待機などが要請されますので、ご留意ください。

新型コロナウイルス感染症に関する新たな水際対策措置)

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2020C090.html  

(出国前検査証明フォーマット)

https://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/fna/page25_001994.html 

また、日本に帰国の際、新型コロナウイルス感染症の検疫手続きとして、滞在歴や健康状態を記入した「質問票Web」を検疫官に提出する必要があります。

厚生労働省・誓約書フォーマットなど)

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00209.html 

厚生労働省・質問票Web)

https://arqs-qa.followup.mhlw.go.jp/#/

デンマークの入国制限>

デンマークの現在の入国制限に関しては、デンマーク・コロナポータルサイト及び当館HP等でご確認ください。

デンマーク・コロナポータルサイトデンマーク語)

https://coronasmitte.dk/ 

(同:英語)

https://en.coronasmitte.dk

(在デンマーク日本国大使館HP)

https://www.dk.emb-japan.go.jp/itpr_ja/taizai-covid19.html#denmarku_2

○現在、日本外務省はデンマークに対して感染症危険情報「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」を発出しています。

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_164.html#ad-image-0 

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19_qa_kanrenkigyou_00001.html#Q1 

<当館からのお願い>

●現在、当館では感染症予防対策の一環として、領事待合室に1度に入室できる方の数を1組ごとに制限しております。係員が順番にご案内いたしますので、それまでロビーでお待ちいただく場合があります。

また、来館時にサーマルカメラにて、非接触型の検温を行っております。体温が著しく高いと認められた方には入館をご遠慮いただく場合がありますので、ご理解の上、ご協力をよろしくお願いいたします。

また、当館が入居するビル管理会社より、共用スペースでマスク着用及び2メートルの社会的距離を確保するようにと依頼がありました。ビル出入口にマスク着用の案内が掲示されておりますのでご協力ください。

●在留届を提出されている方で、日本に帰国(一時帰国を除く)された方は、「帰国者全員の氏名、帰国日」をご記入の上、当館領事班ryoji.han@ch.mofa.go.jp までメールでお知らせください。

詳しくは下記当館ホームページをご確認ください。

https://www.dk.emb-japan.go.jp/itpr_ja/taizai-zairyu.html

●在留邦人の方でコロナウイルスへの感染が確認された方や隔離措置を受けた方、入院された方は当館までご連絡ください。

【連絡先】

デンマーク日本国大使館領事部

電     話:3311-3344 (閉館時はまず緊急電話対応業者につながります)

メールアドレス:ryoji.han@ch.mofa.go.jp

●在留届(3か月以上滞在される方)/「たびレジ」(3か月未満の渡航の方)

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/

スマートフォン用 海外安全アプリ

https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/oshirase_kaian_app.html

◎「たびレジ」簡易登録された方でメールの配信を停止したい方は、以下のURLから停止手続きをお願いいたします。

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delete

◎在留届を提出されている方は、記載事項変更(転居等による住所変更・携帯電話番号やe-mailアドレスの変更等)、または帰国・転出等があればお知らせください。