ブルガリア国内のATMでの日本のクレジットカードによるキャッシング後に身に覚えのない高額請求が来たときの対応について

【ポイント】

ブルガリア国内の銀行ATMにおいて日本のクレジットカードを利用してキャッシングをしたところ、後日、身に覚えのない高額請求が来たという事案が発生しました。

●日本のカード会社に事情を説明し、それでも支払いが免れない場合は、当該ATMを管理しているブルガリアの銀行に問い合わせをしてください。

●問い合わせの際に必要となるので、ATMの利用明細の控えは必ず保管しておくとともに、利用したATMの場所も覚えておいてください。

スキミング対策のため、可能であれば、銀行の建物内に設置のATMを利用することをお勧めします。

【本文】

○先日、当地滞在中の邦人がソフィア市内中心部の銀行前に設置してあるATMで、日本のクレジットカードを使ってキャッシングしたところ、後日、カード会社から、身に覚えのない高額な支払額を請求されるという事案が発生しました。

○カード会社の明細によると、キャッシングをした日と同じ日に、引き出した額の100倍のお金が別途引き出されたと記載されていました。

○このような場合、スキミング等の不正利用の被害や、ATMを管理している銀行から日本のカード会社への誤った請求の可能性が考えられます。

○まずは日本のカード会社へ連絡し、事情を説明する必要がありますが、日本のカード会社ではこれが不正利用かどうか判断できないとして、支払いの停止に応じてもらえない場合があります。その際は、当該ATMを管理している現地の銀行に問い合わせてください。ブルガリアの銀行は、通常、ウェブサイト上に連絡先(電話、メール、問い合わせフォーム等)が掲載されています。大手銀行であれば、英語での問い合わせにも応じてくれる可能性があります。

○問い合わせの際に必要となるので、ATMの利用明細の控えは必ず保管しておくとともに、利用したATMの場所も覚えておいてください。銀行担当者からの注意事項として、メールや問い合わせフォームを利用して銀行に問い合わせをする際は、カードの完全番号等、機微な個人情報を入力しないようにとのことでした。

○今回の事案では、ブルガリアの銀行に問い合わせた結果、銀行のミスにより誤って100倍の金額を請求してしまっていたことが判明し、高額な支払いを免れることができました。

○今回は銀行のミスでしたが、ブルガリアを含め、欧州では、路上に剥き出しのATMが設置されていることが多く、犯罪集団がATMのカード挿入口にスキマーを設置して、スキミングを行うこともよくありますのでご注意ください。銀行のセキュリティ担当者の説明によると、スキマーは見た目には正規のカードリーダーと区別はつかず、ぱっと見ただけではわからないが、カード挿入口を覆うように付いているカバーを軽く触ってすぐに外れる場合は、犯罪集団がスキマーを取り付けた可能性が極めて高いので、そのATMは利用しない方がよいとのことです。

スキミング被害を避けるために、可能であれば、銀行建物内に設置してあるATMを利用することをお勧めします。

ブルガリア日本国大使館領事警備班

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