●12日、ノルウェー外務省は、1月15日までとしていた世界全域への渡航延期勧告を3月1日まで延長するとのプレスリリースを発出しました。
●13日、ホイエ保健介護大臣他は記者会見を行い、ノルウェー入国時の検疫能力を強化すると発表しました。
1 世界全域への渡航延期勧告の延長
12日、ノルウェー外務省は、1月15日までとしていた世界全域への不要不急の渡航を控えるようにとの勧告を3月1日まで延長するとのプレスリリースを発出しました。その概要は以下のとおりです。
(1)1月15日までとしていた世界全域への渡航延期勧告を3月1日まで延長する。新型コロナウイルスの世界的感染状況、今後の状況に係る不確実性,一部の国での医療制度のキャパシティー、他国が課している渡航制限等の要素が検討された。更に、海外から感染を持ち込まないとの政府の優先課題も重視された。
(2)ソーライデ外務大臣は、「一年弱にわたりパンデミックに対処してきたが、平常には遠く、未だ感染状況は急速に変化している。したがって、不要不急の渡航を控えるようにとする勧告を延長することとした。EEA・シェンゲン加盟国・地域のうち感染状況が十分に緩やかな地域については引き続き例外とする。渡航制限はイースター期間にも適用されることが予想されるため、現時点でイースターの海外渡航の計画を立てるべきではない。」と述べた。
(3)現在、フィンランドの一部地域を除き、EEA・シェンゲン地域への不要不急の渡航を控えるよう勧告が出されている。右地域における感染が低い地域の見直しは引き続き週単位で行われる。
※詳しくは、以下の1月12日付ノルウェー外務省プレスリリースをご参照ください。
https://www.regjeringen.no/no/aktuelt/pm_forlenget/id2828138/
2 ノルウェー入国時の検疫能力の強化
13日、ホイエ保健介護大臣他は記者会見を行い、ノルウェー入国時の検疫能力を強化すると発表し、同日保健介護省、法務公安省が共同プレスリリースを発出しました。その概要は以下のとおりです。
(1)検査体制が強化され次第、政府は(現行の)入国後各自治体で24時間以内に検査を受けるとの選択肢を廃止し、全ての入国者が国境において検査を受ける方法に移行することを検討する。ホイエ保健介護大臣は、「ノルウェーは欧州でも最も厳しい入国時検査体制を取っているが、より良く簡便なものにしたいと考えている。目標は、全ての入国者が国境において検査を受けること。また、入国者のフォローアップをより容易にする制度も導入する。」と述べた。
(2)ナショナルコールセンターの開設
ア 自治体支援のため、ノルウェー保健局は、旅行者のフォローアップを行うナショナルコールセンターを開設する。
イ コールセンターのスタッフはスカンジナビア言語及び英語以外の言語しか解さない旅行者に対応するため、いくつかの言語を話すことができる。
(3)入国時登録の簡素化
これまでのところ、すべての人がノルウェー入国時に必要とされる書類を記入しているとはいえず、電子的登録の代わりに紙のフォームを使う人も多い。不完全な連絡先情報は感染追跡を困難にさせる。ノルウェー保健局はどのようにすればすべての旅行者が電子的に登録を行うことができるか検討している。
※詳しくは、以下の1月13日付ノルウェー保健介護省、法務公安省共同プレスリリースをご参照ください。
https://www.regjeringen.no/no/aktuelt/strengere-tiltak-for-a-redusere-importsmitte/id2828439/
【問い合わせ先】
在ノルウェー日本国大使館 領事班
電話:(+47)2201-2900
メール: ryouji@os.mofa.go.jp
※邦人の方が新型コロナウイルスの感染・疑いがある旨診断された場合には、当館までご一報願います。
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URL: https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delete
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