新型コロナウイルス対策(公衆衛生省記者会見ポイント:9日)

ベルギーにお住まいの皆様、及びたびレジ登録者の皆様へ

本日9日11時、公衆衛生省による記者会見が行われましたところ、主なポイントを以下のとおり御案内いたします。

(参考アドレス:ベルギー公衆衛生省による記者会見動画)

https://www.info-coronavirus.be/en/live-pressconferences/ 

【感染状況の概観】

数日前からお伝えしている感染者数及び入院者数の(減少の)停滞(stabilisation)は現在も続いており、1日あたりの新規感染者数800人及び新規入院者数75人という我々が達成したい水準の2〜3倍のレベルに止まっている。これはベルギーのみに見られる状況ではなく、現在、他の多くの欧州の国でも(感染者数減少の)カーブが平らとなり、場合によってはわずかに増加している。

【新規感染者数】

先週の新規感染者数は1日あたり平均2,154人、引き続き減少傾向にはあるが、より控えめの7%の減少となった。年齢別で見れば、0〜9歳の子ども及び10〜19歳の青少年の層で感染者数が増加しており、前者については33%、後者については11%の増加となった。現在、これらの年齢層の感染者数が全体の14%を占めており、これは20代や30代、40代と同様の規模となっている。80歳以上の感染者数は、引き続き全体の約15%を占めており、特に影響の大きい90歳以上では、感染者数の減少はほとんどなくなってしまった。

【地域毎の状況】

国全体では、わずかに新規感染者数の減少が続いているが、一部の州では増加しており、西フランダース州が10%、フラームス・ブラバント州、アントワープ州及びリュクサンブール州が3%の増加となった。その原因についての明確かつ適切な説明はないが、この増加は国内の異なる場所にある様々な州において、全ての年齢層で見られている。反対に、引き続き顕著な減少が見られる州もあり、ナミュール州、リエージュ州が25%、エノー州が15%、リンブルフ州が11%の減少となった。絶対数で見れば、フランダース地域の3州がトップに立っており、アントワープ州が1日あたり平均335人、東フランダース州が同327人、西フランダース州が同288人である。

【入院者数】

新規入院者数についても(減少が)停滞しているようであり、1週間で6%しか減少していない。直近の7日間では、1日あたり平均193人が新たに入院した。ここ4〜5日については、ワロン地域及びフランダース地域において、ほとんど減少せずに停滞(se stabiliser)しているようであり、他方でブリュッセル首都圏地域においては引き続き新規入院者数は減少している。これにより、ベルギーでは現在3,143人が新型コロナウイルスにより入院しており、そのうち676人が集中治療を受けている。

【死亡者数】

死亡者数については、幸いなことに減少傾向が続いており、前週比19%の減少となった。1日あたり平均の死者数は102人であり、前週の同127人よりも少なくなった。

【その他】

次回の記者会見は12月11日(金)11時予定。

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https://www.be.emb-japan.go.jp/itpr_ja/news_200923-1.html

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