ドイツにおける防疫対策(部分的ロックダウンの延長等)

2020年12月3日 メールマガジン第647号

 12月2日、メルケル首相と連邦各州首相の協議が行われ、現在12月20日までとされている部分的ロックダウンについて、さしあたり2021年1月10日まで延長することで一致しました。連邦政府プレスリリースのポイントは以下のとおりです。

1 部分的ロックダウン(Teil-Lockdown)の延長

 連邦政府と各州政府は、11月に連邦と各州で合意したコロナ対策措置を明年1月10日まで延長することで一致した。メルケル首相は協議後の記者会見で、「我々は過去1週間の10万人あたりの新規感染者の数を再び50まで下げるという目標を持っているが、(現在)その目標値からかけ離れている」と述べた。

 また、メルケル首相は、「可能な限り接触を避けてほしい」と強調するとともに、ウイルスを騙したり葬り去ったりすることはできないとし、「(感染者数の)急激な上昇は抑制されたものの、新規感染者数は高止まりしている」と述べた。メルケル首相は、次回の協議を1月4日に開催する旨予告した。同首相は、「(次回の協議で)そのときの我々が置かれた状況を分析することになる」と述べた。

2 コロナ・パンデミックにかかる支援

 協議の出席者らは、連邦各州によるコロナ関係支出の適切な負担に関して長く続いている議論について、このような非常事態においては全ての当事者が大きな責任を有していることで一致した。連邦、各州及び地方自治体は、パンデミック及びその影響を可能な限り上手く制御するために、適切かつ建設的に協力しなければならない。メルケル首相は、既に連邦議会が議決した、11月及び12月に向けたつなぎ支援について指摘した。連邦議会の同議決には2021年1月から始まるつなぎ支援3も含まれている。

3 ワクチン接種センターの設置

 メルケル首相は、ワクチン接種センターを準備するために連邦各州が行った多大な努力を称賛した。また、ワクチンが今月末までに承認されれば、このことが重要となると述べた。予防接種常任委員会は、予防接種を行う順番を検討し、今後連邦保健大臣に勧告を出すこととなる。

連邦政府プレスリリース

https://www.bundesregierung.de/breg-de/aktuelles/ministerpraesidentenkonferenz-1824538 

その他当館HPにおいて、新型コロナウイルス関連情報を取りまとめていますので、併せて参考としてください。

https://www.muenchen.de.emb-japan.go.jp/itpr_ja/coronavirus_2020.html 

このメールは、バイエルン州及びバーデン=ヴュルテンベルク州在留の在留届にて届けられたメールアドレス、当館メールマガジン及び「たびレジ」に登録されたメールアドレスに自動配信されています。

【問い合わせ先】

ミュンヘン日本国総領事館

HP:https://www.muenchen.de.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

メール:sicherheits@mu.mofa.go.jp

電話:089-4176040

FAX:089-4705710

※当館からのメールの配信停止は、次のURLから停止手続きをお願いいたします。

(当館メールマガジン

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/mailmz/delete?emb=muenchen.de

(たびレジ簡易登録)

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delete