●ルーマニアでの感染状況は，１１月２０日の発表でも悪化を続けています。
十分な感染症防止対策を心掛けてください。
●報道によれば，ブカレスト市を取り巻く，郊外での感染者数が増えており，１４日間の検疫措置が導入される地域も増えてきておりますので，十分ご注意ください。
１．１１月２０日１３時時点での内務省傘下の戦略コミュニケーション・グループの発表によれば，ルーマニア国内での新型コロナウイルス感染者数は，累積４０３，１２３名，前日からの増加９，２７２名。また死亡者数は，累積９，７５６名，増加１６０名。集中治療を受けている患者が１，１３９名です。感染して治癒した者の数は，累積２７８，６７６名。検査は，３６，４５３件（累計約３８４万件）が行われました。
引き続き，マスク着用，手洗い励行，人混みを避ける等の最大限の注意をしてください。
以上の統計は，ルーマニア保健省国立公衆衛生研究所の以下のウェブサイトから最新情報が確認できます。
https://instnsp.maps.arcgis.com/apps/opsdashboard/index.html#/5eced796595b4ee585bcdba03e30c127
２．各地域の感染状況
（１）地域的な検疫措置
直近１４日間の１，０００人あたりの感染者数の割合等が多い全国５０カ所以上の自治体では，域外との申立書なしの往来の原則的な禁止，夜間（２２時から翌日６時）の外出禁止等の検疫措置が実施されています。
関係する方は，十分に注意してください。
（ア）ブカレスト市郊外で感染者数が増えており，ブカレスト西部のチョログルラ（Cirogarla）が１３日から検疫措置が導入されており，ブカレスト南に隣接するベルチェニ（Berceni），クリンチェニ（Clinceni）でも，１９日から１４日間の検疫措置が導入されています。また，本日夜１０時から新たに，ブカレスト西のキアンジュナ（Chianjna）ブラガディル（Bragadiru）に検疫措置が導入されます。また，ブカレスト北のオトペ二(Otopeni)，ヴォルンターリ（Voluntari）でも，人口１，０００人あたりの感染者９人に近くなっており，検疫導入の可能性があるとの報道がなされています。
（イ）地方の大都市においても検疫措置が増えており県庁所在地では，サラージュ県ザラウ市（５日から），マラムレシュ県バイアマーレ市（１１日から），ヤロミツァ県スロボズィア市（１３日から），シビウ県シビウ市（１６日から），アルバ県アルバ・ユリア市（１７日から），サトゥマーレ県サトゥマーレ市（１８日から），ビストリツァ・ナサウド県ビストリツァ市（１９日から），コンスタンツァ県コンスタンツァ市（２０日から）が，それぞれ１４日間の検疫措置とされています。
（２）本日の時点で，直近１４日間の１，０００人あたりの新規感染者数の割合が３人を超えている自治体は，以下のとおりです（カッコ内が，それぞれの当該人数。）。
シビウ県（８．９人），イルフォフ県（７．８９人），
クルージュ県（７．３１人），ブラショフ県（６．３人），
アルバ県（６．２人），コンスタンツァ県（６．１３人），
ティミシュ県（５．９９人），ブカレスト市（５．７９人），
アラド県（５．６７人），ビホール県（５．２９人），
サラージュ県（５．０６人）， ムレシュ県（４．９６人），
サトゥマレ県（４．８７人），アルゲシュ県（４．２８人）
プラホヴァ県（４．２２人），ビストリツァナサウド県（４．２人），
フネドアラ県（３．４２人），ドゥンボヴィツァ県（３．３４人），
ドルジュ県（３．３３人），ヤロミツァ県（３．２９人），
コヴァスナ県（３．２６人），マラムレシュ県（３．２１人），
カララシ県（３．１１人），トゥルチャ県（３．０７）。
皆様におかれては，引き続き十分な感染症防止対策を心掛けてください。
【問い合わせ先】
在ルーマニア日本国大使館領事部
電話：+40-21-319-1890（大使館が閉館している時間は，業務委託先へ転送されます）
メール：consular@bu.mofa.go.jp
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