【ポイント】
●ソフィア市保健局が、新型コロナウイルスに感染した場合の感染者及び濃厚接触者が執るべき行動を公表しました。
●シューメン県では、飲食店における食事(屋外席を含む)、及び屋内外におけるアマチュアスポーツイベントが禁止となりました。
●ソフィア市、シューメン県、ルセ県、ヴィディン県、カルジャリ県、プレーヴェン県において、特定の学年を対象としたオンライン授業が導入されました。
●11月13日時点で、ブルガリア国内の新規感染者数は3,414名、累計90,725名(うち1,970名死亡、27,587名治癒)です。
●アクティブケース(累計感染者数から治癒数と死者数を引いた数:45日連続)、入院患者数(42日連続)、集中治療中患者数が過去最多を記録しました。
●ブルガリアを含め、欧州各地で感染が急拡大しています。感染予防にくれぐれもご留意ください。
【本文】
○ソフィア市保健局は、新型コロナウイルスに感染した場合の感染者及び濃厚接触者が執るべき6つの行動を公表しました。
1. 新型コロナウイルス試験の結果が陽性であった場合、直ちに14日間の自己隔離を行う。
2. 症状が現れる2日前、または、PCR検査の2日前以降、マスクを着用せずに2メートル未満の距離で15分以上接触を行った者は、10日間自己隔離する。
3. 隔離期間終了後は特に検査なし。
4. GP(かかりつけ一般開業医)による医学的観察を受ける。
5. GPは、患者リストに掲載されている全ての者に対して、遵守すべき各措置(継続的な喚気、拭き掃除、施設及び日用品の消毒、防護品、自己隔離の遵守)に従って支援を行う。
6. GPは、必要であれば、救急隊及び新型コロナウイルス調整センターを通じて、治療及び入院の支援を行う。
○現在の全国的な感染急拡大を受けて、各地で様々な規制が導入されました。概要は以下のとおりです。詳細は政府運営の新型コロナウイルスポータルサイトをご確認ください→ https://coronavirus.bg/bg/news
<シューメン県>
◇全ての飲食店及び娯楽施設(レストラン、ファストフード店、カフェ、バー、クラブを含む)では、11月16日から30日まで、屋内外における飲食を禁止。
◇全ての屋内外におけるアマチュアスポーツイベントやアクティビティ(大会、トレーニング、ヨガ、ピラティス、エアロビクス等)は、11月13日から30日まで禁止。
◇5年生から12年生は、11月12日から25日まで、オンライン授業に移行。
<ソフィア市>
◇6年生、7年生、及び高校生は、11月13日から27日まで、オンライン授業に移行。
(なお、現在、ソフィア市内の49校が完全にオンライン授業に移行。6,265名の生徒及び780名の教師が感染または自己隔離中)
<ルセ県>
◇5年生から12年生は、11月12日から20日まで、オンライン授業に移行。
<ヴィディン県>
◇8年生から12年生は、11月27日まで、オンライン授業に移行。
◇ベンコフスキースタジアム前の市場は11月29日まで閉鎖。
<カルジャリ県>
◇5年生から7年生は、11月16日から27日まで、オンライン授業に移行。
<プレーヴェン県>
◇プレーヴェン市では、5年生から12年生は、11月30日まで、オンライン授業に移行。県内のその他の地域は、学校長の判断による。
◇屋内外における大規模行事及び祝賀行事は、11月30日まで禁止
◇乗客の密集を避けるため、公共交通機関は増便される。
○11月13日時点のブルガリア国内の感染状況は以下のとおりです(ブルガリア保健省発表)。2地域で過去最多の新規感染者数を記録しました。新規入院患者数、及び新規感染医療従事者数は過去2番目、陽性率、及び新規死者数は過去3番目に高い数値です。
検査数 8,885件
陽性率 38.42%
感染者累計 90,725名(前日比+3,414名)
死者累計 1,970名(前日比+72名)
治癒累計 27,587名(前日比+873名)
アクティブケース 61,168件 ※過去最多(45日連続)
入院中 4,768名 ※過去最多(42日連続)(前日比+290名)
集中治療中 284名 ※過去最多(前日比+8名)
感染医療従事者累計 3,619名(前日比+160名)
地域別の前日からの新規感染者数(アルファベット順)
ブラゴエフグラド :179
ブルガス :135
ヴァルナ :142
ヴェリコ・タルノヴォ:35
ヴィディン :80
ヴラツァ :48
ガブロヴォ :132
ドブリッチ :25
カルジャリ :19
キュステンディル :84
ロベチ :40
モンタナ :74
パザルジク :108
ペルニック :84
プレーヴェン :94
プロブディフ :414
ラズグラッド :19
ルセ :128
シリストラ :60
スリヴェン :65
スモリャン :20
ソフィア県 :85
ソフィア市 :996
スタラ・ザゴラ :180
タルゴヴィシテ :18
ハスコヴォ :59
シューメン :38
ヤンボル :53
前日からの死者72名の年齢及び性別は以下のとおりです。
30代:男性2名
40代:男性1名、女性3名
50代:男性5名、女性2名
60代:男性12名、女性5名
70代:男性17名、女性13名
80代:男性9名、女性1名
90代:男性1名、女性1名
○欧州疾病予防センター(ECDC)の統計によりますと、11月13日時点で、ブルガリアの直近14日間の人口10万人当たりの新規感染者数は608.2です。当館が保健省の発表に基づいて独自に集計している統計によりますと、以下の地域が国内平均よりこの値が高い(=感染が特に拡大している)ので、この地域に滞在中の方は特にご注意ください。
ソフィア市 :1,141.2
ガブロヴォ県 :943.9
キュステンディル県:788.9
ペルニック県 :768.9
ルセ県 :736.7
ブラゴエフグラド県:692.4
モンタナ県 :626.8
なお、欧州各国の数値は以下のとおりです(上位10カ国)。
ルクセンブルグ :1,327.4
チェコ :1,282.7
リヒテンシュタイン:1,143.9
オーストリア :969.2
スロベニア :969.0
ベルギー :947.0
フランス :919.1
ポーランド :848.7
イタリア :745.2
クロアチア :715.0
また、ECDCの統計によると、11月13日時点で、ブルガリアの直近14日間の人口10万人当たりの新規死者数は10.6であり、これは欧州ワースト5位です。欧州各国の数値は以下のとおりです(上位10か国)。
チェコ :27.2
ベルギー :22.0
ハンガリー:12.1
スロベニア:10.7
ブルガリア:10.6
フランス :10.4
ポーランド:10.4
スペイン :10.3
クロアチア:10.2
○当館フェイスブック「領事・安全情報ページ」では、毎日、新型コロナウイルス関連情報を掲載しています(基本的には領事メールと同じ内容)。これまでに当館が配信した領事メールを確認できますのでぜひご利用ください→ https://www.facebook.com/japanemb.bulgaria.anzen
○当館ツイッター(日本語)では、システム上の都合により領事メールでは掲載できない新規感染者推移グラフや詳細な地域別感染者統計表も毎日掲載しています。→ https://twitter.com/EmbassyBulgaria
○欧州域内の感染状況はこちら(欧州疾病予防センター(ECDC)HP)→ https://www.ecdc.europa.eu/en/cases-2019-ncov-eueea
○感染が疑われる場合の連絡先や、日本における各種水際対策、ブルガリアの入国規制等はこちら(当館HP)→ https://www.bg.emb-japan.go.jp/itpr_ja/covid-19_FAQ.html
○外務省の「たびレジ」に登録すると、現地の在外公館からの最新の安全情報を領事メールで受け取ることができます。他国への渡航を検討している方は、ぜひ「たびレジ」に登録して現地の最新情報を受信してください。登録はこちらから→ https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html
○海外に3ヶ月以上滞在するときは、在留届の提出が義務づけられています。また、帰国の際は、帰国届の提出をお願いします。登録、変更は、オンラインでもできます。こちらから→ https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html
○外務省海外安全HPでは、当館を含め、世界中の在外公館がこれまでに発信した領事メールを確認できます。各国の最新の入国規制を含む新型コロナウイルス関連情報の確認にご利用ください→ https://www.anzen.mofa.go.jp/riskmap/index.html
【参考】
https://www.mh.government.bg/bg/
■ブルガリア新型コロナウイルス・ホットライン(ブルガリア語)
電話 028078757(24時間)
■日本厚生労働省
〇新型コロナウイルス関連情報
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
○新型コロナウイルスに関するQ&A
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html
■外務省海外安全ホームページ(ブルガリア)
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_171.html#ad-image-0
■世界保健機関(WHO)
https://www.who.int/health-topics/coronavirus
在ブルガリア日本国大使館領事警備班
電話:(国番号359)2-971-2708(代)(24h)
e-mail: consul.jpn-emb@sf.mofa.go.jp
HP: http://www.bg.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
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