【注意喚起】新型コロナウイルスについて(その97:新規感染者数が3日連続で11,000人を超え、極めて高い水準で推移)

●1日あたりの新規感染者数が3日連続で11,000名を、また、死者は6日連続で450名を超え、極めて高い水準で推移しています。重症者数は、記録上過去最悪の5,630名に達し、極めて高い数値で推移しております。感染者数が急速、かつ、大幅に増大していますので、感染予防のため最大限の注意を払って下さい。

●明14日から、バンドペイ・テヘラン州知事が21時以降の往来禁止が実施される予定と発言していますので、ご注意ください。

1 イラン厚生省の発表によりますと、本日(13日)の感染者数等は、以下のとおりです。

(1)新規症例件数:   11,737名(うち2,967名が入院)

(2)累積症例件数:  738,322名

(3)新規死者数:       461名

(4)累積死者数:    40,582名

(5)累積治癒数:   546,642名

(6)重症者数:      5,630名

(7)検査実施件数:5,424,479件

2 1日あたりの新規感染者数が3日連続で11,000名を、また、死者も6日連続で450名を超え、極めて高い水準で推移しています。重症者数は、記録上過去最悪の5,630名に達し、極めて高い数値で推移しています。

3 本日(13日)の当地における主な新型コロナウイルス関連報道は、以下のとおりです。

(1)ラーリー厚生省報道官発言

州別感染警告情報

【レッド状態】

テヘランイスファハン、コム、東アゼルバイジャン、南ホラサーン、セムナーン、ガズヴィーン、ロレスタン、アルダビール、フーゼスタン、ケルマンシャー、コフギルイェ・ボイェルアフマド、ギーラーン、ブシェール、ザンジャーン、イーラーム、ホラサーン・ラザヴィ、マーザンダラン、チャハールマハール・バフティヤーリ、アルボルズ、西アゼルバイジャン、マルキャズィ、ケルマーン、北ホラサーン、ハマダン、ヤズド、クルディスタン

※レッド(4段階の一番上:新たな陽性者が人口10万人あたり25人以上だった地域)。

【警告状態】

ホルモズガン、ファールス、ゴレスタン、シスタン・バルチスタン

(昨日から変更なし。)

※警告状態:イエロー(人口10万人あたりで新たな陽性者が1人〜9人)及びオレンジ(新たな陽性者が,人口10万人あたり10人〜24人)の地域。

(2)タヴァッコリー・テヘラン新型コロナウイルス対策本部副長官

テヘラン市の2週間の閉業が検討されている。

●(閉業措置の詳細について)完全なロックダウンも考慮されている。すなわち、救急機関や特定のサービスを提供する機関のみ、活動を許可される。すべてのオフィスワーカー・肉体労働者は休業となり、消防や病院、生活必需品を売るスーパーマーケット等、グループ1に所属する職種のみ、活動することが出来る。

●我々はこの2週間の閉業措置を強く勧告しているところで、幸い、市の幹部の多くはこの措置に賛成である。

(3)デルファーン郡長官発表

●ロレスタン州デルファーン郡で結婚式を開催した者、式に参加した者が国家新型コロナウイルス対策本部の決定を順守していないことを理由に逮捕された。

●(ロレスタン州は)レッド状態にある。従って予防対策のために必要な努力を行うべきだ。国家新型コロナウイルス対策本部の決定により、グループ3及び4の職種の閉業は必須で、郡内の各職種への視察は継続的に実施される。

(4)ヤズド州新型コロナウイルス対策本部発表

新型コロナウイルスの制御のための、各職種の活動に対する制限を再び1週間延長する。パン店や乳製品店、スーパーマーケット等を除く職種は明日(14日)から来週金曜日(20日)まで、15:30までの営業しか許可されない。レストランやファストフード店惣菜店、カフェは衛生上の規則を完全に順守したうえで、定められた時刻(15:30)まで、屋外であれば営業できる。夜間は店を閉め、客を受け入れないという条件で、電話による注文受付と自宅への宅配であれば営業できる。

(5)各グループの説明

●グループ1:生活必需品を扱うチェーン店、薬局・ドラッグストア、ナン屋、八百屋、スーパー、獣医・関係品店、精肉店、酪農品店、食品準備・テイクアウト業者、燃料・薬品・食品原材料業者、老人ホーム等、電気・ガス、暖房・空調業者、農業、鉱業、工業、漁業およびそれに付随する運送等業務、上下水道、官公庁、工業農協業関係及び自動車パーツ店、溶接・大工等、自動車・家電・電子製品等の修理業

●グループ2:アーケード、ショッピングセンター、非食料品を売るショッピングモール、スポーツの練習・試合を行う場所、聖域、巡礼地、モスク、礼拝所、菓子店、洋菓子店、ジュース店、アイスクリーム店、客を受け入れる料理店、男性理容室、自動車市場、車両にナンバープレートを付ける店舗、絨毯店、玩具店、家庭用品店、コピー店、内装業者、贈答品店、衣料品卸・小売店、布販売店、アトリエ及び写真店、不動産、カーテン店、家具店、靴・財布販売店、文房具店、仕立て屋、小間物店、化粧品・衛生用品店、菓子製造所、乾物店。

●グループ3:大学、神学校、技術・職業学校、語学学校、その他各種学校、図書館、保育園、屋内プール、映画館、劇場、博物館、庭園博物館、ホール、女性理容室、美容室。

●グループ4:社会的・文化的・宗教的な儀礼および集会の実施、レスリング・空手・柔道等接触の多いスポーツのクラブ、夜間学校、たばこ類を提供するカフェ、コーヒーハウス、チャイハネ、動物園、遊園地、行楽施設。)

4 感染者数が急速、かつ、大幅に増大していますので、最新情報を入手するとともに、以下を参考に感染予防に努めて頂き、感染予防のため最大限の注意を払って下さい。

(1)飛沫感染を防ぐため、マスクの着用、ソーシャル・デイスタンシングを心掛け、いわゆる「三つの密」(密閉された空間で、密集しての密接な会話)を避ける。特に不特定多数の人がいる密閉された屋内にいることを避ける。

(2)接触感染を避けるため、アルコール系手指消毒薬または石鹸と流水による手洗いを頻繁に行う。目、鼻、口などに触れる前に必ず手洗いをする。

(3)体調不良の時は外出を控え、咳やくしゃみがあるときは、マスクを着用し鼻と口を覆う。マスクがない場合は、咳やくしゃみのときに手で抑えず、鼻と口をティッシュなどで覆い、その後手洗いを行う。

5 その他関連サイト

(1)厚生労働省ホームページによる周知

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

ア 新型コロナウイルスを防ぐためには

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000596861.pdf

イ 一般的な感染症対策について

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000593493.pdf

(2)国立感染症研究所ホームページ

https://www.niid.go.jp/niid/ja/

(3)外務省海外安全ホームページ

【広域情報】新型コロナウイルスに関する注意喚起

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2020C018.html

感染症危険情報】イラン

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_046.html#ad-image-0

6 連絡先及び問合せ先

在イラン日本国大使館領事班

電話:+98-21-22660710(代表)

FAX:+98-21-22660746

e-mail:consular@th.mofa.go.jp

HP:http://www.ir.emb-japan.go.jp/jp/index.html

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