【注意喚起】新型コロナウイルスについて(その95:新規感染者数が11,780名、死者が462名となり、過去最悪を記録)

●本日(11日)、1日あたりの新規感染者数が11,780名、死者数が462名とともに過去最悪となっております。また、重症者数は、引き続き5,000名を超えており、現在まで高い数値で推移しております。感染者数が急速、かつ、大幅に増大していますので、感染予防のため最大限の注意を払って下さい。

1 イラン厚生省の発表によりますと、本日の感染者数等は、以下のとおりです。

(1)新規症例件数:   11,780名(うち3,339名が入院)

(2)累積症例件数:  715,068名

(3)新規死者数:       462名

(4)累積死者数:    39,664名

(5)累積治癒数:   536,105名

(6)重症者数:      5,601名

(7)検査実施件数:5,344,821件

2 1日あたりの新規感染者数は、本日過去最悪の11,780名、新規死者数も過去最悪の462名となり4日連続で450名を超えています。また、重症者数は、引き続き5,000名を超え、本日は過去最悪の5,601名に達する等、極めて高い数値で推移しています。

3 本日(11日)の当地における主な新型コロナウイルス関連報道は、以下のとおりです。

(1)ラーリー厚生省報道官発言

州別感染警告情報

【レッド状態】

テヘランイスファハン、コム、東アゼルバイジャン、南ホラサーン、セムナーン、ガズヴィーン、ロレスタン、アルダビール、フーゼスタン、ケルマンシャー、コフギルイェ・ボイェルアフマド、ギーラーン、ブシェール、ザンジャーン、イーラーム、ホラサーン・ラザヴィ、マーザンダラン、チャハールマハール・バフティヤーリ、アルボルズ、西アゼルバイジャン、マルキャズィ、ケルマーン、北ホラサーン、ハマダン、ヤズド、クルディスタン

※レッド(4段階の一番上:新たな陽性者が人口10万人あたり25人以上だった地域)。

【警告状態】

ホルモズガン、ファールス、ゴレスタン、シスタン・バルチスタン

(昨日から変更なし。)

※警告状態:イエロー(人口10万人あたりで新たな陽性者が1人〜9人)及びオレンジ(新たな陽性者が,人口10万人あたり10人〜24人)の地域。

(2)バンドペイ・テヘラン州知事の発言

ア 国家新型コロナウイルス対策本部から、テヘランにおける2週間の休業の提案がなされた。私(同知事)は、組織の長として、この提案に賛成した。

イ 本件(テヘランにおける2週間の休業)については、現時点ではまだ国家新型コロナウイルス対策本部において審議されていない。

ウ 「殉教者ソレイマニ計画」の枠組みに従って、厚生省及びバシジと協力しつつ、新型コロナウイルスの感染の連鎖に対処するための措置を実施する。また、医療機関の負担及び診察件数を減らすための取組を歓迎する。

(注:昨日の報道によれば、バシジの動員計画として「殉教者ソレイマニ計画」が発表されたとのことであるが、同計画の詳細は不明。)

エ 現在、テヘラン州内で6,500名の患者が治療を受けており、テヘランでの休業の提案は、医療機関の負担を減らすことを目的としたものである。

オ (グループ2、3及び4の職種の18時以降の活動禁止に関して、)本日の会合の結果、16の専門家チームが17時以降、市内の様々な地点で新型コロナウイルス対策本部の本決定の実施を監視する。加えて、治安部隊の約100のバイク・チームが、本決定の実施を監視し、違反者に警告を行う。

カ (グループ2、3及び4の職種の18時以降の活動禁止に関して、)昨日は45%が遵守した。

●グループ1:生活必需品を扱うチェーン店、薬局・ドラッグストア、ナン屋、八百屋、スーパー、獣医関係品店、肉屋、魚屋、酪農品店、食品準備・テイクアウト業者、燃料・薬品・食品原材料業者、老人ホーム等介護・看護施設、電気・ガス、暖房・空調業者、農業、鉱業、工業、漁業およびそれに付随する運送等業務、上下水道及び浄水施設、官公庁、工業農業関係、オーディオヴィジュアル、空調、エンジン、ポンプ等のスペアパーツ店、自動車パーツ店、ガソリンエンジンのスペアパーツ店、運送機材・スペアパーツの卸売店、溶接・大工等、自動車・家電・電子製品等の修理業。

●グループ2:アーケード、ショッピングセンター、非食料品を売るショッピングモール、スポーツの練習・試合を行う場所、聖域、巡礼地、モスク、礼拝所、菓子店、洋菓子店、ジュース店、アイスクリーム店、客を受け入れる料理店、男性理容室、自動車市場、車両にナンバープレートを付ける店舗、絨毯店、玩具店、家庭用品店、コピー店、内装業者、贈答品店、衣料品卸・小売店、布販売店、アトリエ及び写真店、不動産、カーテン店、家具店、靴・財布販売店、文房具店、仕立て屋、小間物店、化粧品・衛生用品店、菓子製造所、乾物店。

●グループ3:大学、神学校、技術・職業学校、語学学校、その他各種学校、図書館、保育園、屋内プール、映画館、劇場、博物館、庭園博物館、ホール、女性理容室、美容室。

●グループ4:社会的・文化的・宗教的な儀礼及び集会の実施、レスリング・空手・柔道等接触の多いスポーツのクラブ、夜間学校、たばこ類を提供するカフェ、コーヒーハウス、チャイハネ、動物園、遊園地、行楽施設。)

4 感染者数が急速、かつ、大幅に増大していますので、最新情報を入手するとともに、以下を参考に感染予防に努めて頂き、感染予防のため最大限の注意を払って下さい。

(1)飛沫感染を防ぐため、マスクの着用、ソーシャル・デイスタンシングを心掛け、いわゆる「三つの密」(密閉された空間で、密集しての密接な会話)を避ける。特に不特定多数の人がいる密閉された屋内にいることを避ける。

(2)接触感染を避けるため、アルコール系手指消毒薬または石鹸と流水による手洗いを頻繁に行う。目、鼻、口などに触れる前に必ず手洗いをする。

(3)体調不良の時は外出を控え、咳やくしゃみがあるときは、マスクを着用し鼻と口を覆う。マスクがない場合は、咳やくしゃみのときに手で抑えず、鼻と口をティッシュなどで覆い、その後手洗いを行う。

5 その他関連サイト

(1)厚生労働省ホームページによる周知

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

ア 新型コロナウイルスを防ぐためには

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000596861.pdf

イ 一般的な感染症対策について

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000593493.pdf

(2)国立感染症研究所ホームページ

https://www.niid.go.jp/niid/ja/

(3)外務省海外安全ホームページ

【広域情報】新型コロナウイルスに関する注意喚起

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2020C018.html

感染症危険情報】イラン

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_046.html#ad-image-0

6 連絡先及び問合せ先

在イラン日本国大使館領事班

電話:+98-21-22660710(代表)

FAX:+98-21-22660746

e-mail:consular@th.mofa.go.jp

HP:http://www.ir.emb-japan.go.jp/jp/index.html

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