新型コロナウイルス感染症関連情報(ウランバートル市、新たな防疫措置を発表)

 11月11日、モンゴル政府は、閣議にてアルタンボラグ(ロシア国境)から入国し、21日間の隔離を終えたウランバートル市在住の運転手1名及びその妻が新型コロナウイルス感染症に感染したことを受け、11月11日から13日までを期間とする感染拡大防止のための緊急措置を決定しました。

 また、モンゴル政府は、11月12日以降にフライトが予定されているチャーター便(11月25日の成田便を含む)について、フライトの中止も含めた運航計画の見直しを行う方針です。

 なお、今回の閣議決定に基づき、ウランバートル市は新たな市令(ウランバートル市令A/1241)を発出し、市民生活に関連するを新しい防疫措置を次のとおり発表しました。ウランバートル市によれば、同市令の運用は11月13日までを想定していますが、市中感染の状況によっては運用期間を延長する可能性もあるとのことです。

閣議決定された緊急措置の概要】

● ウランバートル市から外に出る全ての交通を11月11日午前2時から11月13日午後11時まで一時的に封鎖する。

● ウランバートル市内の全ての教育機関(学校、大学、語学学校等)を11月11日から13日まで閉鎖する。

● 全ての娯楽施設及びイベント(集会、会議、スポーツ及び文化行事、映画館やゲームセンターの営業等)を一時的に停止する。

ウランバートル市令A/1241の概要】

● 大勢が参加する会議、デモ、集会、大会、競技会、旅行、学習会、すべての種類のバー、子ども用遊戯施設、寺院、参拝施設、芸術文化・舞台等のサービス施設、スポーツ行事(スキー場、体育館、ビリヤード、サウナ、プール、フィットネス、ダンス、ヨガクラブ等)及び休暇施設、観光客用キャンプ、簡易宿泊施設の運営を一時的に停止する。

● アルコール販売、アルコール提供許可を持つ食料販売及びサービス機関(レストラン、カフェ、ハイパーマーケット、スーパーマーケット、ミニマーケット、食料品店、卸売り店)、食堂、食堂チェーン、スーパーマーケットチェーン、食品デリバリー店の営業時間を午前7時から午後10時までとし、制限された期間はアルコールの提供及び販売を行わない。

● ウランバートル市内の公共交通機関の稼働時間を朝は午前6時から午前10時まで、夜は午後5時から午後9時までの特別時刻割へと移行する。マスク非着用者は乗車させず、消毒を定期的に実施して運営する。

● 初等中等教育及び大学、職業専門学校、全段階の教育機関民間学童、幼稚園の運営を一時的に停止する。この決定を実施するに当たってはこれら教育機関を管理する、子供を起こりうる危険から守るため保護者なし(子供だけ)にしない、子供を公共の場に連れて行かないこと。

● 市当局は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大、インフルエンザ及びインフルエンザ様疾患の罹患、感染拡大の予防、医療サービスついての正確な情報を市民に対して定期的に提供する。

● 事業者は、サービスを受ける者に対して検温及び手指の消毒を行うとともにマスクの着用を習慣化し、マスクの着用や検温を拒否した客にはサービスを提供しないこととする。また、事業者は、大規模な市場、サービスセンターの内外の消毒を定期的に行う。

● ウランバートル市役所及び関連機関、市営工場、企業、機関に勤務する12歳までの子を持つ親に対し、これら機関の通常の運営を損なわないようにした上で在宅勤務(オンライン勤務)できる機会を設け、有給扱いとすることを上記機関幹部は許可する。

【問い合わせ窓口】

在モンゴル日本国大使館 領事・警備班

EMBASSY OF JAPAN IN MONGOLIA

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