●サントメ・プリンシペでの感染者増加に伴い、同国政府は、警戒状態から大惨事状態宣言に引き上げました。
11月9日、サントメ・プリンシペ政府は国内全土に、11月9日から30日までの間の大惨事状態を宣言し、次のとおり、新たな感染防止対策を発表しました。
1 10歳以上の全ての市民に対し、公共・民間の閉鎖空間、学校敷地内、自家用車内及び公共交通機関(運転手のみ乗車の場合を除く)において、マスクを適切に着用することを義務づける。
2 公共・民間の全ての場所において、ソーシャルディスタンス(最低1.5メートル)の順守を義務づける。一般に出入りできる施設において、色つきのリボンやペンキを用いて、床面や集合席にソーシャルディスタンスの印づけを義務づける。
3 全ての公共・民間建物及び一般に出入りできる施設の出入口において、水・石けん又は消毒液を用いた手洗いを義務づける。
4 公道での人の集合を、最大8人に制限する。
5 新型コロナウイルス感染者及び濃厚接触者に対し、自宅待機を義務づける。
6 25人以上の葬儀を行わないよう推奨する。新型コロナウイルス感染による死者の葬儀は、決まりに従って執り行う。
7 ミサ及び宗教儀式は、一般的な衛生対策を順守した上、教会又は寺院の収容可能人数50パーセントまでとし、2日に1日の割合で許可する。
8 会議は、一般的な衛生対策を順守した上、室内の収容可能人数50パーセントを超えない範囲で許可する。
9 市民によるレジャースポーツは、集団によるものを除き、許可する。現段階においては、ナショナルフットボールチームのトレーニング及び次回の国際試合は、全ての選手及びチームスタッフへの事前の検査を義務づけ、非公開を前提に、特別に許可する。
10 レストランは、店内の収容可能人数の半分まで、1テーブル5名までとし、関係当局により規定された開店時間により、営業できる。
11 市営市場は、一般的な衛生対策を順守した上、日曜日は閉鎖し、午前5時から午後5時までの開店時間により、営業できる。
12 新型コロナウイルス感染者への見舞いは、禁止する。
13 ディスコは、引き続き閉鎖する。
14 大衆パーティーや音楽イベントの開催は、禁止する。
15 海水浴及びダイビングに限り、一般的な衛生対策を順守した上、海岸に行くことを許可する。海岸での飲食や路上販売は、禁止する。
上記対策は政令により規定され、治安機関による巡視・パトロールチームが強化される。違反者に対しては、相応な罰金が科せられ、再犯の場合は、関係当局による捜査の対象となる。
【参考リンク】
○サントメ・プリンシペ政府/保健省公式フェイスブック
https://www.facebook.com/governostp/
https://www.facebook.com/MSaudeSTeP/
○外務省海外安全ホームページ(国別感染者数、各国・地域における入国・行動制限措置等)
○厚生労働省ホームページ(新型コロナウイルス感染症について)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
https://www.facebook.com/JapanEmbGabon/
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